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西脇でソーイング座談会やってみたまとめ。

服作りは何歳からでも上手くなる。
どうも。
手描きイラストと洋裁、ゆずの木です。

前回の記事から間が空いてしまいました。
しばらくは西脇でのソーイング🧵the🧵暖会の余韻に浸りつつ…

ささやかですが、この座談会を開いた目的を、田舎のおばちゃんがわめいてみます。笑笑。


・手触りを感じる

布は触ってみないと分からないです。

最近になって、国産織物も産地の全国認知が広がって来ましたが、それでも産地から直接一般消費者へ届く事は少ないです。

だから、ご遠方のソーイングファンの皆様にも、


「播州織ってなんなのさ」


を触って感じていただきたかった。

これは播州織の枕カバー。
日用品にも実は多用されているそうです。


・ソーイングファンが繋がる

笑顔の繋がり

普段SNSの中でしか繋がっていないソーイングファン。

しかも、ソーイングの趣味は孤独で理解されない事も多い(なんなら拷問と罵られたり、搾取利用される事もあり😨❗️)

そんな家庭の主婦が日常を飛び出し、織物の街で織物だらけのイベントを楽しむ。
最高じゃないか!!


しかも、心暖かい友人同士が車をシェアしたり、自宅に泊めたり、優しい繋がりの場としては大成功でした😭😭。

まさに暖かさ伝わるソーイング🧵the🧵暖会。

・現状を知る

こちらは私自身も産地をよく理解していないので、語弊があればすみません。

トヨタの古い織機。
自動車生産以前はトヨタ社は「トヨダ」の社名で
織機を生産していたそうです。


『織り機が「ガチャン」と動いたら一万儲かる』と言われたガチャマン景気。

1950年頃の日本にはそんな時代があったそうで。

西脇に行くと、こんな織機がまだ残されていました。

自動車メーカーのトヨタが、まだ社名を「TOYODA」と名乗って織機を作っていた時代の物です。

播博来場者の感想として、

「良い織物は良いけどちょっと高いな。」

と言う感想は正直あったと思います。

職人さん物はメーター2000円から3000円、なかには一万円超え生地も。

いかに私たちの身の回りの布製品が、

国産以外で満たされているか
肌で実感しますよね。


・現代の日本に『着る服が無い』なんて有り得ないけれど…。


戦後のもの不足の時代じゃあるまいし、
そう、「着る服がない」なんて有り得ないんです。


資料「誰がアパレルを殺すのか』

アパレルの国内市場規模は20年で3分の2に縮小、
対して供給量は約2倍に増えているそうです。

まさにアパレル市場は「着ない服、捨てられる服」を縫い続けています。

参考資料「誰がアパレルを殺すのか」
杉原淳一/染原睦美 日経BP



『自分が着る服は自分で選べる』。

最近お仕立てした播州織ワンピース
播博で着ていた播州織ブラウスとパンツ

もう、
自分が本当に着たい服を着たい布で、数着あれば良いんじゃないかしら。

そんな日本🇯🇵にそろそろ戻りませんか?
EUはファストファッションの大量廃棄の規制、お直し職人の援助を始めています。


長いお話を読んでいただきありがとうございます。
スキやフォローなどのアクションをいただけると、作者は大変喜びます。

地元でこじんまりと対面受注服を製作しています。
ご遠方からは受け付けておりませんが、ポリシーなど感じていただけたら嬉しいです。

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