今年の函館開催、もう終わっちゃった。「サヨナラ」が早すぎるよ…
昨日の函館2歳Sにて完敗だったラインパシオン。馬体がグッと増えていたら、少しは上位も見えるのではと考えていたのですが…。
・単勝200倍超の最低人気。
・芝初挑戦のダート勝ち上がり馬。
・鞍上は今年デビューしたての新人騎手。
・馬体重400kg未満の小柄な牝馬が、前走から負担重量4kg増加。
結果は14頭立ての13着。
下馬評通りと言えばその通りですが、筆者は無謀な挑戦とまでは思いませんでした。
前走を「逃げ」て勝ち上がってきた馬が多く、また気性の若い2歳達ならば、スタート直後の主導権争いがきっとあるはず。それを馬群の中団で眺めながら、脚をためる作戦。
血統を見れば、父は芝向きのスピード馬を多数送り出すシルバーステート。
母イナズマアマリリスはファンタジーSの勝ち馬で、阪神JF・5着の芝マイラー。
しかも父シルバーステートに母父スエヒロコマンダーの血統構成では、前年にシュシュトディエスが芝の新馬勝ち。
書き出してみたが、悪くない。むしろ自分が陣営の1人だったら、期待してしまう。
ただ、心配だったのは小柄な牝馬が中1週のレース間隔で、どこまで馬体を回復出来るのか。
今回、馬体重は逆に減っていましたね…。
芝初挑戦や鞍上よりも、この一点に尽きる気がします。
母がファンタジーSを制した時の馬体重は434kgでした。
本馬もプラス40kgとまでは言わないが、あと20〜30kgは欲しいかな。
ダートに回帰するにしても、軽すぎてパワー不足がネックになりそう。
当日輸送は体重減少のリスクがあるから、ローカルの滞在競馬か福島・中山開催(本馬は関東馬)でどうだろうか。
特別戦だと見習い騎手起用による負担重量の軽減がないから、1勝クラスは手堅く平場(一般戦)が良さそう。
そう書いてはいるものの、秋の中山開催でアスター賞やサフラン賞、あるいはカンナSに出走してきたら、相手関係や成長次第では悩む事になりそう(なんじゃそりゃ)。
最後に。
今回の函館2歳Sは1番人気馬による優勝と穏当な結果でしたが、その父はキタサンブラック。その産駒はマイル〜中距離への出走が多いだけに、血統フリークとしては今回の決着はちょっと意外でした。
今後は同父産駒による短距離路線での活躍が増えるのでしょうか。
短距離専門の種牡馬達からは、ため息が聞こえてきそうです。
余談ですが、筆者の応援馬券はニシノラヴァンダの複勝。
今年の馬券の連敗記録を更新していましたが、やっと止まりました。
それでは。