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夫婦の会話3割増! 男女の違いマスター基礎基本

そもそも、男は火星人で、女は金星人だった。
                    ー心理学博士 ジョン・グレイ

『ベスト・パートナーになるために』2001,三笠書房

 「男女の心理には、根本的な違いがある。」このことを、アメリカの心理学者でベストセラー作家のジョン・グレイ博士は、男女は「異星人」だとする例えで表している。
 そのくらい男女は違うというのに、私たちはその違いを明確に学ぶことなく恋愛をする。そして、それぞれの両親というモデルしか知らずに結婚する人がほとんどで、共同生活や子育て、コミュニケーションの壁にぶつかり、悩み始める。
 私のように離婚危機に陥るまでいかなくても、パートナーとの関係にモヤモヤしている方は多いのではないだろうか?

初めまして。夫婦円満の専門家ちほです。ちほって何者?という方へ▶️Instagramのハイライト「自己紹介」をご覧ください♡

 この記事では、男性と女性の心理・性質の違いについて、「これだけは押さえておいて!」という3つを厳選し、分かりやすくまとめている。

💫「パートナーとのコミュニケーションが難しい。」
💫「パートナーと気持ちがすれ違っていて苦しい。」
💫「パートナーの言動に不満がある。愛情を感じない。」

 こんなお悩みがある方は、この記事の内容を心に留めてパートナーと関わることで、幸せな結婚生活を築く一助にしてほしい。



1、解決したい男性・共感されたい女性


 女性にとってのストレス解消法は「話すこと」。ただ単に話に耳を傾け、自分の気持ちを理解してもらうだけで、女性の心は満たされる。

 それなのに、妻の愚痴や悩みに、何かと解決策を提示してしまい、失望されてしまうのが男性。夫は心底妻を救おうと思ってアドバイスをする。良かれと思っての行動なのに、妻に不満げな顔をされて、訳が分からなくなるのだ。最悪の場合、自分は妻の役には立てないのだと自信を失い、妻の話に耳を貸さなくなることもある。

 「〇〇したらいいじゃないか。」「それは君の思い込みだよ。」などとアドバイスするのではなく、「それは大変だったね。」「君はよく頑張ってるよ。」。そう言って共感し、労ってもらうだけで、女性は安心して元気になる。1番身近な夫に認めてもらうことほど、精神の安定につながることはないのだ。

 「話を聞いてほしい女性の気持ち」「役に立ちたい男性の気持ち」。
これを互いに理解するだけで、夫婦の関係は変わっていく。


夫へのアドバイス:妻が落ち込んでいる時は特に、アドバイスはせず、ただうなづき、共感しながら妻の話を聞いてあげよう。

妻へのアドバイス:話をする前に、「ただ話を聞いてくれるだけでいいの。」と伝えよう。アドバイスが必要な時は別。


2、沈黙したい男性・喋りたい女性

 男女の問題解決法や思考法はかなり違う。
 考えたことを声に出しながら、共感してくれる相手と話す過程で問題解決を探っていく女性。それに対して、まず自分の内側で考え解釈し、自分なりに答えを出してから、それを表現しようとする男性。

 「何か心配事があるの?」と聞いても、男性が「いや、別に。」とか「大丈夫。」「心配しないでいいよ。」なんてそっけない答えを返してくる時はないだろうか。それは、「まだ答えが見つかっていない。一生懸命考えている最中。」という意味だと、女性は理解する必要がある。

 だが、そんな返答をされると、「私は必要とされてないんだ。」「私は相談されるほど信頼されてないんだ。」「もしかして何か隠してる・・・?!」なんて想像力豊かに思いを巡らせてしまいがちなのが女性。喋ることで精神を安定させ、相手との親密度を高める女性からすれば、相手が喋らないことは理解不能なのだ。
 
 だが、ここで夫の言葉を引き出そうとしたり、被害妄想に陥って夫を疑ったりするのはNG。相手は怒り狂うか、さらに自分の殻へと閉じこもることになる。


夫へのアドバイス:夫が沈黙すると、妻は不安になることを知っていて。 

妻へのアドバイス:夫が沈黙する必要性を理解し、あれこれ介入するのはやめ、自分を幸せな気分にすることに注力していよう。


3、狭く遠くを見る男性・広く近くを見る女性

 女性は自分を中心にした半径数メートルの物事に対し、細かな気配を察知する能力が高い。これは太古より、子育てをしたり、植物や貝を採取したりしながら生活してきたため。目の前を綿密に見る必要があるからだ。一方、狩りをしてきた男性は、ターゲットに照準を定めたら一点集中、そして獲物を探すときには遠くをざっくり見る。
 
 この違いが、家庭内で「細かいことに気づく妻」V S「気が利かない夫」の構図を生み出す(もちろん、細かいことに気づく夫もいるし、ズボラな妻もいる。「細かいことに気づく夫」が「ズボラ妻」に泣くケースもある。ある一部の家事にだけ神経質な夫もいる。その場合、妻を夫に差し替えて読んでいただきたい)。
 ニュースや携帯に夢中で話を聞かない、コップもゴミも片付けず、投げっぱなし・付けっぱなしな夫。全てに目を配り、家族の様子を敏感に察知し、家の中で誰よりもタスクを片付ける妻。
 「気づいてくれない、手伝ってくれない。」と傷つき怒る妻に対し、「手伝ったら手伝ったで、細かいことにガミガミうるさいじゃないか。」とさらに何もしなくなる夫。 
 男女の能力の違いを理解し、互いにおおらかな気持ちで向かい合いたい。


両者へアドバイス:互いに違う性質を持ち、それぞれの能力を持ち寄るからこそ、目的に向かって共に歩むことができる。夫婦は「チーム」なのだと知ろう。その上で、相手に上手に望みを伝える・相手の望みを上手に汲み取るコミュニケーションを学ぼう。


終わりに

 夫にも妻にも悪気は一切ない。むしろ、夫も妻も、それぞれが相手への愛を持って接しているのに、男女の違いを知らないことですれ違い、絶望し、諦めていく。そんな夫婦が1組でも減るよう願っている。
 さらに夫婦について学びたい方は、ちほの公式LINEで案内をお待ちいただきたい。ここまで読んでくださりありがとう!








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