【文章力】太宰治の限界を見る。

文章は自分が書ける世界を書くこと。限界を超えたら破綻し読んでもらえない。

作家の吉村昭は「三島由紀夫や川端康成にそば屋は書けませんし、書いてもいません。」と書き記した。「太宰治という作家は、津軽という土壌に生えている葦で、そこにこそ太宰治の基本がある。「斜陽」は、その限界を超えて旧華族の特異な世界の人たちを書こうとし、そして書いた」と書き残しました。

そうか。
「三島由紀夫がそば屋の食レポ」とおちゃらけて考えることが自分の品位を汚す。「三島由紀夫はそば屋の食レポは書かない」と体言止めで言い切ること。

【メモ】
・「三島由紀夫はそば屋の食レポは書かない」と体言止めで言い切ること。
・文章を書くなら、自分が踏み込んではいけない領域を自覚すること。