「適当」と「杜撰」
「適当」と「杜撰」は異なる意味を持ちます。
1. 適当(てきとう)
-*意味: 状況や条件に合っていること、ふさわしいこと。
-*使用例: 「彼はこの仕事に適当な人です。」(この仕事にふさわしい)
-*他の意味: 「いい加減」や「無作為に」という意味でも使われることがあります。この場合、しっかりとした基準や理由がなく行うことを示します。
- 例: 「適当に選んで」(深く考えずに無作為に選ぶ)
2. 杜撰(ずさん)
-*意味* 注意が行き届かず、細部が雑であること。
- *使用例: 「彼の仕事は杜撰だった。」(彼の仕事は雑で不注意だった)
「適当」に対して「杜撰」は否定的な意味合いを持ち、注意や配慮が不足していることを指摘する際に使います。一方、「適当」は文脈によってポジティブにもネガティブにも使われる表現です。