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Windows「フォト」アプリの自動化

目次

 * 自動化の目的と概要

 * 自動化の実現方法

   * 2.1. 方法1: AutoHotkeyによるキーボードベースの自動化

   * 2.2. 方法2: Power Automate DesktopによるUIベースの自動化

   * 2.3. 方法3: PowerShell + UI Automationによる高度な自動化

 * 自動化の最適化ポイント

 * サンプルコード(Power Automate用擬似コード)

 * トラブルシューティング

 * 拡張性

 * 実装例の実行手順(AutoHotkey)

 * 注意点とメンテナンス




Windows「フォト」アプリの自動化について、さらに詳細に掘り下げた説明を以下に提供します。特に「画像選択→編集(消去)→保存」の連続作業を自動化する具体的な手順、最適化手法、実装コード、使用ツール、トラブル対応、拡張性までを徹底的に解説します。質問の意図である「効率化」を最大限に実現する視点で構成します。

1. 自動化の目的と概要

目的: 「フォト」アプリで画像を選択し、「編集」モードで「消去」を適用し、保存する一連の作業を自動化。特に「消去」をデフォルト選択に近づけ、複数画像の連続処理を効率化。

概要: Windows標準機能や外部ツール(AutoHotkey、Power Automate、PowerShellなど)を活用し、マウス操作や手動クリックを最小限に抑えた自動化を実現。

2. 自動化の実現方法

方法1: AutoHotkeyによるキーボードベースの自動化

概要: AutoHotkeyスクリプトでキー入力とタイミングを制御し、フォトアプリの操作を自動化。

必要なもの:

AutoHotkey(無料、公式サイトからインストール)

テキストエディタ(メモ帳で可)

詳細手順:

インストール: AutoHotkeyをダウンロードし、インストール。

スクリプト作成:

新しいテキストファイルを作成し、拡張子を.ahkに変更(例: photo_automation.ahk)。

以下を記述:

autohotkey

#SingleInstance Force

#IfWinActive ahk_exe PhotosApp.exe ; フォトアプリがアクティブな場合のみ動作

F5:: ; F5キーで自動化開始

Send {Ctrl down} ; Ctrlキーを押す

Send {e down} ; 編集モードへ (Ctrl + E)

Sleep 50

Send {e up}

Send {Ctrl up}

Sleep 500 ; 編集画面の読み込み待ち

Send {Tab} ; 「トリミングする」から「消去」へ移動

Sleep 50

Send {Enter} ; 「消去」選択

Sleep 1000 ; 消去操作の待機(手動操作が必要な場合)

Send {Ctrl down}

Send {s down} ; 保存 (Ctrl + S)

Sleep 50

Send {s up}

Send {Ctrl up}

Sleep 500

Send {Right} ; 次の画像へ

return

実行:

スクリプトファイルをダブルクリックで起動。

フォトアプリで画像を開いた状態でF5キーを押す。

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