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親世代が聴いたアナログレコード
私のお部屋に積み重なっているアナログレコード。
その中には自分で入手したもの以外に、両親が若いころに聴いていたレコードもあります。
それらのレコードが購入された時代は親世代が若かりし頃。
つまり年代的には1950年代~60年代のものが中心になります。
幼少期に初めて目にしたときには「誰なんだろう?」くらいにしか思えなかったビーチボーイズやザ・プラターズなどの洋盤アルバムは、
今ではどれも大切な一枚になっています。
中古レコード店で探すと、稀に結構なお値段になっているものもあったりするとびっくりします。
子どもの頃は何となしに聴いていたレコードたちは、
私の音楽趣向の入り口になっていると思われます。
ビーチボーイズでサーフィンミュージックの存在を知り、
ザ・プラターズはDoo-Wopの魅力を教えてくれました。
今日はそんな親世代からのアナログレコードの中から、
面白い一枚を紹介させてもらいます。
竹越ひろ子さんの「東京流れもの」
<1965年リリース>
この辺りの歌謡曲は、おそらく70代くらいの方々だと
ご存知の人も多いかと思われます。
私は大人になってから初めて聴きました。(2,3年前に実家の物置から出てきた)
ジャケもインパクトがありますが、それ以上に曲が”やさぐれ感”に溢れていてびっくりしました。
これはジャンルで言ったらた「演歌」でしょうか?
所謂「昭和歌謡曲」と呼んだほうがよいのか。
もうジャンルなんてどうでも良いくらい強烈なサウンドなのですが、
なんだろう、幼い頃に遠くから聞こえていた様な五感的な何かを感じます。それが記憶なのか懐かしさなのか、正体は不明です。
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かっこいいと思える私、変ですかね?
この時代のトレンドなのか、とにかく原色がまばゆいばかり。
それにしてもB面の「放浪」も曲名がブレていないですね。
曲自体もA面の「東京ながれもの」に似たフレーズに聴こえますが、とても良い曲です。
竹越ひろ子さん、かっこいいです。
気になり出してwikipediaを見てみたら、力道山に見出され歌手デビューとありました。
なるほどジャケットのインパクトが凄いだけではなく、
歌唱力も素晴らしい訳です。
他の誰かに例えたいのですが、いや誰も浮かばないです。
藤圭子さんに近い系統だろうか?でも全然違う感じがします。
良い音楽は時代・ジャンルを超えて胸に迫ります。
良いものはやっぱり良いですね。
親世代から引き継いだ素敵なアナログレコードの紹介でした。
聴いたことのない人はこちらを。ぜひ聴いてみてほしいです。
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最後まで見てくださりありがとうございました。