#3映像業界で生きていくためには
皆さんこんばんは。
私はテレビの制作会社で1年半ほど働いた後、映像の制作会社で1年ほど働きました。
その経験を踏まえて、今日は映像制作で食べて行こうとしている方に向けて、「映像業界で生きていくためには」というテーマでお話していきます。
アシスタントディレクター
まずはテレビの制作から。
テレビ業界は、分業制で成り立っています。一人の人が取材から編集までを担当するのではなく、取材は○○ディレクター、編集は○○ディレクター、という風に分かれています。
そしてテレビのアシスタントという仕事は、このディレクターが仕事がしやすいようにサポートする仕事です。ディレクターが取材に行くときは、カメラの準備をしてあげる。ディレクターがナレーション原稿を書くときは、その資料を準備してあげる。PD(プログラムディレクター)がネタを決めるときは、その資料を準備してあげる。そんな仕事です。
アシスタントディレクターは、基本取材に行きません。情報制作局に限った話かもしれませんが、取材に行くのはディレクターだけです。行けたとしても街頭インタビュー位です。
なので、アシスタントディレクターは取材力を身に着ける事が出来ません。あくまで雑務をこなすだけです。なので、通常ディレクターに上がるには3年ほどかかります。バラエティーだともっとだと思います。
映像制作の仕事の中でも、アシスタントディレクターというのは割に合わないと感じる人が多いと思います。テレビの局員なら1年でディレクターに上がれるからです。局員と制作会社の人間には雲泥の差があります。それは、ディレクターへの昇進のスピードが物語っています。
本当にテレビが好きで、テレビがどうしても作りたいという人以外、おススメはしません。私もそこで続かなくて辞めてしまいました。
YouTubeの編集
次に務めたのは、YouTubeの編集業です。あるアイドルの女の子の旅動画を一本の動画に仕上げる仕事でした。
YouTubeの仕事はかなり自由で、編集を一から全て任せてもらえました。しかし、給料は20万円なかったと思います。
というのも、映像編集の世界では、after effectが使えてこそ高給取りになれるのです。premire proが一通り使えるだけでは、安く買いたたかれてしまいます。
どんなにいい映像に仕上げようが、どんなにクライアントに忠実に作業をしようが、after effectを使用した業務でなければ、給料は雀の涙です。
20万円でもまだいい方で、もっと手取りが少ない方もざらにいる様です。
なので、映像編集だけではもうからないという事を、皆さんには理解して頂きたいです。
おススメは、aftereffectを学んで力をつける事です。私は今スキルを付ける事を目指しています。