しずかにしてください。
結局、何が問題なのかよくわからなかったのですが、きょう週刊文春のデジタル記事を330円で買って読んだところ、そういうことかと分かりました。
最初は、正直なところ、示談金を払って解決済みなのに、週刊誌に訴え出るのはルール違反ではないかとさえ思ってたけど。9000万円という高額な金額と、意にそぐわない性的な行為という事実がひとり歩きして、なんだか中居君も大変だな、ぐらいの感じでした。
問題視されているのは、松ちゃんと同じ流れなんだけど、その裏にフジテレビの組織的な関与があり、プロデューサー側が断れない女性タレントやアナウンサーを上納していた、という闇の部分だという事です。
ジャニーズ問題から発展してこの数年は、日本の芸能界は、もうこの構図に対しての追求がすごいですね。しかも年始に毎回起きている気がするんですが。
迷惑な話ですよね。とにかく現場の若いスタッフがかわいそうという気持ちしかないです。他にも真面目にエンタメに取り組んでいる人たちがいっぱいいるのに。白なのに、黒が少しでも付けば、もうクロなんですね。
特に中居君は、アイドルですからね。小さい女の子の時からのファンもいるだろうし。でもMCとしてのタレントっていうのは、何か秀でた能力というのが見えないから、やっぱり自信がないとか、自分の中が空っぽで、置かれている立場とのギャップがあったのかなとか、同情的に考えてしまう部分はありますよね。
ジャニー喜多川氏と同じで、この問題はまだまだ続くだろうし、フジテレビという組織が何らかのアクションをとることになるだろうし。そうなってくると、2025年、日本のメディアの在り方がまた変わるという事になるのでしょうか。
そうなるといいですね。雨降って地固まるというか、これによってフジテレビなのか、芸能プロダクションなのか、そこにある悪しき風習や風評が一掃されて、本気でエンタメを作りたい人たちによって、楽しいテレビが帰ってくるといいですね。
年始のテレビ。ウチの9歳の息子は、ドリフの大爆笑で、大爆笑してましたよ。だってパロディのネタ元が「鶴の恩返し」ですからね。渡辺直美扮する鶴が「絶対にのぞかないで下さい」って言った後で、どんなオチが待っているのか。子供たちは、楽しそうに見てましたよ。
一方、別の番組では、さんまさんの声がかすれて聞こえないし、なんか笑顔も少なくて怖かったし。欽ちゃんも宇宙人みたいだし。和田アッコさんもソフトバンクがつくったアンドロイドみたいだし。
良いコンテンツはちゃんとあるんだけど、でも一方で、負の遺産というか、視聴者に目が向いていないんじゃないかという番組作りは、やっぱりあるんじゃないですかね。それは、あらゆる組織でいえる事であり、消費者、国民、視聴者、子供たちを楽しませる、幸せにするという論理で、世の中が動いているかどうか。どこかでまだ、あの昭和の世代の、かつての亡霊のような負の感情が、足を引っ張っているような気がしますね。
まあ、そんなとこですかね。なんかもやもやするので、頭をスッキリさせたくて。世論がうるさいと疲れるので、メディアの人たちは、丁寧に報道して自省して進んでほしいものです。