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【LAA_エンゼルス】#3_エンゼルスと愉快な仲間たち_アーロン・ループwithお茶目な中継ぎ陣


前回の予告と違って申し訳ないですが、エンゼルスを語る上で外せないカテゴリーがあったことを思い出しました。

中継ぎです。




No_2,アーロン・ループ


wikipediaより


ということで今回はバリアさんテペラさんハーゲットさんキハダさん、エステべスさん(何人かとっくにDFAされてますが)など並みいるLAA中継ぎ陣を率いる大将軍のアーロン・ループさんをご紹介します。
(ここで出たメンツについても後半で軽く触れます)

何が大将軍かというと衝撃的な昨シーズン2023年の成績です。
あまりの悲惨さ故、3年目のクラブオプションは当然破棄され現在FAです。

3月にアメリカ代表として決勝戦で快投していたことは、およそこの成績から想像もつかないでしょう。
(まあ流石にCHWのアンダーソンさんよりはマシですが)


WBC決勝でもアメリカ代表の名に恥じない素晴らしい投球を披露していたため、我らがエンゼルスファンはループさんがかつての全盛期を思い出したことに期待しつつシーズン開幕を迎えたのでした。


選手としての特徴


左腕サイドスローで変則の部類に入る中継ぎとして、いわゆる左キラーを任されることが多い投手です。

ここでは2つの時代に分けてループさんを紐解きます。

【2023年WBC代表時代】


最初私がアメリカ代表のメンツを見た際、違和感を覚えました。

「なんでループが?」

確かにキャリアハイは素晴らしい成績(後述)でしたが、エンゼルスに来てからは並(当社比)の中継ぎでした。

そしてなんといってもアメリカ代表の救援陣は、デヴィン・ウィリアムズ、ケンドール・グレイブマン、ジェイソン・アダム、プレスリー、ベッドナー、オタビーノなどなどオールスター級のメンツだったのです。


「こんなメンツで出番ないだろ」
と思っていましたが、決勝の日本戦にて満塁のピンチで緊急登板します。

相手は左のヌートバーでしたが左キラーとしての役割通り完璧な制球力で執拗にインコースを責め、結果は詰まらせすぎて内野ゴロの間に一点を許しましたが内容は完璧でした。


メッツ時代を見たことがない私にとって、ループの真の姿を初めて見た瞬間であると同時に2023年シーズンに期待を寄せるのでした。


【2023年LAA時代】


そんな幸先の良いスタートを切ったループさんは2023年にキャリアワーストの成績を叩き出します。


彼は2021年NYMにて65登板で防御率0.95と圧倒的な成績を残した実績を引っさげ2022からエンゼルスに加入したのですが、期待されていた中継ぎエースの役割を果たせていませんでした。
(前回のnoteの主役であるレンドーンさんでも似たような話があった気がしますが気のせいでしょうか)

もっとも中継ぎは年単位で成績がぶれる傾向にあるので、そこまで意外ではありませんが。


だいぶ引っ張りましたが、いよいよ以下に成績を掲載します。

別人かな?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97

wikipedia


55登板で防御率6.10(!!?)
です。
一人だけクアーズフィールドで投げたのかな?

打たれるのはLAA中継ぎのあるあるなのですが、なぜかどれだけ打たれようとひたすら登板機会を与えられ続ける謎現象が起きたのです。


特に勝負をかけた7月以降は重宝され、32登板で防御率6.82(!!!?)を叩き出しました。

なぜ登板ペースにブーストがかかった上で、防御率を悪化させているのでしょうか。(理解不能)


エステべスが劇場を披露して逆転され、その火消しにループが登板してダメ押しを食らうあの光景は今でも鮮明に思い出されます。
ポストシーズン進出を目指すチームとは思えない、まさにこの世の終わりのような光景でした。

まとめ


かくして悲しみに満ちたエンゼルスとの二年契約は終了しました。

なんだかんだループに関しては愛着がある選手ですので、再契約の有無に限らずまたメジャーの舞台で頑張って欲しいです。

最後に愉快な中継ぎ陣をおさらいして今回は閉めようと思います。
(補足と言いつつなかなか面白い仕上がりになりました)


このnoteが参考になりましたら評価いただけると幸いです。


補足:愉快な中継ぎ陣


ライアン・テペラさん

あまりにも酷すぎて今年DFA済み。
彼が抑えていた記憶は全くなく「エンゼルスの中継ぎ」と言えば個人的にテペラとループの二人が真っ先に思いつく。

ハイメ・バリアさん

今年DFA済み。
名前に反して全く点差を守ってくれないため印象が強い。
ガーディアンズに移籍したらしい。

ジミー・ハーゲットさん

在籍中。
抑えていた印象は全くないが、調べると意外にも防御率4.66で悪くなかった(当社比)。

ホセ・キハダさん

ケガで今年の途中に離脱したが在籍中。
何が武器なのか良くわからない、投げっぷりが特長の剛腕派。
個人的にいつか大爆発炎上しそうでイマイチ信用できない。

今年のWBCでは準々決勝にてアメリカ相手の8回にノーアウト満塁として降板し、後続がトレイ・ターナーに歴史に残る逆転満塁ホームランを打たれた。
同大会にてサンドバルやループが活躍を見せる中、WBCでも変わらないエンゼルスクオリティを見せつけファンを震え上がらせた。

カルロス・エステベスさん

在籍中だが、個人的にはトレードに回して若手を補充してほしい。

前半戦はよかったが、ポストシーズンに向けて負けられない試合が続く8月以降突如別人となり8,9月の防御率は20登板で8.28(!!?)だった。

特に今年の8/3のSEA戦、私は勝ちを確信するもエステべスさんは連続四球から逆転満塁ホームランを食らい敗戦。
ポストシーズンに向けて著しく後退し、全てのエンゼルスファンが放心した。

伝説の試合_2022/6/22_KC戦


悪夢そのもの。
エンゼルスファンであることの厳しさを教わった衝撃の試合。

9回裏の起死回生同点スリーラン、延長の犠牲フライを含む8打点を大谷一人で叩き出し、エンゼルスは11-12で敗戦した。

なんで?

この試合ではループ、ハーゲット、キハダがそれぞれ失点に絡んでいる


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