
I CAN Make It
上手くいかないときや疲れてるな~と感じたとき、「ランニングハイ」を聴きたくなることもあるけど、今はこっちの気分。
身体は疲れてるのに目は冴える
やるべきことは沢山
「追いかけてるはずが追いかけてる」
ここんとこは そんな日々だ
「やれる」と言ってみたけど確信はない
いやむしろ自信は揺らいでる
桜井さんが曲作りのときの葛藤を書いているような、でも誰にでも置き換えて聞くことができる歌詞。
プレッシャーの前に引っ込めるアイデア
後悔だけを生んで
色んなプレッシャーを感じて素直な気持ちや考えを伝えられない、それを後々後悔する…誰もが経験したことがあると思う。
全編を通し暗いタッチで描かれた
モノクロの映画を観た
悲劇の主人公と自分重ねて
仲間が増えた気がした
いつか自分さえ知らない自分に
驚きを感じたい
日の目を見ないままのこの誓い
I CAN Make It,I CAN Make It
気持ちが沈んでるときこそ、暗い映画や音楽を求めてしまう気持ちはすごくわかる。
私自身、そういうときに明るい映画を観たり、ポジティブな歌詞の音楽を聴くと余計に自分とのギャップを感じてしんどくなるから、こういう共感だったり気持ちを代弁してくれる系の歌詞やメロディーに救われてきた。
でもただ一緒にしんどくなったり傷の舐め合いをするわけではなく、「いつか…」とか「私はできる」といったちょっと前進しようとしている、希望や望みを表現したこの微妙なニュアンスがとても心地良い。
不可能を可能にするスキルを
泣く子も黙る自信と貫禄を
醜いアヒルが白鳥に変わる逆転劇起こせれば…
この表現はさすが桜井さん!逆転劇を「みにくいアヒルの子」に例えるなんて…。すごくインパクトもあって、この曲で1番印象的な歌詞だと思う。
ダメかもしれないっていう気持ちがありながら、成功することを諦めきれない、まだ信じたいっていう気持ちが伝わる歌詞。
そしていつか自分の存在を証明して
I CAN Make It,Make It,Make It
いつかは非現実的な夢も
叶うと信じ
I CAN Make It
Release 2015.6.4
自分の存在意義や価値を見出したい、何者かになりたいという想いと、自分自身にできる!と言い聞かせるような歌詞。
夢を抱いてる人や、自分の存在意義がわからなくなったときに、ぜひ聴いて欲しい。
アルバムの1曲でメジャーではないし、今後のライブでもあんまり演奏するイメージはないけど、ちょっと疲れたときや将来に不安や迷いを感じたときに聴きたい1曲として、みんなの選択肢にいれてもらえると嬉しいです!