【創作の中毒×中毒の創作28】
「一家の大黒柱を殺したコイツに制裁を!」
白塗り人間のファミリーたちは、間合いを詰めてくる。
(怖い)
俺は、後ろの壁に阻まれて、逃げることができなかった。
「一家の大黒柱を殺したコイツに制裁を!」
「一家の大黒柱を殺したコイツに制裁を!」
夜行性動物のような“目”。
目は、青山霊園の地下で光り輝いている。
俺は、怖く怖くて、小刻みに震えている。
「おい。待てよ」
俺は怒鳴った。俺は白塗り人間のファミリーと取引するつもりだった。
「コロセ」
「マタナイワ」
「ゴカイじゃないわ、アナタは私たちの父を殺したの」
彼らの怒りは、強くなっていく一方だった。