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【後編】Pluto EP7の感想
はじめに
NamtanとFilmが主演を務めるタイGLのPluto。
Mayは今夜、Aioonを自分のものに出来るのか?
Ployのレストラングランドオープン当日です。うっとりする青いドレスと心が痛いEp7後半です。
とても長いEP7前半の感想はこちら。
パーティー当日
Ployのレストラン。グランドオープン当日。
Ep6でAioonがMayのために準備した場所と同じく会場には青と白の旗が飾られています。
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そこへAnnとFrancもやってきます。
Mayはまだ来ないの?とFrancに聞かれるも、分からないわと答えるPloy。
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「正直、Mayのガールフレンドが来たらレストランの品格が下がるだけよ。来てくれない方がトラブルもなくて良いわ」とAnn。
トラブルメーカー認定されているAioon。散々な言われようです。
「Mayに”ガールフレンドは連れてこないで"って言っても聞かないと思う。あの子はとても賢い子だから、ちゃんと考えて答えを決めてくるはずよ」とPloy。
元カノ(現親友)だけあってMayの事をよく理解してるPloyです。
さあ、Mayの答えが分かるよ、とTonの視線の先は…
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雨上がりの空ような青色のドレスで合わせた2人が登場!
この肩越しのカットもすごく好き。BGMもマッチしてめちゃくちゃカッコいいです。プリンセスとプリンセス。2人ともとてもきれい!
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「彼女のガールフレンドがレストランの品を下げるって発言は取り消した方がいいんじゃない?」とTon。
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会場の人たちもAioonとMayに目を奪われています。わたしも奪われています。すごくきれい…
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「レストランをオープンするっていう夢を叶えたね!」とMayは祝福の言葉を贈ります。
ありがとうとお礼を言い、あなたのガールフレンドにもうトラブルを起こさないように言っておいてねと釘を刺すPloy。
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「Oom、何か話したいことあるんでしょ?」とOomを促します。
「…みんなも口が悪かったと思うよ。だけど昨日はやり過ぎたって反省してる。ごめん。」
分かってくれたらいいの。今回は目をつぶってあげる、とFranc。
いや、おまえもな!と心の中で思ってると
「みんなも自分たちが悪かったことをちゃんと認めて欲しい」とMay。そしてニッコリ笑いながら続けます。
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「まだ私と友達でいたいなら、どうすればいいか分かるでしょ?」
笑顔で圧力をかけます。
ねぇ…弁護士だからって脅してるの?と嚙み付くFrancにいい加減にしてとPloy。
パーティーの初日にケンカはいらない。出て行ってと言わせないでとFrancに謝罪を促します。
Mayの味方をするの?!と言うFrancに私は正しい事の味方をしているだけ、さあ次はあなたの番よとPloyは続けます。
…不穏な空気が流れTonも様子を伺います。
「分かったわよ、今回はPloyのレストランのために謝るわ」と、しぶしぶ謝罪するFranc。全く悪いと思ってない謝罪です。
ほら、じゃあこれでお終い。パーティーを楽しんで。とPloyは2人に声をかけます。
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彼女たちが去ったあと、TonがPloyに声をかけます。
「思ったより早く終わったんじゃない?」それを聞いて「もちろんよ」とMayが答えます。
つまるところ、Francの旦那さんはMayのクライアントでMayの父親はAnnの父親の上司…。完全にMayの方が優位ですね。
「ここで終わりにしなかったらそれなりのリスクがあるって分かってるはずよ。彼女たちは自分のメリットを手放すような事はしないタイプだもん。」とMay。
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あっけに取られてるAioonの表情が最高です。
「ってことは、あの謝罪も計画のうちだったの?」とTon。
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「こちらの女性はMetawee。クラスで1番頭のいい生徒です」とからかうPloy。
この結末を分かっていたうえで、Aioonの事を悪く言っていた友達から謝罪をもらうのが目的だったの?Mayはほんとに賢くて立ち回りが上手です。
AioonもMayも自分が出来る方法でお互いの事を守りました。Aioonは少しやんちゃですね。
突然の暗闇
パーティーも進みMayとAioonもダンスを楽しんでいます。
慣れないヒールで躓くAioonに大丈夫?と声をかけるMay。「安心して。ちゃんとついていくから。ほらOomがリードして?今夜はずっと一緒にいなきゃダメだよ」とイチャイチャしてます。
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ふふふって笑うMayの声もすごく可愛い。幸せな時間です。
その時、突然会場の電気が消え、あたりが暗闇に包まれます。
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ざわつく会場の空気に、何が起きたの?と心配そうなMay。Aioonは電気が消えて真っ暗になった事を伝えます。
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「まだ状況が分かりません。ひとまず中へ避難してください」と慌てながらも必死にアナウンスするPloy。
Tonの誘導でみんなは建物の中へ移動します。
どうやら、電力の使い過ぎでヒューズが飛んでしまったよう。復旧までには30分程かかるみたい。
どうしようTon!と慌てるPloyにTonは声をかけます。「落ち着いて。まずはゲストたちに説明に行こう。みんなもきっと理解してくれるはず」
「わからないじゃない。このレストランは私の夢なの。こんな嫌な思いを残したくない」とPoy。
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一緒にゲストたちに説明に行こうとTon。1人でその悪夢と戦わせる訳にはいかないと、Ployに手を差し出しますが、結局Ployは手を取らず1人で向かいます。
このシーンのTonに対するPloyの気持ちが難しいです。ただ、頼りたくないだけ?何かあるの?
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なんであんな悲しそうなTonのカットを挟むの?
真っ暗だからできること
建物の中へ避難するゲストたち。FrancとAnnもこの状況を心配しています。
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「早く電気がつかないと、みんな帰ってしまうわ…」
と2人も心配そうです。
「May。大丈夫?」と手を握り声をかけるAioon。
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「ここにいるなかで1番暗闇に詳しいのはわたしだよ?」とおどけて答えます。
でも、Aioonは少し不安そうです。泣き出してしまう子どもたちの声と共にみんなの不安は募っていきます。
この真っ暗なシーンを見て、改めてMayの生きる世界はこんな景色なのかと気づかされます。
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そんな雰囲気を察してか、やっぱり言い直してもいい?と、May。
「やっぱり…大丈夫じゃない…だって…私はPloyを助けてあげられない」
悲しそうなMayの表情を悲しそうに見つめるAioon。
そしてあたりを見回して、何か思いついた様子。
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ウサギとオオカミ
そして、真っ暗な部屋の中で始まったのは影絵芝居。
MayとAioonがライトの前で影絵を使っておはなしを始めます。
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「昔々あるところに、とても傷ついて目の見えなくなったウサギがいました。
ウサギは暗闇の中、恐怖に怯えながら暮らしていました。
ある日、ウサギは大きな牙を持った怖そうなオオカミに出会います。」
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「怖くなったウサギは全速力で逃げました。」
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子どもたちも夢中になっておはなしを聞いています。
「逃げた先で、今度は大きな鷹に会いました。」
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「美味しそうだなぁーと鷹はウサギを捕まえようと空から狙いを定めます!
その時です!オオカミがあらわれて鷹を追い払い、ウサギを助けてくれました。」
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Mayの臨場感たっぷりな口調と優しい声におはなしの世界に引き込まれていきます。
そこへ、PloyとTonが合流。2人がこのピンチを救ってくれたねと話すTon。
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「そしてウサギは、自分を守ってくれたオオカミが怖くない存在だと気づいたのです。」
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「ウサギはまた心を開くことにしました。そして、2人はいつまでも幸せに暮らしました。」
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おはなしの最後、Mayは手を伸ばして片方のハートを作ります。それに気づいたAioonも手を伸ばします。
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すてきなシーンです。ちょっとうるっときます。
このおはなしはMayが考えたものなのかな?目が見えないウサギ(May)は怖そうだけど優しいオオカミ(Aioon)に出会うおはなしです。
Ep6でMayは”物語が現実になるかどうか確かめたくて小説を読んでいた”とAioonに話しています。
「ウサギとオオカミの2人は、いつまでも幸せに暮らしました。」
Mayはこの物語が現実になったらいいなと思って考えたんじゃないかなと感じます。
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そして、おはなしが終わったタイミングで会場の電気も無事復活!
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ゲストたちの大きな拍手に、電気が戻ったことをMayに伝えます。そして立ち上がり2人でお辞儀をします。
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その様子を見守るPloyは「Mayのこんな姿、今まで見た事なかった。彼女のガールフレンドはMayの良いところ引き出してくれるのね」とAioonの事を見直したようです。
良かったねAioon。そしてMayもとっても嬉しそう。
パーティーのあとは…
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PloyはAioonにさっきのお礼を伝えます。そして、トラブルメーカーだと思ってた事も謝ります。
AioonもMayがあやまるチャンスくれたことで冷静になれたと、レストランでの事を改めて謝ります。
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「だって、PloyはMayの初めてのガールフレンドなんだもん」とAioon。その言葉に、たまらず笑ってしまうPloy。
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2人の仲が少し深まりましたね!
PloyはMayと関係についてAioonに話します。
「Mayとは、私がまだ失恋の痛みを引きずっていた時に出会ったの。それで、わたしから彼女にガールフレンドになって欲しいってお願いしたの。お互いをガールフレンドって呼んでたけど、実際にはただの友達だったわ。」
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ただの友達と聞いてほっとするAioonにPloyが続けます。
「Mayはもしかしたら誰かの事を本当に愛したことがないかものかも…。彼女はずっと初恋を忘れられないみたいだったから。その人は美しくて優雅で、勇敢だったって。でも、Mayはみんなに、あなたのこと本当に愛してるってちゃんと示したわ。」
初恋の人を忘れられないと聞いて複雑な顔をするAioon。
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何かを思い、ひとり佇む姿が鏡に写ります。きれいなドレスを纏う姿はまるでOomのようです。でも本当は違う。OomのふりをしたAioon。
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わたしは一体誰なんだろう?
Mayの忘れられない初恋の人って?
もしかしてOomが初恋の人なの?
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Aioonの気持ちがぐるぐるしているように感じます。
パーティーを終えてホテルに戻ってきた2人。
BathroomにはMayの家にあった香り付きのキャンドルが並んでいます。
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その香りと暖かさに気づいたMayはAioonに尋ねます。
「香り付きのキャンドルも持ってきたの?」
Mayの家にはそれがたくさん並んでるからTonに聞いてみたと答えるAioon。
「リラックス効果もだけど、キャンドルの暖かさと香りで方向が分かるって教えてもらったんだ」
その言葉を聞いてにっこり微笑むMay。
自分の事を理解しようとしてくれるのは嬉しいよね。
「Oomのおかげでまた見えてるみたいに感じる」
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「お礼をいうのは私の方だよ。こうゆう事したいって思ったこと今まで一度もなかったから…」
愛する人のために何かをしてあげたい気持ちかな。
愛されるってどんな感じか知りたかったと話していたAioonですが、愛されるって気持ちもこの後知っていくのかな。
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「そうだよ。私のこのOomはきれいで、賢い、勇敢なの」
Mayはどうしてここでは"เก่ง"って言ったんだろう…
เก่ง は優秀な人の意味でわたしは賢いと翻訳してます。
graceful=สง่างาม じゃないの?
ニュアンスは近いのかな?
きれいなシーン。ただAioonの表情だけが晴れません。
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MayはAioonを引き寄せておでこにキスをします。そして頬を寄せてAioonの首筋に優しくキスをします。優しく抱き合う2人。
Aioonが掠れた声で呼びます「May…」。
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「私も愛してるよー-」
後に続く言葉を遮るようにAioonはMayにキスします。気持ちを伝え合うようにキスする2人。
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きれいなキスシーンでうっとりします。
首や肩、触れられるところにたくさんのキスをし合うAioonとMay。2人の気持ちも盛り上がります。
それでも、やっぱり頭の片隅に残っている不安を取り除きたい気持ちがあるAioon。
「May…聞いてもいい?…
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その質問に愛してるよ言いとキスするMay。
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「Oomはわたしの初恋の人なの。一目惚れなの。」
そう言って、またキスしようとするMay。
その、Mayの肩を掴んで止めるAioon。
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その言葉にショックを受けるAioon。
うああぁああーーーだめだめ!違うのAioon!!と頭を抱えるわたし。
そしてここ!ここからのBGMがめちゃくちゃ良い!
ストリングスの音色で悲愴感が増します。
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Aioonの疑念が確信に変わった瞬間。
その気配が変わったのを感じて、とっさにAioonの手を掴むMay。
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離れてしまわないようにAioonの手を強く握るMayですが、Aioonは強引に自分の手を引き抜きます。
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そしてMayを残し出て行ってしまいます。残されたMayもこの状況にショックを受けている様子。
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そのころ実家では。
Aioonの部屋に入るおばあちゃん。電気がつけっぱなしの部屋を見て小言を言います。
「まったくあの子は。なんでこう全部やりっぱなしでいくのかね…」とテーブルに置かれたノートパソコンの電源ケーブルも抜いていきます。
ケーブルを抜くとパッと急に画面が明るくなり、困った様子のおばあちゃん。あら、これはどうやって電源切ったらいいんだい?と画面を覗くと表示されたメッセージに気付きます。
「Oom元気になったの?なんでKhoratにいるの?友達のInstagramで見たよ」
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そういえばAioonも電話でKhoratにいると言ってたことを思い出します…何か気付いたの?おばあちゃんです。
タイムマシーンをちょうだい
きれいなドレスに上着、スニーカーのミスマッチな格好。あの後、急いで出てきた感じが伝わります。
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道端で飲んだくれるAioon。そこへTonが声をかけます。
「なんでこんなところで飲んでいるんだい?危ないだろう?」
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「いいよ、かかってきなよ!誰とでもやってやる!」
Aioonが叫びます。ほっぺが赤くて可愛いです。だいぶ酔っぱらっている様子。
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「でも…彼女の心の中の相手と…どうやって戦えばいいんだよ…」
Mayの初恋の人がOomだったと聞かせてやけ酒ですね。
いったいどうしたんだよ?とTonが尋ねるも、ふらふらの足で立ち上がるAioon。
まって、どこ行くの?と座らせて話を聞きます。
彼女と戦うんだ…とAioon。
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「過去に戻って、真っ先にMayに会いに行くんだ」
そしてそのまま仰向けに倒れて道端で寝てしまいます。
Oomより先にMayに会うつもりなんだね可愛いねAioon。
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ため息をつきながらどこかへ電話をかけるTon。
電話の相手はMayでした。
「ねぇいったいどうしたの?Aioonを自分のものにするんじゃなかったの?」とTonからの電話を受けるMay。
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「…誤解したみたいなの。彼女を私のとこに連れてきて」
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そんな簡単に言うけどさ…彼女かなり酔っぱらってるんだよ…
と言いつつもちゃんと送り届けるTon。
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お疲れ様Ton。酔った人を運ぶのって大変だよね。
と、むくっと起き上がり「あっついなぁーーー!」と背中のジップを下ろそうとするAioon。
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慌てて毛布を引っ張り、Aioonを包むMay。
そして怖い顔をしてTonを睨みます。
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…本当にTonが気の毒です。
「僕は医者だよ?女性の裸なんてこれまでに何千人と見てきてるって。そんなに独占欲出さなくても大丈夫だって。」とTon。
「何人の女性の裸を見てきたかなんて関係ないわ」
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独占欲丸出しのMayが可愛いですね。ああーもう頭痛がするよ…とTonもお手上げです。じゃあ何かあったら連絡して、とMayに濡れタオルを渡して部屋を後にします。
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Tonからの渡された濡れタオルでAioonの身体を拭いてあげるMay。寝ているAioonがつぶやきます。
「もう、やだ…」
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「もうOonでいたくない…。」と涙を流すAioon
ここはTrailerで見た時から楽しみだったセリフ。
Mayに聞かせるこんなシーンで使われるなんて…最高です!
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その言葉を聞いてはっとなるMay。
手探りでAioonへ近寄り、頭を撫でながらAioonに話しかけます。
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「Oomじゃないって…Mayは知ってるよ?」
少し震えるMayの声にせつなくなります。
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うぅーーーーーー。だめ泣いちゃう。Aiって呼んでるのもすごくグッときます。
「でも…もしあなたの愛する人が亡くなった原因がわたしだって知っても、それを許せるほどを愛してくれてる?」
泣きながらAioonを抱きしめるMay。2人とも涙を流すこのシーンもとても好きです。
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あぁーーやめてBGM。心臓がきゅってなってる。
伝えたいけど不安なMayの気持ちと想いが強過ぎてOomのふりをするのが苦しいAioon。2人の気持ちがつらいです。
ここで後半終了。
まとめ
AioonをものにできなかったMay。
Ep1で出会ったときからずっとOomをAioonだと分かっていました。
もう一度Ep1から見直すと面白そうだな…と感じます!
お互いに愛し合う青いドレスのシーンもきれいで何回も見ちゃいますが、やっぱいラストシーン。”Oomでいたくないな…”から最後までセリフもBGMも全部好きでこのシーンだけ何度も見ちゃうし毎回泣いちゃいます。(次のセリフも分かってるのに泣いちゃう。)
そして何度見ても頭の隅に"愛する人が亡くなった原因"の愛する人は誰を指してるの?ってなるります。
(Paul…Benのお母さん?)Mayは誰のことを話してるの?
Ep8も楽しみです。