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【前編】Pluto EP6の感想
はじめに
タイのGLが好きで今シーズンはNamtanと Filmが主演を務めるPlutoをリアルタイムで視聴しています。
普段はXでこのPlutoシリーズの感想や考察をポストしてますが、先日Xからの”仮ラベルが付与されました”という緩めのシャドーバンの影響で、投稿・リポスト等を控えることにしました。
しかし、どこかに感想を書いておきたいなぁと思い、このnoteを書いています。(2024年11月26日)
しかし、思ったよりも長くなってしまいました。
AioonMay Dream Catcher
Aioonの悩み
EP6はAioonの高校時代からスタート。
Aioonは仲間のKasol、Ben、Pangと一緒にBenのお母さんの仕事の手伝いをします。
手伝いのお礼にBenのお母さんから食事と少しのおこずかいを貰い「みんな、それを食べたら家に帰って勉強しなさいね」と言われます。そんな中、Benは仕事を掛け持ちして働くお母さんを心配して「大学には行かないで働くつもりだ」と話し出します。
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Pangは「お母さんが何のために一生懸命働いてるとおもってんの?あんたの進学のためだよ?」と言うも、「俺が大学に行かなかったらこんなに働くことないんだ。今のままじゃ二人とも幸せになれない」と打ち明けます。
このシーンはなんとも言えない気持ちになります。お母さんは息子の勉強のために働き、息子はお母さんを助けたくて勉強せずに働くと言います。どっちが正しくどっちが間違っているといった問題じゃないところが苦しいです。
そして、それはBenの家だけの話じゃありません。
Aioonが家に帰るとおばあちゃんがお金の仕分けをしています。よく見るとそれはすべて、塾代やお小遣いといったOomとAioonの2人のためのお金でした。
それを見たAioonは、塾に行きたいなんて行ってないと伝えますがあんたが塾に行かないでどうやって大学に行くのよと飽きれられてしまいます。
それでも負けないAioon。
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AioonとOomのお小遣い
でも、これ全部私とOomのためのお金じゃん!自分の病気の治療に使う分はどうするつもりなの?!と言い返します。
そんなのは大人が考える事だから子どもは口を出さなくていいの!と一喝されてしまうAioon。そして、残った数枚の貨幣(もう3枚しかない…)を見てBenのお母さんから貰ったお金をそっと足しておくAioon。
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何て優しい。Aioonが自分の気持ちをおばあちゃんにうまく伝えられないのが歯がゆい…
ずっと優秀な妹Oomと比較され生きてきたから自己肯定感がめちゃくちゃ低いよねAioon
根は深そう…
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EP3の回想シーンでは、もともと小説を書くのが好きだったAioonが出版社が募集するコンテストへ応募するために物語を書きます。書き終えて、おばあちゃんに見せに行こうとすると、お客さんとの会話が聞こえてきます。Oomは良い学校に入れたけどAioonは悩みの種よ…それを聞いてだだ凹みしちゃうAioon。(結局、原稿も燃やしちゃう)
こうやって毎EPに少しつづ過去の様子が垣間見える演出もすごく好き。
Benの事も、”Aioonと仲が良い男友達の1人"ぐらいにしか思ってなかったのに、人物のバックボーンが見えて急に心が近くなります。
(え、こんなお母さん思いのやつが交通事故にあったの?嘘でしょ…的な)
そんな悲しい顔でこっちを見ないでAioon。
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まだ、始まってまもないのに泣きそうになる…
そして神妙な面持ちのAioon
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あれ?これはまさか…大学の合格通知書?
をちょっとだけ見えるように引き出しに忍ばせる暗い表情のAioon…
OPへ突入。ほんとにOPがこのOstで良かった!
神妙な空気をぶち壊すポップさ!大好きです。
小説を書いてお金を稼ぐ方法
Ep5のお風呂シーンで小説の書き方をなんとなく掴んだAioonですが、なんだか怪しそうな動画を見る
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だめだよ!騙されないでAioon!!
「小説を書いてお金を稼ぐ方法」を調べてどうやら本格的に仕事にしようと考えている様子。
May邸。
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サイトに投稿したAioonの小説「愛の価値」(ついに投稿したんだね!閲覧は1件!)を見て、Mayに夢を持つ勇気をくれてありがとうと改めてお礼を言います。
”夢を持たない方がゆっくり眠れて健康的だよ”とか、2人で冗談を言い合ってベットの上でいちゃいちゃしてますね。
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ここ、Aioonの左手を探すように自分の手を動かすMay。小さなシーンでも”目が見えていない”んだなと感じられる細かい演出が光る好きなカット。
そして、Aioonは小さい時に両親から読み聞かせをしてもらったことをMayに語ります。Mayはそれも記録しておきたかった、今話してくれたお話も、全部あなたの小説の中にあるべき。と言われて、これは物語じゃないよーとかまたいちゃいちゃしてます。すごく平和。
一方でMayは、現実になるかどうか確かめるために小説を読んできたと話し、それを聞いて俄然やる気になるAioon。自分の書く小説でMayを幸せにしてあげたいんだね。
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特別なご褒美もまってるからねと終始Mayにからかわれていているのも可愛いし、なんならその後の配達員の仕事もめちゃくちゃ張り切ってるのもほんとに可愛いです。
私もおばあちゃんの孫
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「おばあちゃんの好きな魚のワンタンとOomの好きなヌードルを買ってきたよ。明日神社にお供えしてくる、もしかしたら食べたくなってOomが起きるかも」
相手の好きなものを買ってきたりユニークに話したり、こうした小さい気遣いが出来るAioonは本当に優しくていいやつ。魚のワンタンも気になります。
仕事を終えて家に帰ってきたAioonはおばあちゃんの様子が少し変なことに気がつきます。
「おばあちゃん、どうしたの?」とはじまるこのシーンですが、心がめちゃくちゃ痛いです。ティッシュを用意しましょう。
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おばあちゃんは話し出します。
あんたたちの両親が亡くなって以来、おばあちゃんが唯一出来ることは、あんたたちが一人でも生きていける様に育てることだと。
Aioonは世渡り上手だけど勉強が出来ない、Oomは勉強は出来るけど世間しらず。
そして、いつまでたっても定職に就かないAioonを不憫に思って、彼女の卒業証明書を持ってPaul(Oomの旦那さん)の会社へ何か仕事を紹介してくれないかと相談に行った。
だけど、この証明書は偽物だと言われてしまったと。
「あんたは大学の制服着て、毎日なにしてたの!」と怒るおばあちゃん
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仕事先でなんであんたは勉強しないのかねぇ?と言われて答えるAioon。
おばあちゃんが働いたお金は、私みたいな出来損ないじゃなくて優秀な妹のOomに使うべき。私もOomの勉強のために働いて家計を手助けしたい。大切な人たちが苦労する姿を見たくないんです。
うわーーーAioon!!!!!! なんでそんなに自分を蔑むの。。。
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でも、そんな本音は言わずに、ごめんなさい、おばあちゃん。でも…それはずっと前の事だよ。今はほんとに卒業したんだよ。ほら、見てと本物の卒業証明書を見せるも、あんたは今年卒業したばかりだからいい仕事につけてないのね…と言われる始末。
…今年卒業したという事はずっと、Aioonは働きながら学生をしてきたという事になる。おばあちゃん!ほめてあげてよ、卒業したんだよ!
修士号を持ってるのになんで配達員なんて…というおばあちゃんに、時間の管理もしやすいし、修士や博士号を持ってる人も配達員として働く人はたくさんいるよと一生懸命説明するも、あんたは学歴がないから配達員の仕事”しか”選べなかったんでしょ!と言われちゃう。
「違う!これは自分で選んだの!私がやるって決めた仕事だよ!」と言い返す。
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…でもさ、私はバカだから、お金を稼ぎながら家の手助けする方法をこれしか思いつかなかった。と。
あぁ…涙が止まらない…ホントに可哀そう。
配達員だって立派な仕事じゃん!
Aioonが負の言葉にずっとぼっこぼこにされていて不憫。誰からも理解されていないって感じちゃうよそりゃ…って気持ちで涙が止まらない。この涙はいつ止まるの?
そして、Aioonはポツリポツリと話し始めます。
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Oomの教育資金をためるのがどれだけ大変だったか忘れちゃったの?…バカな私が奨学金なんて貰えてる訳ないじゃない…ただ働いて、お金を稼いで、毎日過ごしていただけだよと。
そんなAioonに、だからあんたは私を病院に連れて行ったり公共料金を支払う事も出来たんだねと皮肉たっぷりで返します。
くっーーーつらい。あーーーつらい。だめだ。
涙で字幕が読めない。なんでそんなに冷たいの?おばあちゃん。
追い討ちをかける様におばあちゃんが怒鳴ります
『おばあちゃんとして失格だと思い知らされたみたいよ!』
(ここの翻訳も好きなので引用させていただきました。)
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「じゃあ私は?」
その言葉を皮切りに今までずっと秘めていた気持ちを吐き出します。
背中が痛いって言ってる、目もよく見えないって言ってる。それなのに安い薬ばっかり買ってくる!安い薬は腎臓に負担をかけるって知ってるの?腎臓病になっちゃうかもしれないんだよ!それに目が悪いからお客さんに何回もお釣りを騙されてる。夜遅くまで起きてると咳してるし、窓を閉め忘れたり、毛布を掛け忘れたりもするじゃん!
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Oomが病気になったときは全部ほったらかして看病するし、その後全身に発疹が出てたじゃない、忘れちゃったの!?
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あぁー泣いちゃうし泣いてる。
そう、全部見てきてし、知っているんだよAioonは。おばあちゃんの視線の先には、いつもOomがいるってこともわかってるし、それでもおばあちゃんの事もOomの事も大切に思ってるんだよ!分かってよおばあちゃん!って完全にAioonの気持ちにシンクロ。
泣きながらおばあちゃんに語りかけます。
「お父さんもお母さんも死んじゃって。おばあちゃんまで失ったら…へーきだと思う?それに、Oomはおばあちゃんの孫ってだけじゃない、私の妹でもある。それに…おばあちゃんの孫は、Oomだけじゃない!わたしもおばあちゃんの孫だよ!」
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声を震わせながら必死に話す様子は、寂しさと悲しさと痛みを感じます。まるで、小さな女の子が「私のことを見て!」と訴えているみたいに。
勇気がいったよね、よく言えたねAioon!
がんばった!!!
でも、おばあちゃんもおばあちゃんでとても傷ついている。
私にとって1番辛い罰が何か分かるかい?とAioonに問います。
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これは、わたしが生涯をかけてきた事の代償だ。
『孫の1人は寝たきりで、もう1人の孫は私の作り出したこの状況に苦しんでいる』
(ここの翻訳もピッタリで好きな部分)
ねぇ!じゃあどうしたらよかったの?!なんて言うわけもなく只々泣き崩れるAioon。
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自分が傷ついている事もそうだけど、おばあちゃんにそう思わせてしまった事に傷ついてしまう人だよねAioonは。
そして、Aioonとおばあちゃんがこんなことになっている夜、Mayは読み上げアプリでAioonの書いた小説を読んでいます。
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ここの演出はちょっと怖い。May、なにを思ってこの小説を読んでいるんだろう…。
愛の価値 第一章 二部
เราเชื่อเรื่องทฤษฎีช่องว่าง
ต้องเอาความเศร้าออกมาบ้าง
ถึงจะมีช่องว่างสำหรับความสุข
ต้องมีคนเสียสละบ้าง ถึงจะมีช่องว่าง ให้ความสําเร็จ แต่ช่องว่างของความจริง ที่มาหลังคำโกหก
มีแต่ความเสียใจ
英語字幕
I believe in the theory of making room.
We must release some distress in order to have room for happiness.
Sacrifice is required to make room for success.
But the room for truth, after lies, is filled with distress.
直訳すると…
私は余地を作る理論を信じています。
幸せの余地を作るには、悲しみをいくらか取り除かなければなりません。
成功の余地を作るには犠牲を払わなければなりません。
しかし、嘘のあとの真実の余地は、悲しみで満たされています。
ここをもうちょっと理解したい。うーん。
萎んだのAioonの自信
昨晩のおばあちゃんとの言い争いで意気消沈のAioon。充電1%のスマホにMayからメッセージが届きます。
そこにいる?
Hello, You there.
ちなみに、メッセージのタイ語を調べると
「หายไปไหน」とあり「どこに行ったの?」になるみたい。
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こういう細かいニュアンスが気になって調べたくなっちゃいます。
タイ語→英語→日本語で意訳解釈してますが、むずかしいです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163382227/picture_pc_6954c6aabac5776a80841fc368956a02.png?width=1200)
ヘアメイクさんにメイクをしてもらいながら、スマホのメッセージ読み上げアプリを使って仕事をします。
視覚障害を持つ人がスマホを普段どうやって使っているのかが分かる印象的なシーン。
そして、Aioonへ送った4件のメッセージは未読のまま。ちょっと怒ってるような心配しているMayの表情。
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メッセージを打っているとMayに来客。足音を聞いて「Oomいるの?」と食い気味に聞くMay。
「…May…」
声をかけて、Mayを抱きしめるAioon。
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今にも泣きだしそうなAioon。
前回のおばあちゃんとの言い争いの時もAioonはMayの家にバイクを走らせていました。駆け込み寺な存在です。
Oomの小説を読んだよ。と伝えるも、ごめんね昨日は書けてないんだ…と完全におばあちゃんとの言い争いを引きずっているAioon。
今日、静かなのもそれと関係あるの?と聞かれ、おばあちゃんとちょっと喧嘩しちゃってと続けます。
EP3のゴキブリ事件の時に話していた通り、目が見えないと他の感覚が敏感になる、と。声のトーンや音、纏う空気から何かあったのかな?と気づくのはMayもAioonを気にかけているからなんだろうな。
元気のないAioonへ声をかけるMay。
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もし悲しさに耐えられなくなったら、私に話してくれていいんだよ。Oomには”幸せになる余地を残しておいて欲しい”の。
ここで、Aioonの小説から言葉を借りるMayもめちゃめちゃぐっときます。
そんなMayの優しさに触れてAioonは話し出します。
「私には妹がいるの。」
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え、待って待って。今、妹って言った?
Oomのふりは?いいの??
途中、あっ。としたAioonだけど、Mayの表情からは何も掴めない(よね?あの表情からは無しか感じられなかった…)
昨日のおばあちゃんと言い争った経緯を話します。
…私がこんな子になっちゃっておばあちゃんは自分を責めてるんだ。と話すAioonに"Oom"はどうしてそんな子になったの?と聞き返すMay。
あぁややこしい!違うのOomじゃなくて!と思っていたら、Aioonが説明をします。
Oomはすごく良い子。でも、私…”このOom”は…。
声を掠れさせ言葉に詰まるAioonにMayは優しく語りかけます。
”このOom”は昼間は配達員として働いて、夜は小説を書いて、作家になる夢を追いかけてる。それに、目の見えない彼女と一緒に過ごす時間も作ってくる。”このOom”のどこが良くないの?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163383017/picture_pc_d2b9ba4d662910bd2f64b14d614d15a2.png?width=1200)
Mayの言葉を聞いて、萎んでいた気持ちが回復していくAioon。
Mayは私をまた大きく感じさせてくれる。とAioon。
これまでもずっとOomを大きくしてきたでしょ?もう小さくならないでね、いい?と優しく抱きしめるMay。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163383116/picture_pc_84307a38748bd744c3442409598f3c8f.png?width=1200)
ここはAioonが「愛とは風船の中の空気みたい」と話していたところと似ている気がして、Aioonの自分を認めてあげる気持ち(自信)を「大きい・小さい」で表現しているのかな?と感じている箇所です。
Oomの病室。
おねぇちゃんが何をしてたのか、あんたは知ってたんでしょ?と昨日Aioonから聞かされた真実をOomに語りかけます。
そこへAioonもやってきて、ごめんね、大学のことOomが黙ってくれていたのにおばあちゃんに話しちゃった。
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ここの「ちょっと気まずくて本人には言えないから二人ともOomに話しかけている」体裁をとっている演出がとても好き。
Aioonは作家になる夢をもっていて、今頑張ってると家族に打ち明けます。Oom、おねぇちゃんも成長したよ、今は夢を持ってる。応援してあげて。…おばあちゃんも応援するから。
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もう絶望的な昨晩の言い争いからまさかのV字回復!!!!いやぁーどうなるかと思った…。
ああー良かった。で終わらないのがこのシリーズ。
Oomの病室から目と鼻の先の通路でMayとPloy(Mayの元カノ≒現親友)を見かけます。
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後を追うAioon。
Ployに見つかり、Mayは目の経過観察の為に病院に来ていると教えられます。
Ton(Mayの従兄)に手を引かれ検査室から出てきたMayに声をかけるAioon。ちょっと嬉しそうなMayにどうしているの?と聞かれて、友達に会いにきたんだ、検査結果はどうだった?と誤魔化すAioon。
前回と変わりない。目は見えていない状態だよとTonが答えます。
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このTonの言葉を受けて(かな?)MayはPloyに、ごめんなさい。もうあなたのレストランには行かないと思う…と告げるのです。
どうして!?と理由が分からないPloyは部屋を飛び出してしまいます。MayはTonに、彼女を追いかけて私の代わりに説明して欲しいと伝えます。
行きたいって思ってるのにどうしてPloyのレストランへ行かないのかわかる?
MayはさっきのPloyからの質問の答えをAioonに教えます。
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「見えないから」
そんなMayにAioonは、おばあちゃんと仲直りしたと報告します。
「大きい女の子に戻ったよ。だから頼りたかったらいつでも頼ってもいいからね。」
ここは英語直訳ですが"大きい女の子に戻った"という言い回しがすごくユニークで可愛いです。
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Ep3のプールサイドのシーンでもお父さんと大喧嘩をして絶望しているMayに対して一言目に「わたしに寄りかかってもいいよ」と声をかけます。
ここでの寄りかかるには物理的に肩を借すという意味と心理的に頼ってもいいよの二重の意味を感じられます。
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Aioonの肩を借りて二人で病院を後にします。
お互いにお互いを助け合う二人の姿が印象的なEpです。
そして、Ployを追いかけるTon。
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彼女は普通に生活してる、仕事にも行って、彼女とも出かけて、海外旅行にも行くのに、どうしてレストランに行けないの?と理解出来ない様子のPloy。
(わたしにはKoratが分からないよPloy。地名?施設名?レストランの事だとは思うんだけど…)
場所じゃない、人が問題なんだよ。とTon。
(場所であってる?Ton?)
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Mayにとって目が見えなくなってからの世界は、前の世界ほど怖くないんだ。
え?どういうこと?
目が見えていた世界はどう怖かったの?とPloy。
ほんとどういうこと?初めてPloyとシンクロしちゃう。失明してからの方が怖くないってこと?んー?
でも、友達もたくさんくるわと続けるPloyに
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Mayが一番嫌うのは同情だよ。と告げるTon。
ここで前半が終了。
まとめ
こんなに序盤から辛い事ってある?うそでしょ?で始まったEp6ですが良いシーンが多すぎて(辛すぎて)長々と書いてしまいました。これでまだ半分?信じられません。
【後編】もEp7前には書き終えたいところです。
そして『』で引用した、素敵な日本語翻訳付きのEP6は下記からご覧いただけます。是非。