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人生の棚卸し

 私の思春期や青春時代は

 父との心の軋轢で大半を占めていた…

 
 互いの時代背景もあるので

 しようがないとはいえ

 
 若い私には理解しようにも

 父のことが理解し難かった…


 家庭を持ち

 社会経験を経て

 厳格で無口で不器用な

 父の精一杯の愛情を今やっと

 受けとめることが出来た…


 現代社会で父のような性格では

 とても適応出来なかったことだろう…

 人は、この世でのお役目が終わったとき

 寿命が尽きるのかもしれない…


 お盆期間を経て

 不必要な心のわだかまりを解消し

 今まで辿ってきた人生を棚卸しする…


 若い頃は

 どう生きれば良いのか分からなくて

 今にしてみれば

 色々なことを過大解釈して

 悩んだり考えたり…

 しかし

 若い時悩んだ熟慮しやすい資質が

 優れた性格で、自身を助けてきたことにも気づく…

 若い時は

 損な性格だな…と悩むことも多かったけど

 決して無駄ではなく

 むしろ私にとって人生を切り拓くための

 必要不可欠な資質だったのだ…


 亡くなってからわかることもある

 歳を重ねてからわかることもある

 
 若いころ、自分が大嫌いな時期もあったが

 そんな時期もあったからこそ

 今歳を重ねて

 自他ともに許容範囲がひろがり

 若い時より

 自分が大好きな自分がいる…


 これまでの人生は

 そんな自分になる為のレッスンだったのではないだろうか…


 



 

 

 

 

 

 

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