
偽スクショを作る方法
何でこんな記事を書いてるのかというと、イラスト界隈にも怪しい情報商材屋がいるからです
LINEでつながって無料プレゼントを贈った後、有料サロンや高額コンサルタントに勧誘する、というのがその一例ですね
ボクも以前Twitterをやっていたときに誤って商材屋とつながってしまい、送られてきたDMに先制で「お金なら無いですよ」とけん制したのに結局LINEリンクを送り付けられるという・・・あのコミュニケーションは時間のムダでした
さて、こういった情報商材は、月収〇〇万円!というスクショが伴っているときもあります。でも、それは有名なインフルエンサーだからと信用できるものでしょうか?安っぽい情報を高額で買わせる詐欺の可能性があります
今回は、なぜこういった情報商材が怪しいのかを、2つの視点から解説していきます
注意
こういう手口であなたを騙そうとしてるよ!という注意喚起が目的の記事なので、ここに書いてあることを悪用しないでください。責任は取りません。
詐欺は犯罪です
また、すべての情報商材が悪質なものとは限りません。この記事を拡散するのはかまいませんが、商材主への誹謗中傷はせず、可能であればプラットフォームの運営に報告・相談してください
誹謗中傷も犯罪です
イラスト系情報商材の例
noteの有料記事
その前に、怪しい情報商材の例を紹介しておきます
以前ボクが見たのは以下のようなものでした(フェイク込み)
・クラウドソーシングで提案を選んでもらう方法という記事
・無料部分は誘導、具体的な方法は有料部分
・価格は、見た時点では9000円
・ライバルが増えることを防ぐため、10人のみ販売し、1人分売れるたびに値段を上げる
・・・ぶっちゃけ、こんなものを買わなくてもググれば出てきます
noteの有料記事は購入者のみがコメントできる仕様です。なので、誰かが買わない限り注意喚起ができない点がデメリットです
「コメントした後返金してもらえばいいじゃん」という意見もあるでしょう
ところが、noteの返金は運営が審査し、通らない限り帰ってくることはありません。ボクも怖いので試す気になれません
公式LINE誘導
はい、これもうさんくさいと思わせるパターンですね
この手のよくあるパターンは、
「友だち登録ありがとうございます!」とメッセージが来る
無料プレゼントを渡す
「困ってませんか?」と訴えかける
高額商材やコーチングへ誘導
・・・これ、「わざわざ私のために個別にしてくれてるんだ!」と思ったことはありませんか?
実はこれ、全部自動投稿です
・つながったら「登録ありがとう!」とメッセージ
・登録後1日目に無料プレゼント①が届くようにタイマーセット
・2日目に無料プレゼント②が届くようタイマーセット
・以下、商材・コーチング誘導まですべて自動投稿
LINEには、このように間隔をあけて自動投稿する機能があります。これはLINE for Businessの機能で、YouTubeの概要欄に貼ってあるLINEリンクは個人用アカウントではなくfor Businessの方に登録されています
こうして、アカウントの持ち主はわざわざいち個人に手間をかけることなく商材に誘導しています
じゃあどうやって情報収集すればいいのか?
より安価に済ませる方法としては、マーケティングや営業法の本を買うことです
本を買うことのメリットとしては、ネットの記事を漁るよりも、専門家に出会える確率が高くなるということです
例えば、心理学の学位を持っていてある企業で営業成績1位だった人の本を見つけ実行することができれば、人の心理に沿ってセールスを成功させることがより現実的になるでしょう
とはいえ、最近はインフルエンサーやYouTuberも本を出しており、そのせいか本の中身のクオリティが下がっているように感じます。可能であれば目次を見たりためし読みしたり、著者について調べてみることをお勧めします
その時間がなくても大丈夫!Kindle unlimitedなら、お手頃な月額で本を読み放題です。対応している書籍だけでも、「読んでよかった!」と思えるものが見つかることでしょう
Kindle unlimited
繰り返しますが、個人的には読書で知識を蓄積し、実行していくことがおすすめです。読書はその道をすでに通った方と対話するようなものです。1000円少し払うだけでこれができるのはコスパとしてもかなり良いです
厳しいことを申し上げますが、活字を読むのが面倒に思うかもしれませんが、そこで多少面倒でもやるかやらないかでライバルとの差は生じてきます
とはいえ、端から端まで読む必要が必ずしもあるわけではありません。それについては、また別の記事でお話しします
①タイトル回収
1つ目の視点は、タイトルの伏線回収も兼ねています
文字通り、内容を改ざんしたスクショを撮るのです
たとえそれがサイトを構成するHTMLでも、PCさえあれば簡単に改ざんすることができます
これは誰にでも簡単にできることです
それでは具体的にどうしているのか、詳しく見ていきます
改ざん方法解説
キーボードのF12(開発者ツールのショートカット)を押してください
すると、こんなふうにサイドバーが表示されます
※ブラウザはFloorpですが、GoogleChrome、Firefox、Edgeでも同様のことが可能です

大きな枠の中に書かれているのがHTMLのコードであり、これはあらゆるサイトの骨組みになっています
次に画像のようなマークをクリックして、Webサイト上の要素を視覚的に選択できるようにします

その後でページ上にカーソルを動かすと、こんなふうに要素ごとに選択できるようになります


これはクリック後の様子です
青く光っているラインの行が、先ほどカーソルを合わせた要素を表しています
これは他のサイトでも有効です
では、ためしにはじめしゃちょーさんの登録者数を改ざんしてみます
これは改ざん前の様子です

チャンネル登録者数を5人にしてみます
先ほどと同じように要素を選んだら、右側の青いところに1460万人と書かれていますね?

これをキーボードで打って書き換えます

これで、はじめしゃちょーさんの登録者数を見かけ上5人にすることができました
こうして、内容を改ざんしたスクショを捏造できるというわけです。簡単すぎて涙が出ちゃうね!
これを通してわかること
noteは利用人口が多いので、月収を改ざんする人はいることでしょう
もちろんこの手法はnoteの売上管理でもすることができます
ぜひご自身の手で試してみてください
HTMLの改ざんは極めて簡単だということがおわかりいただけます
②なぜ「年収」ではなく「月収」なのか
では、改ざんではないもう1つの視点から、なぜ怪しいのかを考察していきます
持続性がない
1つ目の結論から言うと「月収」と書いてある場合、長期にわたって持続性がないことが考えられます
例えば、最初の1か月だけ稼げた額を公開しているなど
持続性がない場合、それはビジネスとして成功しているとは言えないでしょう。知らないところで悪評が広まって「買うなよ!」という注意喚起がされているかもしれません
再現性が低い
別の理由としては、扱ってる内容が、そもそも再現性が低いというのも考えられます
特定のスキルや状況に依存しており、多くの人には実行するには難しいことがあります。それを隠して販売するケースがあります
アップセリング (Up Selling)
また、アップセリングに遭遇するかもしれません。
購入後、さらに高額な商品やサービスを購入させるためのアップセリングが行われることがあります。
最初の商材では成果が出ないように設計されており、追加の投資が必要だと感じさせる手口です
サポート不足
購入後に質問やトラブルがあっても、サポートが不十分で、顧客が自己解決を迫られることが多いです。返金保証が謳われていても、実際には返金が難しいこともあります
個人情報の悪用
購入時に提供した個人情報が第三者に渡ったり、スパムや迷惑メールが増えるリスクもあります
消費者庁の助言
情報商材はクーリングオフが義務ではないため、泣き寝入りするパターンもあるかもしれません
そうならないために、消費者庁は、以下のようにアドバイスしています
SNSでの勧誘や広告に惑わされないよう注意する、または促す
高額な契約を急かされても、即決せず、周囲に相談することを推奨
不審な点があれば、金銭を支払う前に消費生活センターや警察に相談する
そんな汚いリスクを背負ってまで、お金が欲しいですか?
冒頭にも書きましたが、これらの方法は絶対に悪用しないでください
詐欺は懲役刑のみの重罪であり、この先さらに重罪化する可能性も大いにあります
そもそもビジネスというのはフェアな関係でなければ長くは持ちません
「気持ちよく取引できたからまたお願いしよう」
「対応がよかったからまた安心して任せられる」
こういった信頼のもとにビジネスは成り立ちます
Twitterを中心に怪しいイラスト系商材屋が増えていますが、1ミリでも怪しいと思ったらまともに取り合わないことです
それか、LINEであれば無料プレゼントだけ受け取って、あとは永久ブロックしてしまうのもありでしょう
可能であればプラットフォーム運営にチクる。これの多くの方の積み重ねによって、悪徳業者は撃退できます
最後に、ボクからのお願いです
ビジネスをするなら真っ当な方法で稼ぎましょう
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