テントセン神戸 公募展『ねこじゃらけ』レビュー
テントセン神戸で開催中の公募展『ねこじゃらけ』を観に行きました。
JRと阪神の元町駅からは徒歩5分ほどの距離。集合ビルの4階にあり、1階の入り口は少しわかりづらいかもしれません（私は地図アプリを見ながら一度前を通り過ぎました）。
階段下に看板が出ているのがありがたいですね。
公募展『ねこじゃらけ』は、2月22日の猫の日をきっかけにスタートしたのだそう。今展では、12名の作家が描く個性豊かな猫が集いました。
【出展作家】※敬称略、順不同
星野桂／charlie／ささの／Ao／あおポン／ねずみ／mikenek03／ゆずみかん／halni64／5G／KAYO／kyo
展示スペースは、オーナーが手作りで準備されたそうです。
A4やミニキャンバスなど、手頃なサイズと価格設定の作品が並びます。
※作品単体の接写はせず、展示風景のみなら撮影可能とのこと。
展覧会のメインビジュアルに使用されている作品（展示スペース中央、左端）は、『D.Gray-man』（略称、Dグレ）などの代表作で知られる漫画家の星野桂先生。
これだけ豊富な色彩を扱いながら、一つの画面で美しくまとめられているのが凄いですね。マグカップのスケッチは、テントセン神戸を訪問された折に描かれたものだそう。
保護猫活動もされており、一緒に暮らしている下半身付随の猫「三太」「チョロ」を主役に描いた*ZINE『COFI COFI』も展示されています。
*ZINE（ジン）とは、企業や個人が自由に作成できる冊子や自主出版物のこと。
昨年11月に東京・渋谷の「Gallery ecrii」で開催された個展で販売された同誌。今回は展示のみという形でしたが、手に取って読むことができてよかったです！
展示内には、普段Xなどでイラストを拝見しているあおポンさん、halnyさん、Aoさんの作品もあり、猫好きな私は色々な猫さんを拝むことができてほくほくした気持ちに。
会期2日目に訪れましたが、初日に多くの方が来場されたとみえて、既に感想ノートにはたくさんのメッセージが書かれていました。グッズの販売もありましたので、数点お迎えしました。
会場となったテントセン神戸は、「絵を描く人のためのセカンドアトリエ」を公式サイトに標榜するとおり、カフェを併設したコワーキングスペースでもあります。
基本料金 500円／1時間（フリードリンク付き）、平日フリープラン1,500円／1日、土日祝フリープラン2,500円／1日。画材の貸し出しあり、食べ物の持ち込み可能。
漫画の勉強会やコピック作業会、テントセンマンガサークルなども主宰されています。静かに作業がしたい方には、個人向けスペースや、木曜日の「もくもく作業デー」がおすすめ。
常連さん同士で創作意欲を高めあう雰囲気が自然と出来上がっている、そんな居心地のいい場所なのです。
この日は日曜日だったため、カフェでお昼をいただくことに。
ギャラリーで偶然会うことのできたDグレ好きの方々と話が弾みました！
（とらみさん、ひげねこさん、さくらさん、ありがとうございました！）
なんというか……、家感が凄い。アットホームな空間とオーナーの親しみやすいお人柄のおかげか、何時間でもいられちゃう。自分の趣味の時間が確保できる、作業ができるという意味では自宅より居心地がいい。常連のご様子のさくらさんが「竜宮城」と形容されていたのも納得です。
自分も画材や本を携えて通いたくなりました。片道1時間ぐらいかかるんですけどね。しかし、それだけの魅力があります。自宅では本をゆっくり読むこともままならず、喫茶店難民だったので、こんな素敵な場所が家の近所にもあればいいのに……！！と拳を握りました。
小腹が空く時間帯になると、パンケーキのいい香りが店内に漂います。「食べる？」と聞かれ「欲しいです！」とみんな即答。
話し込んでいるうちに夜になり、あっという間に閉店時間に。22時まで営業されているのも魅力ですね。大学時代に戻ったかのような楽しい一日をありがとうございました！
興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてくださいね！
[information]
公募展『ねこじゃらけ』
⚫︎会期 2025年2月15日（土）〜2025年3月2日（日）
※2月15日は13:00から、3月2日は17:00まで
⚫︎会場 テントセン神戸
⚫︎住所 兵庫県神戸市中央区下山手通3-2-14林ビル4階
⚫︎営業時間 12:00～22:00
⚫︎定休日 月・火・水曜日
※カフェ営業は土日祝日のみ、平日はフリードリンク付きのコワーキングスペース（有料）
⚫︎観覧料 無料
⚫︎アクセス 各線 三宮駅から徒歩8分 JR/阪神 元町駅 東口から徒歩5分
⚫︎電話 070-4326-3243
⚫︎URL https://www.tentosen-kobe.com
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