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[メキシコ料理の魅力]葉っぱに包まれた家庭の味?タマレスを作ってみたら

こんにちは!
タマレスって知ってますか?

トウモロコシの粉を材料とする生地で肉や豆などといった中身を包み、蒸しあげるメキシコの食べ物で、メキシコ風ちまきと呼ばれることもあります。
映画『リメンバー・ミー』にも登場しているようです。とても身近な食べ物なんですね〜。

最近、「たまらないタマレスが食べたい〜!」となりまして、初めて自分で作ってみました。
そこで今回は、タマレス作りを通して実感することができたメキシコの食文化の魅力をお伝えしたいと思います!
それと、東京都でタマレスを食べられるメキシカンレストランもご紹介しますね!

コーンの葉で包まれたタマレス

メキシコ料理は好きで食べに行くことも多いのですが、タマレスの作り方は全く知らなかったので、YouTubeなどで情報収集しました。

タマレスは中身の具に使う材料やソースによっていろいろなバリエーションがあります。
今回は、主に下の動画を参考にして、レッドソースを絡めたチキン、豆の2種類を作りました。(日本語の情報が少なかったので英語の動画です)


タマレスを作るには、おおまかな工程として
①フィリング(中身)を作る
②フィリングを包む生地を作る
③コーンの葉で生地、フィリングを包み込み、           蒸し器で蒸す

という工程があります。
なかなかやることが盛り沢山なので、友達に協力してもらいワイワイ作りますw

①フィリング作り(チキン)

チキンを香味野菜やハーブと共に茹でます。
出来上がった肉は細かく割いてあじが染みるように、また包みやすいようにします。
同時に取れる美味しいチキンスープを、ソースや生地を作る時にも利用します。

①フィリング作り(豆)
ブラックビーンズ(黒いんげん豆)の水煮をニンニク、鷹の爪などと共にオリーブオイルで加熱しながら潰します。
この料理はフリホーレス・レフリートスと呼ばれ、これ単品で美味しいです! 豆の風味、コクがしっかり感じられる名脇役的な料理です。

①フィリング作り(レッドソース)
メキシコ料理では頻繁にチレ(唐辛子)が使われ、その種類も様々です。
今回はチレ・ワヒーヨとチレ・アンチョを使ったソースを作りました。

チレ・ワヒーヨ

個人的にはここが一番の胸アツポイントかも知れませんw  
チレを使うことにより、メキシコ料理ならではの味を出したいと思い、Amazonで取り寄せました。日本で馴染みのない食材なのでやや割高ですが、、、
唐辛子といってもただ辛いだけではなく、苦味や旨み、風味を料理に加えてくれて、奥深い味わいになるんです!

炒めて香りを引き出す
完成したレッドソース

このソースをチキンや豆に絡めて、フィリングの完成です。
これ、初めて作った割に絶品と言える出来でした(自画自賛)。これまでの手間が報われます。

チキンとソースを絡めたもの

②生地を作る
生地には、マサというトウモロコシの粉をベースに、ラードや作ったチキンスープ、レッドソースなどをよく混ぜて作ります。
マサはトルティーヤ(タコスの生地)にも使われます。日本でいうご飯のような、主食といっていいと思います。
この調理したトウモロコシの香りがとても良く、メキシコ料理の魅力の一つだと思います。

③コーンの葉でタマレスを包み、蒸す
コーンハスク(コーンの葉)を広げた上に生地、フィリングを乗せて包みます。それを蒸し器で2時間ほど蒸しました。
コーンハスクは日本で買うと高いです。背景にチラッと映り込んでいるようなクッキングシートで代用可能なので、それで良いと思います。両方試しましたが、出来は一緒でした。ただ、コーンハスクの方が雰囲気は出ますw 趣味アイテムですねw

○完成

蒸し上がったタマレスはこんな感じでした。
(写真が雑ですみません💦)
フィリングはよく出来たのですが、生地がモソモソした食感になってしまったのと、ラードがやや重い印象でした。しかしコーンの風味はやはり良かったです。
食感を良くするのにはどうすればいいのか、研究が必要ですね!


長い記事を読んでいただき、ありがとうございました!
私もメキシコ料理について詳しいわけではありませんが、もしこれをきっかけに興味を持ってもらえたら嬉しいな〜と思います!


最後に、東京都内でタマレスを食べられるレストランをご紹介します!

※最新の情報とは言えないので、タマレスを目的に行かれる際は直接お店に確認して下さい。

・広尾 サルシータ

・下北沢 テピート


因みに、サルシータの店主である森山さんは、メキシコ料理のレシピ本を出版されています。

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