シン【ソウサクの中毒⇔中毒のソウサク④】

「大丈夫か。お袋? マザーファッカー?」
 俺は廊下へ飛び出した。

(冗談はやめてよ)
 俺は階段を下まで降りていきながら、ひどい音を立てて落下した母親の姿を探した。
 勃起したペ●スは、ショックで元通りになっている。

「あれれ」
 俺は茫然自失とした。
 階段の下まで降りたが、母親の姿はどこにも見当たらなかった。
「どこだい、お袋さんよ」

「……」
 応答はなかった。
 俺は、夢を見ていたのだろうか。俺は萎えたペ●スを気にしながら、階段を再び登っていった。
 
 そして、俺は半開きのままになっている自室の扉を開けた!

「ぐへえ」
 俺は目を疑った。
 部屋の中には、母親が仁王立ちになっていた。
「お、お袋」
 俺は、声を失っている。

 母親は、顔や手足全体に「白塗り」していた。オバタリアンみたいなパンチパーマや、ダサいエプロンも白く塗られている。
 それは例の「シロヌリ人間」と全く同じ姿だった。 
 

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