ワインを飲んで先人たちに思いを馳せる
ワインを飲んで先人たちに思いを馳せている。
(昼間からワインを飲んでいるだけです)
ブドウをなんとかしてアルコールにした先人もすごいし、そこから派生して、これまで便利にしよう、儲けよう、と頑張ってきた人間て本当にすごくないか?
わたしなんて、目の前にあるペットボトルの水を飲むことしかできないのに、この水をこのペットボトルをつくるために汗水たらして頑張って働く人がいると思うと、世界は丸いですね。すげーなぁ…。(現在無職)
暇なので、お酒との馴れ初めでもどうぞ。
わたしとワインとの出会いは、およそ10年前。
家庭で飲まされたお酒は、ビール・ワイン・日本酒だった。
父が毎晩、日本酒で暇と負の感情を消していつのを見ていた。
ビールは苦くてだめ、日本酒も当時のわたしからすると度数が高すぎたので受け付けなかった。
残ったのが、ワイン。
母が唯一飲めたのが、ワインだった。
スーパーで売っている安価で甘口なライトワインだったので、口当たりがよく飲んでいた。家庭環境に起因することって多いんだな。今気づいた。
それから、飲み会ではカルーアミルク・カシスオレンジでなんとか乗り切っていた。
次第に、カルーアミルクの度数で耐性がつき、公の場でもワインを飲めるようになった。
居酒屋で出るワインは安価ではあったが、味が好みではないものが多く、無知なため、がんばって飲んでいた、という方が正確だろうか。
そして、頑張って飲んでいたおかげで、度数にも耐性がついた。
気が付いたら、はじめの一杯でワインを頼むようになっていた。
「とりあえず生で!」が無理だったので、とりあえずカシスオレンジで!が、この世の正解だったのだろうが、なんだかお金がもったいない気がして、初手でワインを頼む「変な人」になった。
このひっかかりが、飲み会では功を奏した。「え?ワイン?笑」とか「あのワイン好きな人」みたいな形で覚えていただいた。ときには、わたしのかわりにワインを頼んでくれたり一緒に飲んでくれたりする、そんな飲みにケーションができあがっていた。
これは、「わたしがわたしでいていい」という、自己肯定感となった。
このきっかけが、お酒だったからよかったのか?とも思う。
変とか嫌われるとか疎外感とかを感じる前に、酔って気持ちよくなるか、気持ち悪くなって一時避難するか…そんな適当な場だったからこそ、「わたし」が保てたのかもしれない。
話は変わるが、自己肯定ができた似たような瞬間を思い出した。
それは、中学校の共学から、女子高への進学だった。
男性の目を気にせず「好きに振る舞う」これが、「わたし」をつくっていった。
それまで気付けなかったこと、男性の目があったから無意識的に行ってきたことなどに気付けたのだった。
(まさか、ワインと女子高進学に共通点があるとは、notoさまさまである)
それから、ばかみたいにワインを飲んだ。
そしてあるとき、やらかしてつづけて(全然盛大ではないけど自分の中では塵積って山となるでした)ワインが飲めなくなった。体が受け付けなくなった。
これは、まずい。
飲みにケーションの場では何か自分がハッピーになれて、ばかになれて、気持ちよくなれるお酒が必要だからだ。
そこで登場したのが、日本酒だった。
ワインを飲んでいたときから、日本酒を嫌がる私を面白がってくれる人間たちが、チビチビと耐性をつけてくれていたようで、日本酒への移行はかなりスムーズだった。
高めのアルコール度数をチビチビといく、という飲み方はワインと似ているからだろう。
そうして日本酒が大好きになった。
当たり前だが、日本の料理に合うので、食べ物も胃に入れる頻度が高くなるし、そうするとたくさん飲めるし。そんな過程で耐性がついて、たくさん飲めるようになったのだった。
現在、白ワインを飲んでいる。超甘口のデザートワインだ。
安価なものの、貴重なワインらしくて期待していたが、赤ワインしか飲めなかったのに本当においしいと感じる白ワインだ。
開かずの間(キッチンの冷暗場)から、ワイングラスを引っ張り出してきた。
こんなのグイグイのんでしまう。昨日はとりあえずグラス半分くらいにとどめたが、今日は冷蔵してあったためかなりデザート感と飲みやすさが増している。
こんな昼間から…おいしいです。
昨日は、飲んだ1~2時間後くらいから早速頭痛がはじまったが、今日はどうかな。
このデザートワインに合うシャーベットなどがあればなおよい。
お酒が飲める、アセトアルデヒドが分解できるDNAを持っていてよかった。
ん?逆かもしれない。
アルコールを飲むことでしか、この世の負から逃れられない精神力なのかもしれない。
そんな適当なことが言えるのは、しっかりアルコールを摂取しているからですね。
なんだかピアノを弾きたい気分ですから。
(弾けるとマウントしておく)
さて、水をバカみたいのに飲むか!!!