恋愛弱者に至るまで~くそがき編~
人はいかにして恋愛弱者になるのか。
それぞれに理由はあるんだろうけど僕は恋愛コンサルタントでもなんでもないので、自分の事を書いていく。(今回は初告白の話)
恋愛で付き合うという結果に至るには日本文化においては告白という行為が必要だ。(浅い知識で海外ではそうでもないらしいという事を聞いた)
僕が初めて告白をしたのは小学6年生の時である。
クラスの中でかわいいと思っていた子(以下ももちゃん仮名)で仲も割と良かったのだが、くそがきだったのでどう恋愛に発展するのか知らなくて付き合うためにみたいな行動はしてこなかった。でもなんとなくドラマで見た場面とかから想像して、ありきたりなんだけど修学旅行で、ももちゃんのイニシャルのキーホルダーと自分のイニシャルのキーホルダーを買ってももちゃんの事が好きです!付き合ったらお揃いのキーホルダー付けよう!って書いた手紙を渡した。その場で返事を聞けば良かったんだろうけどなんか恥ずかしくて「明日に返事教えて!」って言って当日は家に帰っちゃったんだよな。
そして翌日、学校に行ったらクラス中でのっぺくんがももちゃんに告ったという噂とももちゃんと仲の良い女友達が僕の告白の手紙を読んでこっちを見てるのが目に入ったんだよ。それを見てあ〜いまからからかわれるんだろうなと想像して防衛的に「告白したのも罰ゲームだもん!す、好きじゃないし!」って言ってその場を収めちゃった。
その場はなーんだと言ったような反応であっけなく終わり、そんな事を言ったもんだから告白の返事も聞けず、僕の小学生恋愛編は終わりを告げた。
というよくある小学生の恋愛事情なんだけど、実はさらに後日談がある。
告白が嘘になった日の翌日から卒業の日まで、ももちゃんが筆箱にプレゼントしたキーホルダーをつけていた事を僕は忘れない。
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