消化管学会 胃腸科専門医試験2023 再現備忘録

<消化管学会 胃腸科専門医試験2023年再現>
 90分50問 
 全体的に選択肢から“誤っている”モノ選べが多い。症例提示問題は5問以下と少なく、内科の専門医試験のように検査所見や病歴から考えるような問題はなく、知ってるかどうか の問題が多いです。
 外科治療はガイドラインさっと見ておいた方が良いかもしれません。逆に外科医の先生は、内視鏡治療の部分が穴かも


 1個人の記憶頼りで完全な再現ではありません。各問題ごとの選択肢5個ずつ完全に再現するというよりも、50問中の一問でも多く、”こういう内容が出た”という情報を残すことに主眼を置いています。(-_-;)
間違っている箇所もあるかもしれませんので、微妙な部分はご自身でお調べになってください。大体の傾向把握に役立てて貰えると幸いです。

消化管学会は専門医過去問が今のところ本にはなっていません。公式な学会のテキストもないです。
基本的な勉強方法は 消化器内視鏡学会の専門医試験の過去問最新版の黒いやつ で代用し、各自弱点部分は消化器病学会や内視鏡学会のガイドライン参照するのが良いのではと思います。それで普通に受かると思いますし、何なら内視鏡専門医と同じ年に受ければ効率的かもしれません。
余裕があれば消化器病の過去問も?

もし時間的余裕があってプラスアルファで消化管の胃腸科専門医 過去問もどんな感じか見ておけば万全かと思います。

最悪、もし勉強する時間がなくて、かつ普段臨床忙しく活躍されていて、通常臨床の知識はバッチリな先生は、下記項目を前日勉強されたらイケると思います。

・ホルモン系
・内科医は外科手術
・通常臨床では遭遇頻度低いものの試験に出てくる疾患群→Polyposis症候群系、アカラシアと類縁疾患、若年性polyp・PJPの病理特徴、好酸球性消化管疾患、Collagenous colitis etc
・ルゴール、インジゴカルミン、クリスタルバイオレット以外の色素内視鏡
・+過去問で出てきた雑多な豆知識補強

消化管ホルモン 2題
・胃の蠕動抑制するのは→ コレシストキニン 
・胃酸の分泌抑制するのは→セクレチン 
胃酸分泌抑制:十二指腸壁の S 細胞から分泌されるセクレチンのほ か、GIP、コレシストキニン、ソマトスタチン
 因みに胃酸分泌亢進させるのは ガストリン、ヒスタミン、アセチルコリン 
 ホルモン系は盲点になりやすいと思います。ガストリン上がる疾患選べという問題もほかの専門医試験で出ていた記憶もあります。たしか腎不全でも上がります。

手術前まで経口摂取推奨されるものは?
気管挿管を伴う場合も、麻酔開始2時間前までは、むしろ糖質を含む清澄水の飲用を推奨。ERASプロトコールでは、手術前日夜に糖濃度12.5%の清澄水(PreOpR)を800mL、手術当日の術前2時間前までに400mLを飲用させることを推奨。
 他の選択肢には、・アミノ酸? とかが書いてありました。

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