厳しい2024年の幕開け!日本の古い街並みの弱点を早急に補強すべき
能登地方の家屋の倒壊、大規模火災など、これほど壊滅的な被害となった背景には、街の低い耐震化率と、高い高齢化率があり、これは、日本の地方都市共通の問題と考えられます。
私の従兄弟は何人かは、七尾市能登島に住んでおり、ここ数日安否の確認に追われていました。
能登島は両親の実家があり、子供の頃から何度も訪れており、第2の故郷と言っても過言ではありません。
輪島市や珠洲市にも訪れたことがあり、静かな平穏な海辺の街並が印象的でした。
しかし、珠洲市では、市内にある住宅約6000軒のうち、国の耐震基準を満たしていたのはわずか51%。全国の耐震化率87%と比べても極端に低い値です。
これは、 新耐震基準が適用された1981年以前に建てられた古い木造住宅が多く、高齢化に伴い耐震化工事もなかなか進んでいないためです。
家主が亡くなったり、高齢者施設に入ったりして、市全体に空き家が増加し、手入れが行き届かずに老朽化しているケースも少なくなかったとみられます。
ところが、以外にも木造家屋が密集した地域の面積は大阪市が一番多いのだそうです。
国や地方自治体の優先課題のーつとして災害に強い都市作りをもっと加速して行っていくべきではないでしょうか?
特に大阪市では、何千億円も投じて万博を開くより、災害に強い都市作りを優先して行っていくべきと思います?
近い将来起きるとされている南海トラフ地震に備えていくためにも、2024年の新年早々発生した今回の災害を教訓として、国民全体で考え、行動していく必要があると強く感じた次第です。
災害に強いまちをつくるためには、まず、災害が起きても、燃えない・壊れないまちにする必要があります。
そのため、不燃化・耐震化を進めていくことが課題です。また、地域で災害弱者をサポートする体制づくりを促進し、若者や事業所の防災対応力を高める必要もあります。
こういった想いを強くした2024年の年頭となりました。