
【前編】Pluto EP11の感想
はじめに
NamtanとFilmが主演を務めるタイGLのPluto。
AioonとMayはお互いに抱えていた苦しみと後悔を吐き出し、愛を伝えることが出来ました。あー良かった緊張した。そして日を同じくしてJanから真実を聞かされたOomは…?Ep11です。
今回は長くなってしまいました。
切なさと痛みが溢れるEp10の感想はこちら。
AioonMay Of Tears
お姉ちゃんが好き
AioonとOomは紙飛行機を飛ばして一緒に遊んでいます。小さい頃の2人の様子からEp11はスタート。

Aioonは片足をテーブルに乗せてるのであとでおばあちゃんに怒られそうですね。
びゅーんとAioonの作った紙飛行機は遠くまで飛びます。その様子を一緒に見ていたOomも「遠くまで飛んだ、すごいね!」と喜んでます。Aioonも誇らしげに「当たり前じゃんとお父さんをお手本にしてるからお父さんと同じくらい上手だよ」と答えます。

(でも、本当は姉さんみたいに上手くなりたい訳じゃなかった)大人になったOomの声で本心が語られます。
そして、彼女たちの両親のお葬式の日。
Ep2でも出て来たこのシーン。身体が弱いOomはいつも病気になっていました。妹を心配してお見舞いに行くAioonはOomの事を何よりも大切に思っていたと語ります。しかし、両親の交通事故をきっかけにAioonはOomの手を離してしまったと。おばあちゃんがOomのお世話をしてくれるので自分はもういらないんじゃないかと感じたのかもしれません。

しかしあの日には続きがありました。おばあちゃんに抱きしめられながらOomはAioonの方へ包帯を巻いた腕を伸ばします。Aioonと離れてしまった手をまた繋ぎたかったんですね。

( お姉ちゃんが愛してくれる妹でいたいだけなのに…)
お姉ちゃんの事が大好きなOomの様子が伝わって来ます。
そしてまた別の日。遊びに行ってくるー!とAioon。またあの子は!とおばあちゃん。遅くならならないうちに帰ってこないとお仕置きだよ!の声を背中に騒がしく家を出て行きます。

その様子を見ていたOomにおばあちゃんは尋ねます。

「いいの。また病気になって入院したらやだもん」とOom。そんなOomにおばあちゃんは頭を優しく撫でて、じゃあ代わりにこれはどうだい?と1冊の絵本を渡します。

そしてOomだけがもらったこの絵本で一悶着ありました。Ep5で絵本を手に取り私も欲しい!と言うAioon。でも英語だから読めないでしょ?とOomに言われ、じゃあ私が読めないからあんたも読めないねと燃やしてしまいます。なんて横暴なAioon!

それから20年後。大人になったOomはMayの書斎で絵本を眺めています。

何してるの?とOomに近寄るMay。Oomの手元を覗いて「あなたもお話を読むのが好きなの?」と尋ねます。

でも…、と何かを思い出しながら「姉さんが読まなくなって、わたしも辞めたの」とOomは続けます。少し悲しそうな表情。
Ep6でAioonはMayに小さい時、寝る前に両親に絵本を読んでもらっていたと話しています。

でも両親が亡くなって、夢から醒めたように感じて読まなくってしまったと続けます。
Aioonは絵本に触れることでお父さんとお母さんを思い出して辛くなってしまうから距離をおいたのかもしれません。
そんなOomの言葉に「Oomはお姉さんのこと、あまり話してくれないよねー-

いたずらっぽくMayが尋ねます。
「いやよ。だってみんなAiのこと好きなんだもん

どうしたらいいの?」と拗ねるOom。可愛いです。

こんなに可愛いのに他の人を好きになるなんてないでしょ?」とほっぺを優しくつねりながらMayが話します。ん?と尋ねるMayが可愛いです。Oomと一緒にいるとMayはしっかりしたお姉さんに見えます。
「じゃあチャンスがあればAiに会わせてあげるね」とOom。

Oomも本当は可愛いガールフレンドをみんなに紹介したいんだよね!

そんなこと言われて嬉しそうなMay。

Oomも幸せそうにMayを見つめ微笑みます。あーーイチャイチャしてて幸せ。…そんな幸せそうなOomの笑顔に被せるように映し出されるのは、涙を流して悲しそうな表情のOom。視線の先には…


あぁーーーーーーーー!!!うそでしょ!!!
見てたの!?やめて!!!!もうつらい!!!

2人が抱き合う様子をみて心の中で語るOom。何をを考えてるのOom?何か決意した様子が伝わります。あぁあそこのタクシーかぁ!!

さっき乗った場所まで戻って貰えますか」と運転手さんに伝えます。開始4分にしてもう泣いちゃうーでOPへ突入。
事の真相
Mayの家。ソファーに座るAioonとMay。

「父さんがOomに手を出さないことと引き換えに、バットマン件を引き受けたの」とMay。

Oomを守るためと聞いて驚くAioon。初めて聞くMayとOomの関係です。
「でもそのあと、Oomはわたしの初恋の人がAiだと知って、わたしと距離を置き始めたの。」Mayが事の真相を語ります。
そのあと、待ち伏せを受けて怪我をし、目が見えなくなったこと、目が見えなくなったあとて、Oomから初恋の人はAiだと聞かされたこと。


Mayは続けます。「最初はOomの話を信じなかった。だからTonにお願いしてAiのところへ連れて行ってもらったの」
本当の話
AioonとOomの実家。
Aioonはお店に立つおばあちゃんを脅かせてふざけてます。やめてAioon。おばあちゃんがびっくりして倒れちゃうよ!


目が見えない時なのでMayは聞き耳を立てます。


「そんな小言ばっか言ってると老けちゃうよ!ほらおばあちゃんになって来た!見てごらんほら!」とおばあちゃんをおちょくりそのまま、じゃあ行ってくるからーと野菜を買いに出かけます。
「彼女の声、すごく似てる」とMay。「声だけじゃない、

驚くTonにMayはさらに尋ねます。

「彼女の方がラフな感じがする。Tシャツにジーンズだし、気さくな感じに見えるよ」とTom。Mayの知っているOomとはまるで違う印象にMayもあの時のOomの言葉を思い出します。
『あなたが愛してるのは、私の双子の姉。Aioon』

弁護士Metawee
白状をついて外出中のMay。病室で目を腫らして泣いていた頃からだいぶ回復した様子です。

Mayと声かけて来たのはOom。Mayも足を止めて答えます。

ずいぶん強気なMayです。ちょっと刺々しい。
Mayの様子を見てOomは話します。

Ep8.病室でMayに"弱気にならないで、かつてのMetaweeに戻りましょう。それが出来るならあなたと別れてあげる"と話していました。
弁護士としてまた仕事をするまで立ち直ったんでしょう。すごいねMay。Oomに別れてほしくて頑張ったの?
Oomの言葉に「違うわ、戻ったわけじゃない」とMay。確かにそうね、Mayの目は見えなくなった。とOom。わたしだけじゃなくAiにもきっと受け入れてもらえないわ、と続けます。
酷いこと言われてるのに、Mayは全然へこたれてません。

「Aioonは違うってあなたが気づかせてくれたんじゃない。Aioonは私を助けて"戦え"と言ってくれた。だけどOomは…私を置いていった。」とMay。
この会話をしている間、Oomはずっと泣いてしまいそうな表情。やっぱりOomはMayの事を励ますつもりで”Metaweに戻りましょう"と言ったんじゃないの?

やめて、Oom。そんな悲しい顔をしないで。でも、目の見えないMayはこんなOomの表情は分かりません。「これでちゃんと別れた?」とMay。
Mayを見つめ、一歩近づくも、視線を逸らしてOomは話します。「わたしと別れたい理由がAiのところに行くためなら、

でも、本気でAiに会いたいなら考えてみて」とOom。「彼女が選ぶのは誰か。友達のお母さんを自殺に追い込んだ盲目の弁護士か、それとも彼女にとって唯一の姉妹なのか…」と続けます。最後までプレッシャーをかけ続けるOom。Mayも何も言えなくなってしまいます。
そして、その後に航空会社のオーナーの息子であるPaulと付き合ってる事を知ったと話すMay。

MayとTon、そしてPaul。PaulはMayに会いに来たんでしょう。
「僕はOomを愛している。だけどOomはまだあなたの事を愛してる…ただ、僕は知りたくて…」と話すPaulに被せるように答えるMay。

不安そうにMayを見つめるPaulに続けます。「Oomは私を愛してない。彼女はただ、私との別れを拒むことで私に罰を与えたいだけなんです」
Aiのところへ行くために別れたいなら許さない、とOomも話していました。だからPaulと付き合ってるけどMayとも別れていない二股の状態なのか。
「彼女があなたを許せるようになるまで、僕は彼女を愛します」とPaul。ほんといいやつだなぁPaul。

『私はOomが私と別れて、自由にしてくれる日を待ち侘びながら生き続けたの』
Oomから解放された日
荷物をトランクに詰めて車へ乗り込むTon。先に乗っていたMayはスマホを触りながらTonに声をかけます。

空港でSIMカード無くしちゃったみたいなの」とMay。
ため息をついてTonは答えます「ネットも繋がらないような僻地に行く必要が本当にあったの?」今回の外出のことでMayに言いたいことがあるようです。

Ep2.目が見えなくなってから、障害による問題をどう解決するか考えていたMay。ある民間団体へ参画します。

そしてジュネーブで開催された会議に参加して来ました。この日はジュネーブから戻ってきた日なの?

過去の自分を振り返ったときに、もうすべては許されているんだから、思い詰めないで」とTon。
この時点から、Mayは自分が障害者であると同時に、Benの事でも罪の意識を感じていたんだと思います。そして、いつでもMayを心配するTon。いいお兄ちゃんです。
「ほら、もうネットに繋がるよ」とWI-FIを共有するTonですが、駐車券を忘れたとまた外へ出て行ってしまいます。
ひとり車の中で待つMayは、使えるようになったスマホで読み上げアプリを使ってメッセージを確認します。

Oomからのメッセージに折り返すも、"おかけになった電話番号は…"と音声アナウンスが返ってきます。
何かあった?と心配になったMayはPaulへ電話をかけます。
「paulさん、Mayです。Oomからのメッセージを聞きました。彼女は大丈夫ですか?」
しかし、電話口からは「どうしてMayがPaulの番号知ってるの?」とOomの声が返ってきます。

駐車券を取って戻ってくるTon。MayはOomからの電話に真剣です。(もし、彼女が行けばーー

ここ↑私はこう翻訳しましたが、
英語字幕
「she'll learn we're no longer together.」
直訳
「私たちがもう一緒にいないことを知るでしょう。」
Aiに頼んだと話したときは"別れる = break up"を使っていますが、自分たちの状況を話すときは"別れる = break up"を使わずに間接的に話しています。別れる"って言葉を使いたくなかったのかなぁと感じて胸が痛いです。そしてタイ語でもこんな感じのニュアンスなんでしょうか?

これから、あなたが誰と一緒にいようが私には一切関係ないってこと、分かっておいて。)

「…ついにOomが私を解放してくれたわ、Ton」

じゃあ次はきみの番だね!と背中を押すTonに微笑むMay。
Aioonとの出会い

MayはAioonの手を握りながら話します。
「その時は目が見えなかったから、Aiがどんな目で私を見てるか分からなかったの。私のこと同情の目で見ているのか、嫌悪感を抱いているのか…残されたのは最後の賭けーー

Ep1初めてMayとAioonが出会うシーン。
Mayからのキスを拒まずに受け入れたAioon。拒まれなかったことでMayはAioonを信じるきっかけになったんじゃないかと思います。このキスでAioonも今まで感じたことのない気持ちになったと話しています。AioonもMayに一目惚れしたんじゃないかなと思います。

目が見えないことで、目以外の他の感覚に頼る事は多くあると思います。しかし、初めて会う相手にキスをすることで相手の反応を掴もうと考えるのはとてもチャレンジです。Mayは賢い子なのに、本人曰く、最後の賭けというくらい覚悟を決めてキスしたんだろうなとEp1を振り返りたくなります。

いつも「うん」って言ってくれてたんだね。」と少し寂しそうなAioon。
Mayが本当に自分を大切にしているのか、それともただ言うことを聞いていただけなのか…不安な気持ちになっているように見えます。

Aioonの言葉を聞いてMayも一瞬ハッとします。
ため息と共に呟くAioon。

しょんぼりするAioonにMayは優しく話りかけます。

あなたがAiだって確信が強くなった。わたしの面倒を見てくれて、いつも守ってくれた。


あぁ、、いいシーン。ほんとに過去の色んなEpが浮かびます。上げるとキリがないほどいつもAioonはMayに寄り添って大切にしていたよね。あー泣いちゃう。
Aioonも微笑んでMayに自分の気持ちを伝えます。
「Mayは"わたしにも出来る"って気づかせてくれた。

他にも、色んなことに挑戦する勇気をくれた」MayもAioonを見て微笑みます。涙を流しながらAioonは続けます。「どんなに失敗をしても、どんなに人生が辛くてもーー

そう、思えたんだ」あぁAioonが泣くと泣いちゃう。
Mayはあの日の気持ちを伝えます。思い出しただけで泣いてしまいそうなMay。

あの日、やっとすべてがはっきり見えたのにーー

その言葉にAioonも涙をこぼします。あぁ辛そう。Mayに悲しい思いをさせたくないと言っていたのに、こんな顔をさせてしまって…。

「私たちの思い出ごと全部Oomに返してしまったって気づいたの。」とMay。

Aioonもあの時の事を申し訳なさそうに話します。

今ならもう分かります。分かってるよとMayは微笑みながらAioonに伝えます。「わたしたちの間に起きたことは、2人とも責任があったの」
Aioonもあの時の事を思い出します。
「"もしあの日、私たちが恋に落ちるって分かってたら、きっとお互いを傷つけることはなかった"ってMayの言葉を聞いたときに…

Aioonの手を離したくなくてMayは一生懸命伝えてたよね。あぁ-Aioonにも伝わってて良かった。

だから、これからは…」とMayが続けます。「お互いに傷つけることなく愛し合うってーー

涙を溜めた目で、Aioonをまっすぐに見て尋ねます。

そしてゆっくりおでこを近づけてAioonも伝えます。

お互いに愛おしそう見つめ合い抱きしめて気持ちを伝え合います。


はぁーー良かった。2人ともお互いを見つめる視線に愛おしい気持ちが溢れててわたしも幸せ。
ずっと言えなかったこと
家に帰ると、Oomが起きて待っていました。

「あー、配達の仕事だよ」とはぐらかすAioon。視線が泳いでます。Aioonのもとへ近寄りOomは尋ねます。

でも、全然出てくれなかった」とMay。Oomは全部見て知っています。Aiから話すのを待っているでしょうか。世渡り上手なAioonはこうゆう時でも上手く切り返す言葉を思い付きます。
「最近忙しいんだよ、ほら、Mayは色んな慈善プロジェクトに取り組んでるんだって」と、Aioon。

核心に迫るOom。
まだ言えない
Mayの寝室で抱き合うAioonとMay。「Oomとのこと、どう考えてるの?」とMayが尋ねます。
「Oomにはまだ言えない…ショックを受けちゃうと思うから。」とAioon。Mayもこれ以上Oomに辛い思いをして欲しくないと続けます。
2人はOomが回復して記憶を取り戻すまで、2人の事を話すのは待とうと決めました。

難しい話をしていますが、くっついて抱き合う様子がとても幸せです。MayがAioonに甘えてて可愛い。
やっぱりお姉ちゃん

「いいからもう寝な。退院したばっかりなのに、また病気になりたくないでしょ?」Aioonは伝えます。
その言葉を聞いてそっとAioonを抱きしめるOom

Aioonも戸惑います。思い詰めた表情でOomが話し出します。

ひとつ確かなことがある」とOom。「生死を彷徨ったとき、後悔したのは姉さんに"嫌ってなんかいない"って一度も伝えてなかったこと。」

まったく…何言ってんのこの子はとお姉さんの顔してAioonは答えます。

AioonはずっとOomの事を大切に思ってます。それでもOomは続けます。

私のせいで、お父さんとお母さんが死んじゃったこと…」Ep2で両親の交通事故はOomを病院に連れて行く時に起こりました。もしかしてOomはずっと両親が亡くなった原因か自分だと苦しんでたの?
うわぁ…つらいつらい。

Aioonも言葉を返します。

だから、姉さんは私のために学校を辞めて、おばあちゃんを助けるために働かなきゃいけなかったんだよね」とOom。

そんなことはない、と言えないAioonも言葉に詰まってしまいます。Oomは不安そうに続けます。
「私はただ…

もしかしたらこれが、Oomがずっと言いたくて言えなかった事なのかもしれません。
Aioonはお姉ちゃんの顔をして優しく答えます。

Oomのことは最初からずっと大好きで今も変わらず大切な妹です。

優しく頭を撫でるAioon。Oomは少し落ち着いたように頷きます。Aioonはやっぱりお姉ちゃんなんだなぁと感じるいいシーン。
全てがここにある
Janに連れられて、PaulとOomの新居に来ました。

尋ねるOomにJanは「無くした記憶を取り戻したいって言ってたよね。ここに全部ある」と答えます。
部屋の中を見回すOomにJanは続けます。
「この場所には、あなたとーー

部屋の壁にかけられた大きなパネルに気づきます。

写真立てに飾られる2人の写真。

何かを感じるOom。写真を見入るOomにJanが声をかけます。

Paulの名前を聞いてハッとなるOom。

Oom、Paulの事も思い出した!?
優しいお母さん
みんなでBenのお母さんのお墓参り。

「今日は友達と、会わせたい人を連れてきたよ」とBen。

会わせたい人とはMayの事です。Mayは少し緊張した様子。手を合わせてAioonが紹介します。

「そして、Benを車で跳ねた男の代理人を務めた弁護士なんだ」Mayはお墓に向かって話しかけます。

「どうかお許しをいただけますようお願いいたします。心から反省しています。どうか…」謝罪するMayにBenがいいます。「僕の母さんはとても優しいんだーー

だから、きっとAiが愛する人なら許してくれるよ」

Benのお母さんを知っているAioonとPangは笑ってます。Mayは少し戸惑ってますね。Benのお母さんはきっと許してくれるってわかってるんですね。


未来を見せる手伝いだって出来るはず
そしてKosolとMay。Benのお母さんへの謝罪を終えたMay。Kosolも自分の犯した罪を償う覚悟は出来ています。


「そうね…」とMay。ほほ笑みながら「どうしてもっと早くしなかったの?」と尋ねます。
Kosolは俯きながら「それは、俺が臆病者だったのもあるけどーー

でも、今はあんたがいるから安心できる」と答えます。話を聞きながら、奥にいる3人を見つめるMay。


「もしあなたが刑務所に入ったら、Aiは会いに行くでしょ?そんなのダメよーー

にっこりとAioonの方を見ながら答えます。

驚くKosolにMayは続けます。

困難に立ち向かう力を育てて、自立した生活を送れるように支援するの」とMay。
自分の視力が回復したから終わりじゃなく、自分に出来る方法で戦い続けるMayの姿はとてもカッコいいです。

Kosolにも声をかけます。
「もし罪悪感を消したいなら、一生懸命働いて全力を尽くすの。


いいシーンです。"視力を奪う"と"未来を見せる"が対になっていてグッとくるセリフです。これがMayがKosolに課した罰。本当は罰なんてなくてもいいのかもしれません。だけど、後悔してるKosolの気持ちを考えると償う機会を与えるのはMayの優しさでもありますね。


思い出した?

2人が出会った思い出の場所。バンコクプラネタリウムへ来ました。
「科学コンテストに参加するためここに来たの」とMayが当時のことを話します。

辺りを見回すAioon。

ちょっと恥ずかしそうに話すMayが可愛いです。
一方、Aioonは全然ピンと来てない様子…。

「何か思い出した?」とMayに聞かれるも

それから…と、記憶を辿るように話します。

Mintはその時の名前を覚えてて、あとでOomに仕返ししに来たんだ」とAioon。それだけ?と尋ねるMayに"うん"と頷くAioon。そりゃMayも笑っちゃうよ。

Aioonがこの場所に来て全て思い出す!的なドラマチックなストーリーじゃないところも好きです。
Mayにとっては人生を変えるような特別な日だったけど、Aioonからしたら"見知った顔がまたカツアゲしてるから止めに入った"くらいの感覚で、いつもと変わらない毎日の中の一日だった、という認識も変わらないのがとてもリアルです。

Aioonが提案します。どうやって?と尋ねるMayに
「大丈夫?これからは戦わなくちゃ。もう誰にもいじめられないようにするんだよ」とあの時と同じ言葉をMayに伝えます。

ニッコニコのMay。可愛いですね。
Aioonは手を差し出して、自己紹介を始めます。


Mayは嬉しそうにその手を握り返します。


いいシーンです。2人が笑ってると心がほっこりします。

そしてEp2.と同じく一緒にプラネタリウムを見ます。

とAioon。OomのフリをしていたしMayの事も疑っていました。しかしMayは「わたしにとっては同じだよ」とそんな事はないようです。

このMayのセリフはタイ語の言葉遊びが入っていてとてもグッときます。
英語字幕
「It warms my heart every time.」
直訳
「毎回心が暖かくなります。」
Aioonの名前はไออุ่น【Ai-oon】
อุ่น=(ùn)暖かい/ ใจ (cay)= 心
"暖かい"と自分の名前である"อุ่น"は同じ音になります。ちなみにอุ่นใจ(ùncay)=安心する です。
なのでMayが「同じだよ」に込めた気持ちとして、"暖かい気持ちになる(安心する)"と"あの時から変わらずにoon(Aioon)だよ"の2つあるんじゃないのかなと感じました。
Ep3でも同じ言い回しが出てきました。

この時はまだMayから呼ばれる名前はOomだったので、急に出てきた自分の名前にAioonも聞き返しています。Mayもそのあと、ゆっくり言い直したりして。もしかしてわざと?!と今では思います。
そして、Aioonからの嬉しいお知らせです。

今、見本が手元にあるんだ」と。Mayも驚いた顔で嬉しそうです。

2人で笑い合います。いつの間に出版まで進んでいたなんて。すごいねAioon!
そしてMayの家へ戻り、Aioonはご褒美を貰います。

そして、今回のラブシーンもとてもきれい。


絡みつくように抱き合う2人の黒と白のコントラストに目を奪われます。

ご褒美を貰うAioonはMayからたくさん愛されます。



これはどういう事
Aioonがご褒美を貰っている夜、こちらの3人もややこしくなっています。

「ごめんなさい。混乱してて…

Janの家に集まったPim、PangとJan。レストランでPangとJanの2人が一緒に食事をしているところに出会してからの話ですね。

初手からなんて事聞くのPim!
PangとJanも顔を見合わせてしまいます。


ウソでしょ?な顔のPim。Aioonのことを好きな気持ちで付き合えないとPangはPimに別れを告げています。
それで…」PangもPimに尋ねます。「PimはJanのこと好きになり始めた?」

緊張した顔でPimの答えを待つJan。PimはJanを見つめながら答えます。「Janといると落ち着くわ」

「でも、Pangに会うと…

あなたが"Janのことが好き"と言ったとき、どうしてそれが私じゃないの?って思ってしまう」とPim。
その言葉にJanを心配そうに見つめるPang。



あぉーーなんて三角関係…ここもカットの切り替わりも思いが巡って行くようで好きなシーンです。
そして何かを思ったPangがPimへキスします。

驚きつつもキスを受け入れるPimと視線が落ち着きなく動くJan。


わけが分からないPim。それを見て、意を決したようにJanもPimにキスしますが、Pimはそれを拒んでしまいます。

その反応に自分でも驚くPim。Janは悲しそうに尋ねます。

何も答えられないPimを見つめるJan。
キスを拒んだのが全ての答えです。ショックを受けるJanを見つめるPang。

心を決めたように、Janの手を引き寄せてキスをします。

Pangのキスに応えるJan。その様子を見てPimは頭を抱えてしまいます。

勝手にキスしちゃってしまった…な顔をするも「あなたが好きなの」と言葉にして伝えるPang。


Janも戸惑いながらPangを見つめます。この3人にも幸せになって欲しい。
幸せの翌日には
翌朝。目が覚めるMay。

Aioonの代わりに1冊の本が置かれています。表紙には付箋でメッセージ。


出版される本の見本ですね。起きた瞬間から笑顔のMayで私も幸せ。ふと、ベットの下に目をやると…


Aioonが戻るまで小説でも読もうと思った矢先、Mayのスマホに一通のメッセージが届きます。

Oom!!

配達の仕事を終えて、Oomにサラダを買って帰ってきたAioon。

「Oom!辛さ控えめのコラートサラダ買ってきたよー!」声をかけるも降りてきません。

神妙な顔で車を運転するOom。

助手席にはMay。Mayも難しい顔をしています。

Oomの行動が読めないMayは不安な気持ちを残しつつOomに話しかけます。

OomのフリをしていたAioonはいつもバイクでした。

その言葉に困惑するMay。OomはAioonがフリをしていたOomとの思い出をなぞらず、自分の思い出の続きを始めたんだと思います。
記憶が戻ったの?!と驚きもあるかもしれません。


もう一度、Oomに声をかけます。

「このOomが昏睡状態から目覚めたばかりで、あなたと一緒にいたのは私じゃないって、もう知ってるでしょう?」と目を赤くしながら話すOom。
Oomの記憶が戻ってる!いつもと雰囲気の違う様に不安を感じてこっそりとAioonに電話をかけるMay。


Mayからの電話に出るAioonですが、電話口からはMayとOomの会話が聞こえてきます。
(Oom、どこに連れて行くつもりなの?)
(ずっと一緒に居られる場所よ)


Oomの言葉に不安あぐねるMay。

対照的ににっこりと微笑むOom。妖美ですね。少し怖いくらいの笑顔です。何を考えてるのOom?
Aioonは急いで位置情報アプリから2人がどこへ向かっているのか確認します。

そのままバイクへ跨がり2人を追いかけます。

ここで前半が終了。
まとめ
AioonとMayの出会いの真相が(多分全て)クリアになりまし。Mayは本当にずっとAioonに会うために努力してきたんだね。
そして、Ben、Kosolのことも全ておさまりました。
Ep11はOomの話。ずっとお姉ちゃんが大好きだったんだねOom。
でも、あのまま海へ車ごと飛び込んじゃうんじないの?ってくらい思い詰めてる様子です。。。
後半へ続きます。