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休職銭湯日記⑮「寿湯」でTOKYOを感じる(台東区東上野)
昨日訪れたのは、東上野にある「寿湯」。2週間鹿児島の実家にいて、昨日東京に帰ってきたばかりだったので、久しぶりの東京の銭湯だ。券売機のところで韓国人がまごついていて、入口から混んでいた。人気の銭湯なんだ。期待感が高まる。
浴場の壁には富士山。よく見たら小さくパンダも描かれていた。そうだ、上野だもんね。お客さんは若い人が多く、インバウンドらしき外国人も3人ぐらいいた。
身体を洗って、さぁどこから入ろうか。ジェットバスの種類が豊富でワクワクする。あつ湯が今日は「マスカットの湯」で黄緑色のお湯に浸かった。熱い!温度計は42 ℃を指していたが、体感としてはもっと熱く感じた。このまま水風呂に行っても整えそうなぐらい熱かったが、いったん露天風呂に出てみる。
露天風呂のドアは外開きになっているのだが、ドアが浴槽の岩にぶつかりそうでぶつからないスレスレの設計で、狭いスペースを有効活用していて感心した。露天風呂はぬるめで休憩にはぴったり。整い用の椅子も置いてある。狭いのにポイントを押さえている。浴場も広くはないのに、常にカランのところに椅子と桶が置きっぱなしになっていないのも、狭さを感じさせない理由の一つだろうか。
いったん熱風呂に戻り身体を再度温めてから、水風呂へと向かう。水風呂は2人しか入れない小さな浴槽。水風呂では、いとも簡単に整った。私の中で銭湯スイッチが入った。存分に楽しもう。
銭湯で人間観察をするのが好きだ。タトゥーを入れている人は世の中意外と多いんだなと思ったり、ロッカーキーのゴムで髪を結んでお団子にしている人がいたり、やり方を教えてほしいぐらい美しく頭にタオルを巻いている人がいたり、いろんな人がいる。一人で来ている外国人は、銭湯にチャレンジしていてすごいと思った。Google翻訳が使えない場所で異国の地でルールに厳しい銭湯という場所で裸で挑むのはすごい。
牛乳瓶のような眼鏡をかけている女性が入ってきた。銭湯で眼鏡、よっぽど視力が悪いのだろう。眼鏡をはずして、小分けの袋をシャンプーなのかコンディショナーなのか、ものすごい至近距離で確認していた。あの人がシャンプーとコンディショナーを間違えずに無事に頭を洗えているといいなと心の中で思った。
上野のパンダ。狭さ。いろんな人たちがいる。東京に戻ってきたという感じがした。