【前編】Pluto EP10の感想
はじめに
NamtanとFilmが主演を務めるタイGLのPluto。
愛し合いついに結ばれたAioonとMay。よかったね!そして同じタイミングで目覚めたOom。
しかしOomは記憶喪失でMayの事だけしか覚えていない様子。Mayを手放したくないAioon。でも自分がMayの失明の原因だと知ってしまい…?Ep10です。
きれいなラブシーンと悲しさの詰め合わせパックなEp9後編の感想はこちら。
AioonMay Unlocked
事故の日の夜
2022年。
家でテレビを付けながら針仕事をするおばあちゃん。テレビでは悲惨なバイクと自動車事故のニュースが流れます。ふと目をやるとそこに映ったのは倒れたAioonのバイク。
白い車は猛スピードでバイクに衝突し、バイクに乗っていた人たちは重症あるいは死亡してるかもしれないーーBenの事故のニュースですね。
ショックを受けたおばあちゃんは、裁縫道具を落とし、そのまま倒れてしまいます。
その物音に気づいたOomが「おばあちゃん!」と駆けつけます。「Ai!Aiどこにいるの!?来て!」とAioonを呼ぶも返事はありません。
そしてそのまま病院へ運ばれるおばあちゃん。
病院に駆けつけたAioonはOomに尋ねます。
「おばあちゃんが死ぬまで、あんたはこんなバカな事続けるつもりなの?」と泣きながら怒るOom。もっともです。
そんなOomの言葉に何も言い返すことができないAioon。Oomはずっと"おばあちゃんに心配かけないで"とおばあちゃんの事を心配しています。
病院から出るといつも仲間たち。
Pangに聞かれ、もう大丈夫と答えるAioon。
良かったとKosolも言いPangもほっとした顔をしてます。そしてAioonはKosolに尋ねます。
「よくない…昏睡状態だ」と険しい表情のKosol。
医者からは最悪の状況になることも覚悟しておいた方がいいと言われたと続けます。
友達が死ぬかもしれない…その状況に言葉にならないAioon。3人の空気も重く苦しいです。
そんな重たい空気の中Kosolが言い出します。
「全部あのクソ野郎のせいだ!次にあったら覚悟しとけよーー
「わたしものった!」とPangも声を合わせます。そんな中ひとり冷静なAioonは「ねぇみんな…」と声をかけます。
Benが昏睡状態でおばさんは悲しみに暮れている、そんなことしてていいの?何をしてるの?と頭を抱え落ち着こうと必死な姿に苦しいです。
お金を稼いで毎日過ごしていただけ
ミニスカート姿のAioonの手を引っ張り、足早にどこからか連れ出すOom。Aioonにはめずらしい格好してますね。
離してよ、と手を振り解くAioonにOomは尋ねます。
「大学に通うためのお金を稼ごうとしてるのはわかってる。バイクの支払いをしたりーー
「全部、人生を変えたいからやってるんでしょ?」とOom。視線を逸らしうつむくAioon。
ただ毎日お金を稼いで生きてきただけだよと話してたAioon。こんな風に暮らしていたんですね。
「でもこんなバカみたいなやり方はやめて欲しい。
なんでも引き受けて、夜遅くにお酒の臭いをさせて帰ってきて、おばあちゃんが心配してるの分からないの?」と続けます。
知ってるでしょ?」というAioonに「だからこうして抜け出す道を一緒に探してるんじゃない」とOom。
口調はきついけどAioonを心配しています。
おばあちゃんの事も心配してるけどAioonの事も心配してるんだよねOom。
みんなそれぞれ家族のことを愛しています。
そしてOomは続けます。
「お金は貸す。だから勉強して。危ない仕事やお酒を飲むような仕事はしないで。おばあちゃんに心配かけないで。」その言葉に何も言い返せないAioon。
「卒業したら返してくれればいい」とOom。
言い淀むAioonに「それでもやだって言うなら、ホステスの仕事のことも全部おばあちゃんにバラすからね」と優しく脅します。
Aioonはホステスさんをしていたからこの格好だったのか。Oomの言う"全部"には大学のことも含まれているんでしょう。
Ep6でおばあちゃんに嘘の卒業証書が見つかるまでOomはずっと内緒にしてくれていたんだね。
「いい?分かった?」と念押しし、Aioonに家に帰るように言います。あんたはどうすんの?と聞くAioonに、「これからデートなの。おばあちゃんにも言ってある」とOom。
抜かりないOomにやってらんない顔のAioonです。
ちゃんと帰ってよ?とAioonに言いながら電話に出るOom。もしもし?待ち合わせの場所にいるよ?と話すOomのもとに1台の車が到着。
Aioonも自分のバイクに寄りかかりながらやって来た車の方に目をやります。妹のデート相手がどんなやつなのか気になるよね。お姉ちゃんです。
運転席の窓ガラスが下がり、顔が見えそうなその時、バイクからヘルメットが落ちてしまいます。慌てて拾いに行くAioon。
そして運転席にはMay!!!!
いつまででも待つよ。と甘い言葉をかけるOomに
さぁ乗って、とMay。
落ちたヘルメットを拾い、壊れてないか確認して振り返った時には2人の乗った車は出発したあと。もしかしたら、こうやってAioonとMayの出会うチャンスはたくさんあったのかもしれません。
はぁーーーーもう演出!!の気持ちのままOPへ。
Aioonの決断
Mayの家。Oomの記憶喪失でAioonはどうするんだろう…と心配していた前回。寝室のベットでMayも元気がありません。
家政婦さんから全然食べてないと聞いて、Mayにご飯を買ってくるTon。「食べたくない」と断るMayに「食べたら可愛いくいられるよ?」とからかうTon。
Tonの励ましは失敗。まったく…とお兄ちゃんの顔をしてMayに話しかけます。
「そうやってメソメソしてる暇があるんだったら、何か行動しなくちゃ。Aioonに電話してごらんって言ったのにしてないし。会いに行こうともしない」
Mayも言い返します。「わたしの出来ることは全部やった。
「じゃあ…もし彼女が君から離れていくことを選んだらどうするの?それでいいの?」と意地悪な質問をするTon。
拗ねたようにつぶやくMay。いいわけないよねそんなの。そこへやって来たのは…
声をかけるAioonに「Oom!」と驚くMay。
心配するMayに「ちゃんとここにいるよ」と声をかけます。しかしAioonは思い詰めた表情。ここへくる前のKosolとの会話を思い出します。「残された道はひとつだけだ…
どうしたって、誰かは傷つくことになる。でも本当の事を話せば、お前のことを分かってもらえるはず」とKosol。
"誰かは傷つくことになる"と言われた瞬間、視線が泳ぐAioon。誰のことも傷つけたくないんだろうなと感じます。
そう言われ、Aioonをじっと見つめるMay。表情を読もうとしてる様子を感じます。そしてMayも「わたしも話がある」と伝え、ちょっと緊張した空気です。
「じゃあ、これ冷凍しておくから。あとは2人で話して」とTonが部屋をあとにします。
わたしたちのお気に入りの料理
ベットに近づきMayに話しかけます。
Ep3でMayがAioonのために作ったバジルとエビのオムレツ。目の見えない人はどうやって料理をするのか丁寧に語られてました。すごく好きなEpです。
Mayにオムレツを作ってもらい食べていると、おばあちゃんに電話で呼ばれて行かなきゃならず、お弁当にしてもらってました。
Epの放送をレシピしにMay's omeletteを作ったりもしたました。楽しかったです!
お弁当のかおりを嗅いで「なにか分かっちゃった」と言うMay。
みゃおんと猫のマネをするMay。とっても可愛いです。さぁ食べてみてとスプーンを手渡すAioon。一口食べてすごく美味しいと喜ぶMay。
「でも、これはわたしの好きな味だね。前に作ってあげたレシピを真似したの?」とMay。猫がじゃれて来ます。
「今は私のお気に入りになったんだ。そして…これからもずっとそう」ちょっと含みのある言い方にMayも真面目な顔をします。
「わたしに話したいことってなぁに?」Aioonに尋ねます。少し迷った顔をして「Mayの好きな食べ物についてだよ」とはぐらかして答えるAioon。
納得してないMayは「他に話すことがあると思う」と迫るも「何もないよ」と告げるAioon。
「でも…」と続けるMayにAioonは言葉を被せます。
前みたいに幸せにしてあげる。だから私を信じて」
すこし不安そうな顔のMayですが「あなたがそう言うなら信じる」とAioonに伝えます。
「じゃあまずはわたしのお願い聞いてくれる?」とAioon。Mayにあーんをして食べさせてあげます。
そんなMayを愛おしそうに見つめるAioon。
Aioonの言葉もこの仕草も、まるで今日が最後の日のように、Mayの姿を目に焼き付けようとしているようで苦しくなります。ちょっと泣いちゃう。
でも、Aioonの視線が向くとすぐに笑顔で笑いかけてにゃあにゃあ猫のマネでごまかすMay。
ずっと一緒に使いたい
ベットの上にはラッピングされた大きな箱。少し緊張してるMayですね。
覗いてないよと言い、ちゃんと目を閉じて部屋に入ってくるAioon。可愛いですね。
目閉じてる?と聞かれて、閉じてるよーと答えます。可愛いやり取りしてますね。あー幸せ。
「サプライズなんていいのに」と言うAioonに、分かってないなぁと言わんばかりに腕組みしたMayが答えます。
聞いたことない?とMay。誰の言葉?と尋ねるAioonに「わたし」と答えるMay。
もう!なにこのやり取り!Mayの愛に溺れそう!
「だから止めても無駄だよ?」の得意げなMayにAioonも目を閉じたまま笑っちゃいます。
いいよーの声に目を開けるAioon。
Aioonが目を開けるとニッコニコのMayときれいにラッピングされた大きな箱。
その言葉にすこし言い淀むAioon。複雑な気持ちのまま純粋に喜べていない感情にMayも気づいてます。
全部みんな気づかないふり。
開けてみて?と言われAioonが蓋を開けると…
わぁ!と声をあげるAioonに可愛い?と尋ねるMay。
スリッパを手に取り「すごく可愛い!」と答えるAioon。その様子を見てMayも嬉しそうです。
いや、ちょっと待てよ…とAioon
Mayもスリッパを手に取り、抱えて話します。
星があるって分かったの」とMay。
実際に目をつぶって触ってみるAioon。こうゆうところが本当にいいなぁって感じます。いつもMayに寄り添うように行動するところはとても可愛いです。
「それで…あなたを思い出したの」とMay。
Mayの気持ちが伝わってきます。Mayを見つめてお礼を言うAioon。なんでそんな切ない顔してるの。やめてーー。
顔を寄せ合いMayはイタズラっぽく話します。可愛いのはMay?スリッパ?両方ですね。
「こんな可愛いわたしにはご褒美が必要だよね?」
その言葉に笑っちゃうAioonとわたし。おねだりが可愛すぎるでしょ!Mayは「何にしようかなぁーと」続けます。
Mayの本音。でも、その言葉に何も言えないAioon。
過去にもMayが「もういなくならないでね」と何度も尋ねるシーンがありましたが、その度に返事が出来ないAioonでした。Oomとの約束を守るためにMayと別れなくちゃと葛藤していた頃ですね。また今回も返事が出来ません。MayをOomに返そう…その決意を感じます。
そして2人はお揃いのスリッパを履いて記念撮影。
頑張って脚を上げていたので、いてて…と脚をさするMayにマッサージしてあげるよとMayの脚を触ろうとするAioon。
止めるMayにAioonが続けます。「なんで?なに想像したの?ただマッサージしようと思っただけだよ」とその言葉にMayは…
こらMay!!!!!積極的!ドキドキする!
えへへと笑うMayと嬉しそうなAioon。イチャイチャじゃれあって幸せそうです。そして向かって合って話します。
目を伏せるAioon。そして愛おしそうにMayを撫でながら伝えます。
「明日も、どんな日でもーー
わたしが幸せにするよ、じゃないのがつらい。「でも私の幸せは…」とMayが続けます。
Mayも目を赤くして伝えます。あぁ…くるしいAioonも涙を堪えながら答えます。
Aioonの本音。Mayもうまく笑えません。どうかMayが幸せでいられますように、願いを込めるようにMayの額にキスをします。
一緒にいるのに寂しそうな2人は抱き締め合います。
そして、Mayが寝ついたその夜。優しい顔でMayの寝顔を見つめるAioon。
ここ!ここでこのOst.が流れるなんて…ずるい!やめて!もうイントロだけで泣いてしまう。
そっと近づきキスしようとするも思い止まります。布団をかけ直して優しく微笑みます。
あぁ…歌詞が!歌詞が心情にリンクしすぎてだめだ。涙が止まらない。
そして、Mayを起こさないようにそっとひとりベットから抜け出すAioon。名残惜しそうにMayを見つめます。
お揃いのスリッパを履いて部屋を後にします。MayをOomに返すことに決めたんだねAioon。ここでAioonが泣かないからわたしが泣くよ。
わたしがやったの
ひとり家に戻ったAioon。頭を抱えてひどく落ち込んでいます。
そんなAioonの部屋に入ってもいいかい?とおばあちゃんがやって来ます。「歳とると寝つきが悪くなるの?怖い話でもしようか?」と軽口を叩くAioon。
小さい頃から育ててきたんだ。あんたの気持ちが分からないと思ってるのかい?」とおばあちゃん。
くっ…おばあちゃんの優しさがまたつらい。
そして、申し訳なさそうなにおばあちゃんは話します。
MayとAioonの事をOomには言わないで欲しいとお願いしたこと。Oomは今Mayのことを必要としてる、あの子が全部思い出すのを待って欲しい。そうしたら、おばあちゃんも一緒にOomにMayの事を話すのを手伝うから、とおばあちゃん。
Aioonの気持ちは!?おばあちゃん!!AioonもMayが必要なんだよ…
本当の事を伝えるなんてできない…」と泣き出しまうAioon。
2023年。Benの裁判が終わったすぐ後の事。
試験会場へ急ぐAioonのもとにKosolからの電話があります。
そして、Benのお母さんのお葬式の時。治療費のための自殺だったと聞かされAioonはその弁護士に仕返しを考えていました。
その時の話をおばあちゃんにします。
「…もし私がその弁護士が誰なのか尋ねなかったら、もし私がBenとおばさんのために仕返ししようなんて考えなかったら-
泣きながら話すAioonにおばあちゃんが近寄ります。
優しく尋ねるおばあちゃん。でも、そうじゃないと言うAioon。わたしのせいなんだと続けます。
角材を背中に仕込みバイクにまたがるKosol。
意を決した顔のKosolを陰からそっと見つめるAioon。
おい!Koどこいくんだ!もうすぐお客が来るぞ!と声を張り上げる整備工場のおじさん。
「Ai、こんなとこで何してる?」と聞かれるも「あいつは大事な用があるんだよ、ほら。わたしが代わりに働くから」と説得するAioon。
その話を聞いて「Ai!」と、なんてことしたんだとおばあちゃんもショックを受けます。
Kosolを止めなかっただけでなく行かせる手助けをしてしまったんだねAioonは。
「私がやったんだよ、おばあちゃん。私のせいなんだ…」おばあちゃんにしがみつき泣きじゃくるAioon。
Aioonを宥めるながらおばちゃんもショックを受けています。
目が見える
寝室で目覚めるMay。まぶたをあげるとそこには天井のライトがはっきり見えます。
はっきりと見える視界に驚き、部屋を見回します。
嬉しそうに隣を見るもAioonの姿はありません。
不思議に思い、ベットから降りるもお揃いのスリッパは1組だけ…。
そこへ寝室のドアが開き、誰かがやってきます。
Aioon?と思いベットから降りて立ち上がり、ドアの方を向き待つMay。
そこへやって来たのは…Aioon…いやOaboom!
抱きしめられるMayもびっくりした様子。これは誰なの、Oom?Aioonはどうしたの?と色々な思いが渦巻いています。
ここも"彼女"がAioonじゃないと分かる好きなカットです。前日のやり取りが効いてショック大きいです。
困惑した表情のまま足元のスリッパを見て、やっぱりAioonじゃないと思うMay。
険しい表情でOomを見つめます。
見たいのは彼女
Tonと一緒に診察を受けるMay。
嬉しそうなTonとは対照的に晴れない表情のMay。
でもAioonじゃなかった…
目が見えるようになったのに。見たい人はそこに居ないなんて…あぁMay。
ソファに座り2人で話すMayとOom。
引きつったMayの笑顔。「私以外に何が見たい?どこでも連れてってあげるよ」とOom。
なんとかしてこの状況を変えよう考えるMay。
AioonがOomのふりをしていたという証拠を聞き出せれば追及できると考えたのかもしれません。弁護士Metaweeです。Oomに揺さぶりをかけます。
わたしたちのお気に入りの料理?と聞き返すOomに「忘れたなんて言わないでよ?」とMayがプレッシャーをかけます。が、
ぴったり言い当てられて驚くのMay。
「昨日作ってあげたばかりだけど、また食べたいならもう一度作るよ」とOom。
すべてOomへ返す
完璧な回答です。なぜなら…
「ダメだから起こしたんでしょ?」とAioon。
「Mayに会いたいんだって?おばあちゃんが話してた。」と、夜中に起こしたOomに話を始めます。
その言葉に「Mayは海外にはいない」と伝えるAioon。「え?なにそれ、おばあちゃんが嘘ついたの?」と困惑するOom。「じゃあMayは今どこにいるの?」と尋ねるOomにAioonは答えます。
「MayはOomが事故に遭う前に目が見えなくなったの。それに記憶も失ってる」とAioon。
Mayにストレスが掛からないように、おばあちゃんが私にMayのお世話をするようお願いしたと、ちょっとだけ嘘を交えて伝えます。
これからはOomが面倒みてあげて」と指輪とMayの家のカードキーを渡します。
Aioonにお礼を言うOom。
Oomが入院してる間、何があったのか全部話すよ、とAioon。
ソファーでの会話の続き。諦めてないMetaweeはOomに問いかけます。
「私があげたスリッパ。今朝履いてなかったみたいだけど…
家で履くために持ち帰ったって言って。これを見たらMayを思い出せるからって」口裏を合わせるようにOomに伝えるAioon。
「分かった。で、そのスリッパはどこにあるの?」とOom。
「どっかに置いたんだけど、思い出せないんだよね。
見つけたら渡すよ」とすっとぼけるAioonにちょっと残念そうな顔のOom。
渡したくないよね。いいんだよAioon、あのスリッパはMayがきみに贈ったんだから。返さなくていいんだよ。
OomもAioonの言い付けを守ってMayに話します。
一度家に帰っておばあちゃんにご飯を届けたの。スリッパもその時に持っ帰ったわ。家で履くたびにMayのこと思い出すよ」とMayに伝えます。
そこで、Mayも気づいてしまいます。Metaweeは賢い子だから。
2人のお気に入りの料理もスリッパも、全部Oomは知っている。AioonはOomにすべて渡してしまったと分かってしまいます。あぁ…
そんなMayの気持ちなど知らないOomはスーパーに行って、オムレツの材料を買おう、目が見えるようになったお祝いをしなくちゃ!と浮かれています。
ピンと伸びていた背筋も力が抜けていき、ショックでOomの言葉も耳に入りません。
何度も名前を呼ばれ、ハッとなるMay。
そして「急用を思い出したからすぐ行かないと」と苦しい言い訳をしてOomを残し去ってしまいます。
残されたOomもMayの態度に困惑している様子です。
何か理由があるはず
自宅に戻りお揃いのスリッパを見つめるMay。
ひとり静かに涙を溢します。
そこへ騒がしくやってくるPloy。
「私のこと見えてるでしょ?すごく嬉しいわ!それを聞いてすぐに色んな味のマカロン買って来たの。どれから食べる?これ?」とMayの隣に腰掛けて、やっといつもとは様子が違うMay気付きます。
味ごとに色が違うマカロンをお祝いに持ってくるPloyのセンスもすごく良いです。カラフルなマカロンは目でも楽しめるしピッタリですね。
その言葉に信じられない様子のPloy
「彼女、ちょっといいお姉さん過ぎない?」とPloy。わたしもそう思うシンクロ。
「OomのふりしてMayを好きにさせたのに、Oomが目を覚ましたらMayを置いて去って行ったってこと?」とPloy。
理由…と聞いて、何か思いついたようにPloyに尋ねます。
Mayは何を思いついたの?
みんなの幸せ
そしてこっちでもお揃いのスリッパを見つめている人がひとり。
突然のノックに急いでベットの下にスリッパを隠すAioon。なんていじらしいんだ。
部屋に入って来たのはおばあちゃん。「元気にしてるかい?」とAioonの様子を見にきました。
「元気だよ」と答えるも、真面目に聞いてるんだよ、と言われてしまいます。
大きなため息をついて、おばあちゃんはAioonの隣に腰掛けます。Aioonの手を握っておばあちゃん語りかけます。
こんなことしなくてもいいんだよ」とおばあちゃん。
Mayとの事を言っているんでしょう。
AioonのMayへの気持ちもおばあちゃんは知っています。だけど、Aioonはスリッパ以外、Mayのこと全てをOomへ返す決断をしました。
「みんな?」とおばあちゃん。
核心をつくおばあちゃんにハッとする表情のAioon。
もしかしたら、Kosolとの会話で"どのみち誰かが傷つくことになる"と言われた時から、その傷つく"誰か"は自分でいいと思ったのかも知れません。
ここで前半が終了。
まとめ
こんなにずっと切なくなるEpは無かったんじゃないかってくらいずーーーーと切なかったです。
Ostの入れ方と曲の雰囲気がこんなに合うとは驚きました。もうイントロで泣けます。
後半も気をしっかり持って書いて行きます。