ティラノビルダーで3時間ほどの短編ノベルゲームを制作するためのガイド
1. 必要なもの
ティラノビルダー(無料版または有料版)
プロット・シナリオ:短編のためシンプルなストーリーを準備します。
キャラクター画像:登場キャラクター用に数種類の立ち絵を用意。
背景画像:シナリオに合わせたシーンごとの背景。
BGM・効果音:各シーンの雰囲気を演出する音楽や効果音。
PC・ブラウザ:開発環境やテストに使用するため。
2. 制作の手順とチェックリスト
Step 1: ストーリー構成・シナリオ作成
シンプルで完結するストーリーを構成。
キャラクターやプロットにメリハリをつけることで短編として引き込む。
チェックリスト:
[ ] シナリオ全体のプロット完成
[ ] 各シーンごとの分岐と台詞を用意
Step 2: 画像や音声素材の準備
ティラノビルダーではPNG画像が使用可能で、透過PNGを利用してキャラクター立ち絵を活用。
BGMや効果音を各シーンの内容に合わせて配置。
チェックリスト:
[ ] キャラクター画像(PNG形式)準備
[ ] 背景画像をシーンごとに準備
[ ] シーン別のBGM・効果音の用意
Step 3: ティラノビルダーでの編集・シーン作成
ティラノビルダーで新規プロジェクトを作成し、シーンを作りシナリオや画像、音楽を追加。
チェックリスト:
[ ] シーンの基本レイアウト作成
[ ] シナリオに沿ってキャラクター・背景を配置
[ ] 各シーンで必要な音声を追加
Step 4: 分岐の設定・デバッグ
分岐を設定し、プレイヤーが異なる選択肢に応じたシーンに移動するよう調整。
チェックリスト:
[ ] 分岐により異なるエンディング設定
[ ] テストプレイでエラー確認・修正
3. ビジネスアイデア
有料配信:特定プラットフォームで販売、もしくは広告収入を得る。
コラボレーション:他の作家やアーティストと協力して独自のコンテンツを制作し、ファン層を広げる。
教育・企業コラボ:教育用や企業のストーリーテリングに応用可能。
イベント販売:同人イベントやオンラインマーケットで販売し、ファンコミュニティを形成。
4. 注意すべき点
ライセンス管理:使用する画像や音楽素材の権利確認。
ストーリーの適切性:短編でも倫理的な配慮が必要。
ユーザビリティ:ノベルゲームはプレイヤーの集中を保つシンプルなインターフェースが重要。
5. 簡単な連携システムのコード例
キャラクター選択や分岐用のコード
[if exp="player_choice == '1'"] :ジャンプ先 *エンディングA [else] *エンディングB
画面タッチやクリックで進行するシーン用コード
[click] *進行
6. メリットとデメリット
メリット
低コストで開発可能:素材を用意すれば、コード知識なしで短編ゲームを作成可能。
短期間での制作可能:1-2週間程度の作業でリリース可能。
商用展開も可能:独自の物語を短編として有料販売。
デメリット
システムの柔軟性が制限:ティラノビルダーでは複雑なシステムや3D表現が難しい。
他のゲームエンジンに比べて自由度が低い:デザインや機能に制限があり、他のエンジンに劣る部分もある。