見出し画像

出来上がり線の付け方3種類

「服作りは何歳から始めても上手くなる。」
どうも。

手描きイラストと洋裁、ゆずの木です。
さて、
洋服作りに欠かせない最初の一歩が型紙。

先日は定規や道具について書いてみましたよ☺️。

では、
次は型紙に縫い代をつけて、出来上がりに印をつけるには🤔❓というオハナシです。


出来上がり線の付け方3選


縫い代とは、今更ですが、
洋服の出来上がり線に対してミシンで縫うための生地の余裕分です。

本屋さんの型紙本は、縫い代を自分でつけなくちゃならない…と思ってましたが、最近は縫い代付きの型紙本も多いらしいですね〜!!

縫い代無しの型紙に自分で縫い代をつけて布を裁つ場合、皆さんがいちばん始めに使うのがチャコペーパーとルレットではないかしら😃❓


Photo by Amazon
Photo by Amazon

家庭科でも習った、色のつくペーパーとゴリゴリする回転式道具で印をつける方法です。

最近の縫い代付きパターンなら、縫い代が正確に足されていて、型紙通りに裁断して、合印に切り込み(ノッチ)を入れるだけで早く正確に縫い合わせができます。


しかし。

洋裁教室に行くと、まず最初にさせられるのが

きりじつけ

という方法。


昔作ったワンピースと糸でつけた印

型紙について知りたくて教室にいったのに、まずは糸と針でとにかくとにかく‼️印をつけなきゃならない😅😅


なんでやねーーーん‼️‼️

苦行でしかないやん😭😭😭❓

と思った貴女。


私もそうです🤣🤣。


最近思う。
洋裁のやり方には「こうでなければならない」という決まりはなく、

最終美しい服が仕上がればそれで良い。

途中の縫い代つけは、チャコペーパーでも良いのですが、何故洋裁できりじつけは覚えなければならない最初の関門なのか?

自分なりに整理してみました。


①抜いたら跡形無く消える。

黒のキュロットにピンクの色糸でつけた印

目立つように、ピンクやブルーの色付きしつけ糸をよく使います。
縫う時ははっきり見えますが、抜いたら跡形無く消える。
そこがきりじつけの良いところ。

長らく私は量産の現場にいましたからね。
百貨店は「汚れ」にナーバスです。

チャコペーパーの印は、お客様にとっては「汚れ」でしかない、という話😅😅😅。


②立体にしてからも印がつけられる。

ベルトループ付け位置を糸印で。

こちらはワンピースの仮縫いの様子です。

ベルトループを少しローウエストにつけたいので、ボディに着せてから付け位置を決めました。

糸でつける印は、立体にしてからもつけられます☺️。
試着した上から、とか、お直しの際も便利!


③表と裏から印が見える。

武庫川女子大学家庭科教材より


きりじつけは、二枚の布を一緒に糸で印をつけ、間をハサミで切っていくやり方です。

ですから、表と裏から印が見える。

これが深く洋裁を続けていくと、とても便利な方法と気づくようになります。


洋裁に決まりはない。

しかし、

最終美しく出来上がるために、みんながやって来た方法がやはりいちばん合理的なんだなぁ、と今になって気づきました。

きりじつけしなきゃ、洋裁はできない事ないですが、覚えたら便利です。


なんで、武庫川女子大学さんのサイト貼っておきますね〜。


きりじつけのまとめです


共感していただけたら、スキやフォローなどのアクションをいただけると、作者は大変喜びます☺️。

他にもInstagram等やってます。

いいなと思ったら応援しよう!