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ガンダムの映像作品でどれを見た方がいいか聞かれたとき用のお勧め具合①

主観的に書いておりますのであまり深く捉えられないようお願いします

①機動戦士ガンダム(TV 全43話)

言わずと知れたファーストガンダムですが流石に40年以上前の作品ですから映像の見た目的には全43話を見るのは結構厳しいかも知れません

アムロやホワイトベースクルーやそれに連なる人たちの成長を見つつ、シャアをはじめとしたジオン内部の政治的な駆け引きを見るためにはお勧めです

大きな設定として携帯電話やカメラが使えないミノフスキー粒子というのがあるのでデザインは古めかしく見えます

ちなみに北米では新機動戦記ガンダムWを先に放映し、その次にこの作品を放映したらガンダムWの方が人気が高かったそうです

10段階評価であれば6といったところでしょうか

②機動戦士ガンダム(劇場版 3部作)

テレビ版を編集し直してダイジェストにした作品のように思われますが
意外と新録しなおしている部分があったりします

またテレビ版で結構重要なエピソードもカットされているので、雰囲気としてはテレビ版を全部見るのが苦痛な人向けにはお勧めです

音響はこちらの方が聞きやすいです

一気に見れるという意味合いで、10段階評価で7くらいだと思います

③機動戦士Zガンダム(TV 全50話)

機動戦士ガンダム(以下ファースト)から5年を経た続編です
こちらも40年近く前になるので映像の粗さは目立つもののファーストよりはまだ見ることが出来ます

前作主人公アムロやそのライバルシャア、ホワイトベースの艦長ブライトの年月の経過を感じさせつつ、新たな主人公カミーユ・ビダンのナイーブな少年時代を描いています

この作品ではアムロよりシャア登場回が多くシャアとはどんな人物なのかということも語られていきます

ファーストより地球圏における主導権争いや軍部の台頭といった政治色を濃くした内容になります

コロニーという舞台や宇宙での艦隊戦を多く描いているので、米ソ間の宇宙競争の間を生きていた人たちの描いた未来を垣間見れます

また主人公の乗る機体が前半と後半で分かれるのもこの頃から始まります

10段階評価で言えば7くらいです

④機動戦士ガンダムZZ(TV 全47話)

機動戦士Zガンダム直後の作品となります

前作主人公であるカミーユがあることでリタイアし、その代わりに新主人公ジュドー・アーシタというジャンク屋(秋葉原の電気街のスラム版のようなもの)達の逞しい様を描いています

カミーユやブライト以外の人物があまり描かれておらず、アムロとシャアに至ってはなぜオープニングアニメーションに登場しているのか分かりません

ただこの作品は前作のZガンダムがあまりに暗かったので、当初ギャグ要素を多くしていこうという風潮があり人によっては前半は若干退屈気味になります

後半は前作のラストに出てくるハマーン・カーンという元ジオン軍が終結したアクシズの首魁と、ハマーンの元部下で反乱を起こしたグレミー・トトと、ジュドー率いるガンダムチームの三すくみになり話がシリアスになります

私が一番最初に見たガンダムシリーズはこちらでしたので印象深いです

こちらは個人的には10段階評価で9を付けますが、他の見た方からの意見を読むと6くらいで落ち着きそうな気がします

⑤機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場版)

アムロとシャアの因縁が終わる作品です

地球人類に絶望したシャアに対して、希望を持ち続けるアムロという構図が描かれております

ファーストとZの暗さを引きずりつつ地球の滅亡を回避するというシナリオなので、見た後に救われない感じがすると思います

こちらはテレビでの宣伝の影響が大きかったので個人的には好きなのですが
ファーストの劇場版に比べると陰鬱さを感じさせるため、こちらも評価が分かれそうだと思います

2時間映画であることも踏まえ、10段階評価では8くらいといったところです

⑥機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OVA 全6巻)

ファーストと同じ時間軸で別の地域を描いた作品です
別のコロニーと北極が舞台になっております

作品としては他作品の主人公達と一切関係のないところで新型ガンダムを開発する連邦軍と、その機体を奪取するか破壊する作戦を実行するジオン軍の駆け引きを、戦争ごっこが好きな少年アルフレッド・イズルハの視点から描かれています

日常生活のシーンが多く主役となるガンダムも4話まで動かないので、MSが好きな人にとっては若干退屈かと思われます

ただ戦争の悲惨さという本来のテーマを見るには少年視点からの方が分かりやすいと思えるので、一見の価値はあると思います

それまでのガンダムをはじめとする一年戦争のMSのデザインと打って変わって曲線を主体とした機体が多いので、最初は困惑することが多いかと思います

ですが、それを含めて価値のある作品だと思いますので良ければ見ていただけると幸いです

10段階評価で7くらいだと思います

⑦機動戦士ガンダム0083 STARDUSTMEMORY(OVA 全13巻 及び 劇場版)

こちらはファーストとZの間を補完する作品となっております
ミリタリーテイストながら前作0080のメカニックと統合性を図ったデザインのMSが多種出てきます

主人公はMS好きの士官候補生コウ・ウラキ、ライバルに当たる人物は生粋のジオン軍人アナベル・ガトーで半人前の士官候補生と士官の考え方の違いを主に描いております

連邦側はガンダム開発計画とそれに伴う人間のストーリーが描かれており、対するジオン(デラーズフリート)はそれを奪取して戦略的な地球への攻撃をする話となっております

一番の特徴は中立企業アナハイムエレクトロニクスのエンジニア、ニナ・パープルトンが元彼(ガトー)と今彼(コウ)の間で揺れるところで当時から結構批判がありました

とはいえZでなぜ連邦軍からティターンズが独立したかというバックボーンも描かれているのでZを見ようと思うのであれば一応見ておくと予習が出来ると思います

10段階評価で7辺りだと思います


次回に続きます


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