製造時代の話をしようか。(たぶん日記)
高等学校卒業後、製造業の加工員として勤務した。
詳しく言うと自動車部品関係の製造業で、仕上げ加工員として、地元の工業地帯にある会社に勤務しだした。
ライン作業で第一工程の仕事。
仕事内容といえば、ハサミを使ったバリツミ(製造過程でできた余分な部分を切る加工)、モランと呼ばれるスポンジ生地のついたシール貼りをしていた。
シールは防水加工として規定の位置に貼ること、バリツミ1つの製品から3か所の部分に数個あってそれらをラインが流れ切る前にしないといけない。
第一工程とあって、出来上がった製品を専用のハンガーに10本ずつかけて、検品もする。
最初の検品で不具合が出たら上司に報告もしなければならない。
製品を取るのに毎日走りっぱなしで、ハサミを使う繊細な工程だからすごく気を遣う。
不具合が出たらどこまでが許容範囲かを迷うし、それでもラインは進んでいく。
おまけに残業が2時間ある。
正直きつかった。
一番きつかったのは、ラインの終点で作業できなくなりそうだったらラインを止めなければならない。
大きな音が鳴る、光る。
しっかりと耳に残っている。
いわば、「仕事ができない」のレッテルを張られる。
貼る作業なのに私自身がはられるとは…
途中でセル作業(一人作業)に変えてもらった。
作業台にて全行程を一人でする。
鳴らさなくてよくなったので楽になった。
でも、「仕事ができない」という噂が耳に残る。
仕事は難しいけど、学ぶ工程はすごく大事。
じゃないとおいていかれる。
ライターのお仕事を現在はしているけれど、知識を取り入れることも、それについて深く学ぶことも大事だと思う。
最近のトレンドとか仕事のこととか。
でも楽しい。
調べることが好きだから。
製造時代の話をしたけれど、みんなブラックには気をつけて。