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インタビューの経験がなくても準備ならできる~京都ライター塾レポ記事第7回~

「ライターになるならインタビューができる方がいい」そう語るのはライター歴19年目の江角悠子さん。

ベテランライター江角さんが主催する学び場「京都ライター塾」。
今回は「インタビューのやり方」を学びました。

  • インタビュー当日は何をするの?

  • 取材するまでの準備は?

  • 話を聞きだすコツは?

など、実際にインタビューをしてきた江角さんのリアルなお話を聞けて、とても参考になりました!

人生を企画する楽しさに気付いた前回のレポ記事はこちら↓


企画を考えることの難しさ

インタビューのやり方講座の前に、前回出された課題「人物インタビュー」を作ってみてどうだったか、江角さんに問われました。

受講生の方の主な意見が

  • 媒体を探すのが大変

  • 企画の切り口がありきたり

  • 自分の書きたい記事と媒体が合わない

などなど…私も本当に苦労しました笑
もっといろんな媒体を知っておく必要があるなあと感じます。

その意見を聞いた江角さんは「なぜその人をインタビューする必要があるのかを考えてみましょう」とアドバイスをくださりました。

「有名人ではなく、取材するのは一般人。その人だからこそ語れる切り口だとより良いです」(江角さん)

江角さんが示して下さった例を示すと

  • 毎日焙煎しているカフェの店長がおすすめするおいしいコーヒー店

例のように「この人だから語れる、という説得力のある根拠があった方がいい」とも話されていました。

また、ライター塾のテキストには

・媒体のコンセプトを確認
・似たような記事のテーマはないか、検索してみる
・記事を書くことで、読者にどんなメリットが生まれる?

京都ライター塾テキストより

と、企画書作成が行き詰ったときに思い出すといいことが書いてありました。

インタビューする相手の魅力を引き出しつつ、読者にもメリットのある企画を立てる。まだまだ練習が必要だなと私は感じました笑

インタビューは準備が大事

「インタビューのやり方」を学んで思ったことが、インタビュー前の準備が肝心ということでした。

江角さんも「インタビューの経験がなくても、準備をすることはできる。準備が9割ですね」と仰っていました。

取材をするための具体的な準備がこちら

①取材先選び
②企画書作成(取材内容を説明するための取材依頼書)
③アポ入れ

【企画書に書く内容】
・自分は誰か
・媒体の説明
・取材をする目的
・取材日時の提案
・撮影許諾のお願い

京都ライター塾テキストより

取材先を選んだあと、そこに提出する取材依頼書の作成が1番気を使わないといけないなあと私は思いました。

なぜなら江角さんが「もし自分が取材されるとして、相手は何者なのか、どんな媒体に載るのか、なぜ取材先を自分に選んだのかがわからないと不安になりますよね」と仰っていたからです。

「インタビュー相手の時間を割いて取材させていただくという姿勢でインタビューをする」(江角さん)

ライターの仕事に限りませんが、常に相手の気持ちを考えて行動することが大切なんだなと気づきました。

また、江角さんからアポ入れの方法まで教わりました。
江角さんはアポ入れをする際、一度メールで取材依頼書を送り「〇日までにお返事をください」と書くそうです。そしてお返事が来なかった場合電話をかけるのだそう。

さらに江角さんは、取材に行く日と原稿を書く日を分けているそうです。ここは人によってやりやすい方法が変わってくるので、私も自分のスタイルを早く見つけたいなと思いました。

インタビュー当日は何する?

いよいよインタビュー当日!
当日の流れは経験した方しかわからないので、貴重な学びだったなと感じました。

インタビュー当日の流れはこちら

①改めて、インタビューする目的を共有する
②インタビューの段取りを決める
③録音の許可を取って、メモを取りながら話を聞く
④聞くべきことを聞いたら、インタビュー終了(撮影へ)
⑤いつ原稿を確認してもらうのかなど、今後の流れを説明

京都ライター塾テキストより

江角さんから「企画書を読んでいない場合もあるから、まずはこんな記事にしたいという目的を共有する」「先に話を聞いてから撮影することで、どこを撮影するべきか絞れる」ことを教わりました。

そして、聞きたいことをしっかり聞き出すための話の引き出し方10のコツも学びました。
笑顔でいる、相槌を打つなど日常でも使えることがいっぱいありましたが、中でも私が印象に残ったのが「わからなかったことは、その場で聞き直す」ということでした。

「バカだと思われてもいいからわからないことは聞く。読者に正しい情報を伝えることが大事です」(江角さん)

この言葉を聞いて、「自分のプライドが傷つくのを恐れるのではなく、読者に正しい情報を伝えるためなら質問できるなあ、なるほど!」と納得しました。聞くのは一瞬の恥といいますもんね!

そして江角さんは「相手の機嫌が悪くても淡々とインタビューをしていい。仲良くなることではなく、いい素材を集めるために取材をすることが目的です」とも仰っていました。

確かにその考えだったら、インタビュー相手とそりが合わなくても冷静に取材することができそう。読者のため、いい素材を集めるために取材をするという目的を見失わないことが大切だなと思いました!

私にできるのかしら…

「ここまでリアルな仕事の話を聞いていいのでしょうか?!」というくらい惜しみなくインタビューの現場について教えてくださりました。

でも、講座が終わると同時に「インタビューのお仕事って私にできるのかなあ」という不安が湧いてきました。

細かくインタビューのやり方について学べたぶん、それを今の自分ができるのかという現実味が出てきたのかなあと思います。

でも、やると決めたらやるっきゃない!
「経験がなくても準備ならできる」という言葉を信じて、少しずつ準備をしていきたいと思います。

課題も本格的になってきて、これがライターのしんどさか、と書きながら気が付きました笑

でも、私一人だけのしんどさじゃない。他の仲間も頑張っているので私も負けないように頑張っていきます!

読んでいただきありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします!

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