自分、ZAZEN BOYSのド素人なので

今年2024年1月24日、ZAZEN BOYSのアルバム「らんど」が発売された。前作「すとーりーず」から12年ぶり?ネット上(※おもに自分の観測範囲内での旧ツイッター上)では「向井、そろそろZAZENの新譜出してくれよ~」みたいなのが散見されたりしていた中でのやっと?の新譜発売。
自分も買った。聴いた。そしてアルバム発売に先がけて先行公開されていた「永遠少女」のMVを見た。

自分は基本的に「アルバム発売前に『アルバム先行』的に発表されたものは、アルバムを聴く前には見聴きをしない」と決めている。(ラジオ等のプロモーションで「それではアルバムの中から1曲お聴きくださいー」みたいなやむを得ない場合は除く) なのでこのMVもアルバムを聴いてから初めて見た。
初めて見て「‥ZAZENって、音数は少ないのになんかこぅ、"厚み"がすごいよな」と、ZAZEN BOYSど素人みたいなことを思ってしまった(楽曲自体のことは皆さんやいろんなところで言及されているのであえて省く)


・・そぅ、自分はZAZEN BOYSど素人なのである

可能であれば文字を大きくして表記したいくらい、

そぅ、自分は、ZAZEN BOYSど素人なのである。


ZAZEN BOYS、ナンバーガール解散をリアタイしている自分は「‥む、向井のやることなのであれば…」とZAZENの1枚目の音源的なのは買って聴いたのかな?解散のショックがそれなりなダメージだったのか、どうも受け入れられなくて「う~~~ん・・・」ってなったし、多分当時買ったZAZENのCDは処分してしまった。処分した時の記憶は色濃くある。
それから一時期別ジャンルに興味が行ったりして邦楽ジャンルのチェックが全体的に手薄になっていた時期もあった。
向井は自分の中で永遠のヒーローなので、時折「ZAZEN、なぁ~‥」と興味的な触手が動く時期もあったけど、いわゆる「どこから入っていいか分からない」状態だったので、なんとな~く遠~目に見ている日々もあったのかもしれない。なんなら別ジャンルに気が向きすぎて向井のことを忘れていた時期もあったかもしれない(それでよく「向井は自分の中で永遠のヒーロー」なんていえるなオイ)

そんな中(?)2019年のナンバーガール再結成。再結成から再解散までのあの期間は、自分は「ボーナスタイム」だと思っていた。(旧)ツイッターのフォロワーさんでナンバーガールを解散後に後追いで知って、あの再結成時期に無事(?)ライブを見れた方もいたので、それは非常に喜ばしいことだし、あの時期は「ナンバーガール解散後、後追いで知った皆さんに対してのナンバーガールお披露目時期」だったのだろうな、くらいのニュアンスでいた。
(こんなスカした感じでいるけど、あの期間は自分もそれなりに必死にはなっていた)

で、コ‥ナの影響で急遽無観客になってしまった2021年5月4日のTHE MATSURI SESSION。実はあれ、チケット取れていた。チケット取れて大興奮した。だけども発券前に無観客開催が発表されたから、チケットの現物的なものを見ることなく払い戻し手続きだったけど、「せめて、席がどの辺りだったのかだけでも知りたかった」ってなった。
再結成のナンバーガールが見たくてチケット先行的なものに申し込んだけど、チケット取れて「‥自分、ZAZENのことは全く知らんぞ‥」とも思った。
で、当日無観客配信はガッチリ見たけど、

‥ZAZENやっている向井の方がカッコいいしステキだよ‥✨

ってなった(※自分は基本的に向井に対する感性がガバガバなので話半分で受け流していただけると助かります)
再結成ナンバーガールは、単体で見ると「"あの時"の鮮度や勢い的なものを極力落とさず体現できているの、さすがだな」くらいのものはあったけど、ナンバーガール→ZAZEN の順番で見ると、やっぱりというか「"あの時"の精度の高い体現と、無理のない"今"」という感じはした。「昔からあまり体型が変わってないから、当時買った服がまだ着れるんだよ~」だけど、やっぱり「今買った服の方が似合う」みたいな、そんな感じ。再結成ナンバーガールの向井もよかったけど、ZAZENの向井の方がステキだった、みたいな。

このライブの前後でもZAZENはライブの配信等をやっていたような記憶。(なんか、ニコニコ動画のチャンネルで配信していたの無かったっけ?)そういうのは極力見て「『ZAZEN BOYS』ってこういう感じなんだな~」と思っていた。

2019年のナンバーガール再結成を機に再び火が付いた自分の中での「向井~~✨」な感じ。再結成ナンバーガールは2022年に再解散したけど、なんか「‥これを機に向井の行動、もっとちゃんと追ってみようかな」という気持ちになった。
2023年8月6日に開催されたMATSURI SESSIONも配信でがっちり見た。その公演含め、その前後で行われていたライブで新曲(今回のアルバムに入っている曲)を演っていたり等、「‥アルバム、いよいよ出るんじゃね‥?」みたいな気運が高まっているようには感じられた。


そして出た、2024年1月24日に。自分は1月26日に拝聴。

(旧)ツイッターでは「フラゲ日(1/23)なのに店頭に在庫が無い!」みたいな話題が出たり、フラゲ日にゲットして聴いた人の感想や、自分のTLには今作のプロモーションのためのいろいろな媒体のインタビュー等がそれなりに流れてきていたが、そういう中で「賛否両論あるかもしれないけどー」という文言を用いている方やインタビュー媒体をちらほら見かけた。

「賛否両論あるかもしれないけどー」、その文言の意味は、今作を聴いて、ZAZEN BOYSど素人な自分でも分かった。

ZAZEN BOYSど素人な自分でも、比較的ライトなリスナー側の中になんとな~くある・漂っているように感じられる「ZAZEN BOYSっぽさ」みたいなのがあるのは、なんとな~く、分かる。ど素人なりに自分の中にもそういうイメージみたいなのは、ある。
そういうのとは離れているな、とは思った。
自分は「‥向井が今やりたいことは、こういうことなんだろうなぁ」と思った。ど素人なので、過去作品との比較ができないのでね。

今作を聴いたあとに、さきにあげた「永遠少女」のMV見てコメント欄も見たけど、この曲自体賛否両論あった、みたいなことが書いてあって「そうなんだ~」と思ったし、コメント欄も 賛9.5:否0.5 みたいな印象は受けた。否の人はなんかこぅ、向井に、こういう形での説教(?)をされたくない・してほしくないのかな、みたいな、そう思ってしまった。
自分が推しバンド・推しアーティストの作風の変化で聴くのを止めない性質だからかもしれないけど、「まぁ、言いたいことややりたいことが変わるのは仕方ないよね」みたいな、そういう感じではある。(やはり、自分が過去作品との比較ができないのでなんともいえないところもあるけど)

リリースツアーのチケットの先行が行われていたのは知っている。気にはなったけどやはりいかんせん自分はど素人なので、先行は見送った。
で、今作聴いて「ー、ライブ行きたい」となった。そう思った時は、自分が一番行きやすい東京の会場はソールドアウトしていた。「まぁ、じゃあ仕方ないか」となった。これまでど素人生活を送ってきていた自分が悪い。
そんな中、去る2/3、東京の会場の立見のチケットが発売された。チケットサイト先着とあって、久しぶりにPCの前に待機、午前10時になるまでF5キー連打をした。

それにより不肖私め、ZAZEN BOYSのライブに初めて行くことと相成りました。

邦楽ジャンルを追っている時期がムダに長いので、「推し対象のアルバムリリースライブは、音源聴く前に行われる先行でいかにチケットを取るか・チケットが取れるか」みたいになっているので、「音源を聴いて『ライブ行きたい』という感情」になったのも久々だし、それによってチケット取りにやや必死になったのも久々だし、「音源を聴いて『ライブ行きたい』という感情になる」という、ある意味「本来の、正しい衝動」みたいなものに駆られたのも久しぶりだなと思ったし、自分にまだそういう衝動が起こる感覚みたいなものがあった・残っていたんだなとも思った。


自分はZAZEN BOYSど素人なので今作「らんど」に対しての評価等はできないけど、こういう文章を書き連ねたくなるほどには自分の中では、ど素人なりに、なにかしら思ったり感じたりするものはあったのだろな、と。そういう感じです。




ど素人なりの見当違いな余計な雑感

※ここからは見当違いなことばかり記載されています。



本当はこういう判断・指標はいけないのだろうけど、(旧)ツイッターでナンバーガール・ZAZEN・向井関係でこちらが一方的に信頼をおいているアカウントの方が数名いるのだけれど、その方たちが「(自分は)今回のアルバムは良い」という旨の投稿をされていたので、「その方たちが称賛しているんだったら、いいか」みたいな、そんな感じにもなっている。(繰り返すけど、自分が過去作品との比較ができないので) 向井は「この世は嘘ばかり・嘘だらけ」といっているけど、その言葉に則るなら「『この世は噓ばかり』『嘘だらけ』という言葉もウソですよね」となるけど(※そもそも向井は自分の言葉の真偽自体はどうでもいいのかもしれない。「自分はこう思ったからそう言っている」みたいな?)、そもそもなにが真(まこと)なのかなんていうのは誰も辿り着けるものではないだろうし、「ヒトの数だけ正義がある」みたいなのは皆分かっているから、嘘ばかりの世界でヒトの数だけ正義があるなら、「じゃあ自分の正義・真(まこと)はこれで行きます」みたいな、そんな感じだなぁ~、みたいな。「この世は嘘ばかり・嘘だらけ」だったら、自分がこれを信じるというものを信じて指標にしていくしかないじゃん、みたいな。ZAZENのアルバムを評するの対してずいぶんと大げさだけど、自分が基本向井に対する感性がガバガバなのと、今作に対して極論をいってしまうと、昨年相次いだ訃報の記憶も色濃いので「‥推しの現行の活動を追えて、最新の作品に触れられて、前作から今作までの間、大病も患わず法も犯さず、音源をまとめられて、プロモーションのための各媒体のインタビュー等に応えられるくらいの社会性を保持し続けていてくれた」だけでも十分すぎるくらいにありがたいじゃん、と。


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