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1年ぶりの親友はとても元気でした(o^―^o)ニコ Day2


石巻から松島へ

11月1日。
私と親友Kの一年に一度の「生存確認ツアー」2日目は、日本三景の「松島」観光がメインイベントだ。

私は翌日は休みなので、時間的には遅くなっても構わなかったのだが、Kは翌日は朝が早いということで、仕事に差支えない時間に帰宅するためには仙台着午後4時がタイムリミット

・・・というわけで、足早の観光コースとなった。

まずは、朝の陽ざしが柔らかい石巻駅から、仙石東北ラインで高城町へ。

小春日和の石巻駅

仙石東北ラインは、快速電車らしく、松島海岸には止まらないため、手前の高城町駅で下車し、タクシーで松島を目指す。

最初の目的地は「みちのく伊達政宗記念館」だ。


伊達政宗公

宮城県といえば、伊達政宗公。
行く先々に、伊達政宗のエピソードが語られている場面に出会う。

伊達政宗記念館はその代表的な施設のようだが、平日の開館直後ということもあってか、閑散としていた印象。

展示は、伊達政宗の生涯をたどった物語が多くの人形で演出され、政宗公が宮城県の礎であることがわかる。

伊達政宗記念館(入り口)
伊達政宗公像

建物の裏側には海鮮市場のようなものもあって、周辺にも「牡蠣」の2文字がそこかしこの看板におどり、海鮮と焼き牡蠣のにおいが一面に漂っているのが強烈な印象である。

「昼は松島の牡蠣だな。」
などと話しながら、歩いてメインスポットの「松島海岸」へと向かう。

日差しが強く、11月というのに汗ばむ陽気。

まさしく「小春日和」の一日だった。


日本三景「松島」

伊達政宗記念館から松島海岸までは、1キロほど。
歩いて十数分である。

松島は、京都の天橋立、広島の宮島と並ぶ「日本三景」の一つでもあり、松島海岸まで来ると、さすがに平日の午前中でも一帯には人出が多い。

メイン道路となる国道を挟んで、遊覧船の並ぶ船着き場と土産物店や飲食店が軒を連ね、観光客であふれていた。

欧米人らしい観光客も見かけたが、多いのは中国人と思われる一団。

ここでもインバウンド需要が高まっていることを実感する。

松島海岸から福浦島方面

瑞巌寺五大堂

遊覧船の船着き場のすぐそばに、国宝瑞巌寺の「五大堂」がある。

予定していた遊覧船の時間まで1時間ほどあったので、透橋(すかしばし)を渡って「五大堂」へ。

透橋は、板の間が空いていて橋の下が透けて見えるため、足を踏み外さないように注意て進む。
対面してくる人とすれ違う時は、特に注意しよう。 (・m・ )クスッ

歩く人の少ないタイミングで写真撮影を試みるが、人のいない写真を撮るのは極めて困難なので、なるべく顔が映らない瞬間を選ぶ。

親友Kは、私がタイミングを見ているのに気づいてか気づかないでか、私の前を行くため、特に、その「後ろ頭」を避けながらの撮影だ。

Kは、「俺は前にも来たから、写真はいいや。」とカメラすら持たずに来ていた。

いまどき、みんな「スマホ」を持っているので、カメラがなくても全然問題ないと思われるだろうが、彼は違う。
彼は、今なお「ガラ携」を愛用していて、
LINEも繋がらない。

まったくめんどくさい「オヤジ」?だ。
いや、「じじい」といった方が的確かもしれない。草 

・・きっと彼にはこれも伝わらないと思うが。ww

瑞巌寺五大堂 透橋(すかしばし)
五大堂


松島湾クルーズ

せっかく日本三景の「松島」を訪れたのだから、湾内一周の遊覧は必須だ。

一番遠出する「島めぐり政宗コース」を選び大型船に乗船した。

松島湾には、大小260以上の島々があるそう。
3.11では、津波で大きな被害を受けたそうだが、周辺地域に比べ、この島々が天然の防波堤になったとも聞く。

クルーズは約1時間、島の間を進むコースだったが、大小の島や岩場があり、美しい景色が延々と続く。
水深の浅いところでは海苔の養殖もおこなわれているとか。

遊覧船の中では、巧みなガイドが行われ、最後には、「この船の中でしか買えない、貴重な海苔」の販売も行われていた。

天気も良く、風も穏やかだったので、絶好のクルーズ日和だった。

遊覧船の案内図
四つの穴が一度に見えるのは一瞬
その一瞬は、、、タイミングを逃す。


瑞巌寺

松島観光の最後は、国宝「瑞巌寺」である。

瑞巌寺は伊達家の菩提寺として保護されてきた寺だというが、時代時代でその扱われ方は大きく変遷があったようだ。

天皇の御座所となる間も用意されていて、政宗の「隠し砦」とも。
どことなく「城館」の趣のある寺でもある。

時代や政情に左右された仏教や寺の歴史が窺われる。

仙台へ

瑞巌寺からわずかな距離に仙石線の「松島海岸」駅がある。
ここから仙台までは1時間ほどかかるので、ぼちぼち仙台に向かおう。

一年ぶりの「生存確認ツアー」も終わりに近づいてきた。

午後3時ころ仙台駅に着き、土産物などを物色する。

なぜか腑に落ちなかったのは、土産物の値段だ。
松島海岸では、名物の「牡蠣めし」が1,190円?ほどだったが、仙台駅では、同じものが890円ほど。(金額はうろ覚え m(__)m )
まあ、当然と言えば当然なのだが、なんとなく。('◇')ゞ

「また、元気に会おう!」

Kとは、仙台駅で別れた。

来年こそは、山形の霊峰「月山」へ行ってみたいと思っているが、Kは、「登山はいやだ。」というので、また、行先は考えよう。

Kは、「信州安曇野へ行ってわさび畑が見たい」というので、そんなプランもいいかもしれない。

今回はKがいろいろ計画してくれたので、来年は私が計画する番になる。

「また、元気に会おう。」が、私たちの約束の合言葉だ。

おまけ ~末娘と牛タン

Kは、先代から山形を目指して改札を通り抜けて行ったが、私は、仙台でもう一泊することになった。

Kの後姿を末娘と見送って、仙台で「牛タン」を食す。

実は、今年の9月に、末娘が仙台市にほど近い「大河原」に転居していた。

今回、Kと東北旅行をすることになったので、宮城へ移り住んだ娘に「仙台で遊ぶ?」とLINEしたところ、「いいよー」という快いお返事。

そんなわけで、仙台駅に娘を呼び出し、娘とKを見送り、その後ホテルに荷物を置いて「牛タン」の店へ直行したという訳だ。

旨味太助

行ったのは、人気店の「旨味太助」。
夕方6時前だったので、待たずにカウンター席に座れたが、我々が席について数分で店内は満席となり、気が付くと店の外には入店待ちの人が。。。

「グッドタイミングだったね」と言いながら、生ビールで乾杯。

美味かった。

カウンターの中では、炭火でひたすら牛タンを焼いているのが見えたが、私たちが入店したときに30センチくらいの高さがあった牛タンの山は、数十分で半分くらいになって、生ビールを2杯飲むうちに、店内の客は2順くらいしたんじゃないかと思うほど、回転も速い。

6枚の牛タンに舌鼓を打ち、満足した。

牛タン6枚の定食

旨味太助を出たのは、まだ7時前。

宿泊先のホテルの近くまで戻って、もう一軒居酒屋へ。
焼き鳥とビールを飲んで、すっかり満腹となった。

娘の住まいは、仙台から電車で30分ほど。
駅まで送る途中、高層階のビルの展望ラウンジに上がって夜景を眺める。

娘も、まだ宮城に来て2か月ほどなので、初めてだったとか。

奥のビルの最上階に展望ラウンジが
こんな感じ

仙台駅の正面口から、後ろを振り向きながら手を振り、ビールでほほを染めた娘は、改札の中に消えていった。

元気そうな娘の顔を見て、一安心したのが本音だな。
親父としては。。。

そして、仙台の夜は更けていく。

翌日、昼頃の新幹線に乗り長野へ。
午後3時半ころの帰宅となった。


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