『かわいい仕草』が名前です!ラブリーサイン(後編)
後編はラブリーサインの紹介からです。
先ずは血統構成ですが、母父ダンスインザダークと父エピファネイアの相性は上々の様です。牝馬では22年に未勝利→サフラン賞を連勝して、阪神JFに出走したサンティーテソーロ(3勝クラス)が頑張っています(23年末時点)。
さて、ラブリーサインは11月に京都・芝1400mでデビュー。初戦を芝1400mに設定したのは伯母ビウイッチアスのフィリーズレビュー(阪神芝1400m)での好走を踏まえての選択でしょうか。ここを4番手追走から3着に入り、芝適性を確認。2戦目の前走は中1週というローテーションの影響か、マイナス10kgの馬体減&出遅れで見せ場なしでした。
次走は未定ですが、前走の大敗だけでのダート転向はまだ早いかな、と見ています。理由として、一つはデビュー戦で芝の良馬場に対応出来ている事。二つ目は前走の結果は前述の通り、ローテーションに起因する可能性がある事。他には父エピファネイアの産駒は芝馬の比率が高い事、などが挙げられます。
スタミナや気性の兼ね合いもあるので一概には言えませんが、距離延長は好手かも知れません。同期のエピファネイア産駒で既に勝ち上がった牝馬を距離別で見ると、1800mが最多。1400m以下はセントメモリーズのみですから、短距離は少し忙しいのかも。
前編で名前の挙がったデアリングタクトやステレンボッシュ。彼女たちの様なG1での活躍を未勝利の本馬に期待するのは時期尚早すぎるのですが、そこはお正月だもの。競馬ファンなら誰でも、推しの馬が上のクラスで活躍する姿を夢見たいじゃない。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。