CSVファイルを全銀協フォーマット(JBAフォーマット)へ変換するツールを作成するには、次の詳細な手順とポイントを押さえることが重要です。効率的かつ効果的な作成方法を段階的に説明し、比較例も含めて解説します。
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1. 基礎知識の確認
全銀協フォーマットについて
全銀協フォーマットは日本の銀行間で使用される標準的なテキストファイル形式で、主に口座振込や給与振込に用いられる。
固定長フォーマットが採用され、文字数やデータの配置位置が厳密に決まっている。
必要な仕様書
全銀協フォーマット仕様書を必ず参照する。
振込区分、コード、金額、銀行コード、支店コード、受取人名の配置順と文字数を理解する。
使用可能な文字セット(半角英数字・カタカナなど)を確認する。
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2. ツール作成の全体設計
必要な機能
1. CSVファイルの読み込み
各列(カラム)をマッピングする機能。
2. データ検証
入力データがフォーマット仕様に従っているか確認。
不正データを報告する機能。
3. 全銀協フォーマットへの変換
固定長テキスト形式での書き出し機能。
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