里山歩きのススメ。Part11 〜弘法山
※ 扉写真
弘法山から信州上田・塩田平・青木村を見渡す
信州上田の「弘法山」
信州上田は、戦国時代に名を馳せた真田氏が治めた地域である。
真田氏が築城した「上田城」から千曲川を挟んで南側に広がるのが「塩田平」で、上田城築城以前は、この「弘法山」に築かれた「塩田城」がこの地域の固めであったらしい。
近くには良泉の「別所温泉」や弘法山の麓にある「前山寺」をはじめとした歴史のある神社仏閣も多いことから、
「信州の鎌倉」
とも称される。
この山域の主峰は「独鈷山」(とっこさん)である。
弘法山はその前山的な存在で、標高は842メートル、登山口からの標高差は300メートル弱の低山ではあるが、塩田城跡からのルートには岩場の急登やロープ場などもあり、「アスレチックみたいに面白い。」と評判の里山である。
山頂直下の一帯には、岩場を穿つ岩殿に合計三十三体の観音様が祀られ、弘法大師にゆかりのある信仰の山でもある。
今回は、塩田城跡からアスレチックコースを登り、前山寺登山口へ下山する周回ルートを歩いてきたものの、通らなかったルートもあり、三十三体の観音様の全てには会えなかったので、春を待って改めて訪れたい。
弘法山については、下記「塩田まちづくり協議会」HPのリンクを埋め込んだので、ご参考に。