xcelで請求額を自動算出するシステムを構築するための手順

xcelで請求額を自動算出するシステムを構築するための手順と必要なシステムコード(Excel関数とVBAコード)を示します。


### 1. Excelの構成


#### シート構成


1. **「設定」シート**: 単価や各種設定を入力する

2. **「勤務表」シート**: 日付、勤務開始時刻、終了時刻を入力する

3. **「請求額」シート**: 各日の請求額と月額請求額を表示する


### 2. 「設定」シートの作成


以下の項目を含むテーブルを作成します。


| 項目 | 値 |

|--------------------|----------------|

| 月額料金 | 例: 300,000円 |

| 平日日額料金 | 例: 10,000円 |

| 平日超過料金(時給) | 例: 1,500円 |

| 休日日額料金 | 例: 15,000円 |

| 休日超過料金(時給) | 例: 2,000円 |


### 3. 「勤務表」シートの作成


以下のように表を作成します。


| 日付 | 勤務開始時刻 | 勤務終了時刻 | 勤務時間 | 超過時間 | 日額料金 | 超過料金 | 日合計 |

|-----------|--------------|--------------|----------|----------|----------|----------|--------|

| 2024/07/01| 09:00 | 18:00 | | | | | |

| ... | ... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |


### 4. 「請求額」シートの作成


以下のように表を作成します。


| 日付 | 日合計 |

|-----------|--------|

| 2024/07/01| |

| ... | ... |

| 月額合計 | |


### 5. Excel関数の設定


**勤務時間**と**超過時間**の計算(「勤務表」シート)

- 勤務時間: `=IF([@勤務終了時刻]-[@勤務開始時刻]>1,[@勤務終了時刻]-[@勤務開始時刻],0)`

- 超過時間: `=IF([@勤務時間]>TIME(8,0,0),[@勤務時間]-TIME(8,0,0),0)`


**日額料金**と**超過料金**の計算(「勤務表」シート)

- 日額料金: `=IF(WEEKDAY([@日付],2)<=5,設定!$B$2,設定!$B$4)`

ここから先は

830字

¥ 1,500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?