「日ドラ」私、定時で帰ります!(2019年~)
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ストーリー
★★★★
映像美
★★
おすすめ度
★★★★
こんにちは。
名古屋住んでいる朴です。
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今日は日本ドラマを紹介します。
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定時に退社していますか?私はフリーランス兼個人事業主なので、退社が いつでも可能な時もあれば、退社できない時もあります。会社員の時は、部署によって退社時間が大きく異なりました。設備営業の時が最悪でしたね。その時代を思い出しながら[私、定時で帰ります]をレビューしてみましょう。
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東京の繁華街、夕方6時。多くのサラリーマンが残業の準備をする その瞬間、一人の女性が堂々と会社を出ていく。彼女の名前は東山結衣。ウェブデザイン会社で働く彼女にとって、6時退社は鉄則だ。過去の辛い経験から、仕事と生活のバランスを見出した結衣。しかし彼女の生活はまもなく大きな変化を迎えることになる。結衣がよく訪れる中華料理店。6時10分まで生ビール半額のこの店は彼女のオアシスだ。今日もいつものように生ビール一杯と小籠包を注文する結衣。そのとき隣に座った男性が彼女の目を引く。驚いたことに、それは結衣の元彼で新しく赴任してきた上司、種田康太郎だった。「結衣...久しぶりだね。」
「康太郎さん...ここでどうしたの?」ぎこちない再会の瞬間、結衣の携帯が鳴る。現在の彼氏、諏訪匠からの電話だ。複雑な感情に包まれた結衣はビールを一気に飲み干す。これで彼女の平和な日常は終わった。仕事と恋愛、そして自分の信念の間で、結衣はどんな選択をするのだろうか?
出演者
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吉高由里子: 東山結衣役 - 定時退社にこだわるウェブデザイナー
中村アヤノ: 三谷佳菜子役 - 真面目で情熱的な新入社員
亀梨和也: 種田康太郎役 - 結衣の元彼で新しい上司
柳楽二穂: 諏訪匠役 - 結衣の現在の彼氏
岩田タカノリ: 福永誠司役 - 部長
松重豊: 静ヶ岳八重役 - 産休から復帰した先輩
※ドラマをご覧になっていない方にはネタバレになる可能性がありますのでご注意ください。
SYNOPSIS
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「私、定時で帰ります」は現代日本の職場文化を鋭く捉えたドラマです。主人公の東山結衣は過去の過労で倒れた経験から、6時の定時退社にこだわるウェブデザイナーです。彼女の平和な日常は、元彼の種田康太郎が新しい上司として赴任してくることで揺らぎ始めます。ドラマは結衣の6時退社を巡る葛藤を中心に展開します。新入社員の三谷佳菜子が初めてのプロジェクトを任され、残業と過度な業務でストレスを感じる状況、会社でのセクハラ事件、部長の福永誠司の予算削減による社員の残業増加など、様々な出来事が起こります。この過程で結衣は自分の信念を守りながらも、同僚との関係を調和させようと努力します。ドラマは単に「ワークライフバランス」の重要性を強調するだけでなく、各キャラクターの多様な状況と価値観を通じて、仕事に対する多角的な視点を提供します。結衣の定時退社へのこだわり、佳菜子の情熱、康太郎の責任感、福永の旧態依然とした考え方などが衝突しながら、現代の会社員が直面するジレンマを生き生きと描き出します。特に印象的なのは、ドラマがどちらか一方の立場だけを擁護しないという点です。
結衣の定時退社が時に利己的に見えることもあれば、残業を当然視する会社文化の問題点も同時に指摘します。これにより視聴者は自分の職場生活を振り返り、真の仕事の意味について考える機会を得ます。ドラマはまた、キャラクターたちの成長過程を繊細に描き出します。結衣が自分の信念を守りながらも同僚とコミュニケーションを取る方法を学んでいく姿、康太郎が過去の過ちを反省しより良いリーダーになろうと努力する過程などは、視聴者に深い印象を残します。
「私、定時で帰ります」は「仕事とは何か」という根本的な問いを投げかけます。ドラマの中のキャラクターたちは、それぞれの方法でこの問いへの答えを探していきます。結衣にとって仕事は人生の一部分に過ぎず、全てではありません。佳菜子にとって仕事は自己実現の手段であり、康太郎は仕事を通じて自分の能力を証明し、成功を収めようとします。このような多様な視点を通じて、「正しい仕事の意味」というものはなく、各自の状況と価値観によって異なる可能性があることを示しています。
REVIEW
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「私、定時で帰ります」は現代日本の職場文化を鋭く捉えたドラマだ。主人公の東山結衣を通じて、私たちは仕事と生活のバランスについて深く考えさせられる。吉高由里子の演技は結衣の内的葛藤と毅然とした意志を繊細に表現し、視聴者の共感を得ている。ドラマは単に「ワークライフバランス」の重要性を強調するだけでなく、各キャラクターの多様な状況と価値観を通じて、仕事に対する多角的な視点を提供する。三谷佳菜子の情熱、種田康太郎の責任感、福永誠司の旧態依然とした考え方などが衝突しながら、現代の会社員が直面するジレンマを生き生きと描き出す。特に印象的なのは、ドラマがどちらか一方の立場だけを擁護しないという点だ。結衣の定時退社が時に利己的に見えることもあれば、残業を当然視する会社文化の問題点も同時に指摘する。
これにより視聴者は自分の職場生活を振り返り、真の仕事の意味について考える機会を得る。ドラマのもう一つの強みは、キャラクターたちの成長過程を繊細に描き出すことだ。結衣が自分の信念を守りながらも同僚とコミュニケーションを取る方法を学んでいく姿、康太郎が過去の過ちを反省しより良いリーダーになろうと努力する過程などは、視聴者に深い印象を残す。「私、定時で帰ります」は単なるロマンスドラマを超えて、現代社会の重要な問題を扱う社会派ドラマとしての側面を持っている。面白さと意味を同時に捉えたこのドラマは、日本だけでなく、似たような職場文化を持つ韓国の視聴者にも大きな共感と慰めを与えるだろう。
POINT
仕事とは何か部下に責任を転嫁し、過労を当然視し、謝罪しない上司。最悪の上司の見本がドラマに登場します。もうやめて〜「私、定時で帰ります」は「仕事とは何か」という根本的な問いを投げかける。ドラマの中のキャラクターたちは、それぞれの方法でこの問いへの答えを探していく。結衣にとって仕事は人生の一部分に過ぎず、全てではない。彼女は定時退社を通じて自分の人生と健康を守ろうとする。一方、佳菜子にとって仕事は自己実現の手段であり、情熱を注ぐ価値のある対象だ。康太郎は仕事を通じて自分の能力を証明し、成功を収めようとする。ドラマはこのような多様な視点を通じて、「正しい仕事の意味」というものはなく、各自の状況と価値観によって異なる可能性があることを示している。同時に、仕事が人間の尊厳と幸福を害する手段になってはいけないというメッセージも伝えている。残業と過労が蔓延する現代社会で、仕事の意味を改めて考えさせるこのドラマは、単なる娯楽を超えて私たちの人生に対する深い洞察を提供している。
END
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「私、定時で帰ります」は現代の会社員の生活を繊細に描き出した秀作だ。定時退社という単純な題材から始まり、仕事と生活のバランス、職場内の人間関係、自己実現など様々なテーマを深く扱っている。ドラマは答えを提示するのではなく、問いを投げかけ、視聴者自身に自分の人生を振り返らせる。結衣の旅路は多くの会社員に共感と慰めを与える。彼女が経験する葛藤と悩みは私たちのものでもある。定時退社という小さな実践を通じて人生の主導権を取り戻そうとする彼女の姿は、仕事に追われて生きる現代人に小さな勇気を与える。同時に、このドラマは仕事の意味について改めて考えさせる。仕事は単にお金を稼ぐための手段なのか、それとも自己実現の通路なのか?会社と個人の利益が衝突するとき、私たちはどんな選択をすべきなのか?こういった問いへの答えを探していく過程がドラマの核心だ。ただし、元カノ/元カレと同じ会社で働くことは可能だろうか?私には無理そうだが、元婚約者と一緒に仕事をする二人を見ていると違和感を強く感じる。そして東山の現在の婚約者も違和感と不快感を感じ、結局破談になる。2回目の破談とは...
ドラマでは頻繁に婚約破棄が起こるようだ...?最後はハッピーエンディング。
ここまで朴でした。
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写真出典:TBS公式サイト