本音は無意識の会話に出る
先日、美容室に行った。
転勤した町ではなかなかしっくりと来る美容室がなかったことと、仕事も辞めて自由時間が沢山あったこと、当時はずーっとその美容室だったから安心感もある。以前住んでいた町へ1時間半かけて通い始めて2年程。その時間は、むしろ気持ちの良いドライブにもなっている。
会話の相性も良く、都会の大きな美容室のリーダーをやっていた経験もある方なので、センスが良いしお勉強もしているから、新しいことを提案してくれるのも嬉しい。
遠くから通っているからか、カットやパーマ後は、一緒にランチも付き合ってくれて美容室へ行くのが楽しみの一つとなった。
先日は、カラーとカットをお願いした。終わりに近づき、どこに食べに行くか相談を始めた頃、
『あ!眉毛!』
そうそう!前から私も気になっていたのに、言うのを忘れていた眉毛カラー!思い出してくれたので追加。
ご飯は近くの人気フレンチのテイクアウトを電話で予約し、後で取りに行くことにした。
少しパタパタした。そんな時は、人の本音が出やすいと私は思っている。眉毛パーマが終わり、鏡を見せられて言われた一言。
『少しは垢抜けたでしょ?』
確かに、おしゃれではない。自分以上の自分に見せる必要がないと思っている。男らしさ女らしさって言葉にはウンザリしているし、化粧などにも反発しているタイプ。
こうやって書きながら、その場面を客観的に見ている自分が笑ってる。
はいはい、それが事実ですとも。でもそのたった一言で、いつもあんなに褒めてくれていた言葉は全てサービストークだったのねと思ったある日の私の人生。