話したくない
お酒を飲んで、自分のことをいつもよりも話した次の日は無性に消えたくなる。人から透けて見えてほしいと思うようになる。
普段から「人に期待しない」をモットーにしているから人との関わりを避けている。
欲しい時に欲しい言葉を言ってくれる補償ができないから。
だから、自分のことを話さない。
話したら自分が求めている言葉を発して欲しくなってしまうから。
でも、お酒が入って尚且つ人から自分の話を聞かれるといつもよりも自分のことを話してしまい、自分という存在を他人に落としこもうとしてしまう。知ってほしいと思ってしまう、そして話す。
昨日が実にそうだった。
自分のことを話してしまった。最悪だ。
死にたい。自己開示をしてしまったことが恥ずかしい。私は私の中で意見をもって、自分を守ってきたのに、昨日の私がそれを壊した。
もう過ぎてしまったことだから仕方ないのだけれど。
それでも、帰ってきてから絶望感に苛まれて、眠って、朝起きて、陽の光を浴びると自分がいかに汚い人間かを照らし出される気がした。
陽の光が私の心を蝕んでいく。
汚い私が、私という人間が、存在することを明示してしまうのだ。
今ものすごく汚い自分に絶望している。
死にたい。まあ、死にたいというよりかは、汚い私を入れ替えたい。
だからリストカットしてしまう。私はバカだから、血を入れ替えれば私は生まれ変われる、汚い自分は流されると考えている。
そんなことないのにね。
勢いで言ってしまったあの言葉も、行動も全てが私を汚くしてしまう。
そう、汚れている私は私が嫌いなのだ。
自分が自分で嫌いだ。
怖い。
勢いで言ってしまったあの言葉を最後の言葉にさせてください。