👷「阪神競馬場は来年春まで工事中です」
生まれた年も、牧場も同じサートゥルナーリアとアドマイヤマーズ。現役時にはG1の大舞台でも競い合った2頭。今は種牡馬として社台スタリオンステーションにいます。今年は両者の産駒のデビューイヤーです。
2024年7月。先月から始まった中央競馬の2歳新馬戦、そろそろ2か月が経過します。
自身の産駒達が続々と勝ち上がっている、とのニュースが2頭の耳にも届いている様です。
サートゥルナーリア(以下サートゥル)「(近づきながら)やぁ、マーズ。聞いたよ、いきなり3勝の固め打ちだって?」
アドマイヤマーズ(以下マーズ)「(遠くを見つめたまま)あぁ、福島と小倉でな」
サートゥル「やるな~」
マーズ「本音は先月の東京芝マイルで勝ちたかったけどな」
サートゥル「東京の芝マイルか〜。やっぱり子供達はNHKマイルCの父子制覇を目指すのかい?」
マーズ「大変だけどな。マイラーの子はマイルを目指すもんさ。まぁ俺自身、皐月賞で負けなければマイル専門じゃなかったんだろうがな」
サートゥル「(照れながら)いや~、皐月賞勝つの大変だった~」
マーズ「(鼻をブルンと鳴らし)まぁ良いさ。今年の目標は阪神JFと朝日杯FSだ。阪神コースは嫌いじゃない」
サートゥル「えっ、聞いてないの?阪神競馬場、しばらく使えないよ?」
マーズ「(顔をサートゥルに向き直して)まさか中山でやろう、って言うんじゃ?!」
サートゥル「(涼しい顔で)代替開催は京都でやるらしいよ。確かデイリー杯2歳Sで勝ってたよね」
マーズ「(落ち着きを取り戻し)そうか、京都か…」
サートゥル「中山は相性良くなかったよね」
マーズ「皐月賞の1敗だけだよ!」
サートゥル「(自身がホープフルSと皐月賞のG1・2勝を挙げている競馬場だけに)中山開催まだかな?そろそろかな?」
マーズ「まだひと月以上先だよ!!」
2頭の間でこんなやりとりがあったとか、なかったとか。
おしまい