コアサテライト投資(戦略)ってなんだ?どんな運用方法なのだろうか?
はじめに
今回の記事ではコアサテライト戦略という投資方法について考えていきます。
コアサテライト戦略のコアとはインデックスに連動する投資信託やETFでの運用を行うことで、サテライトは個別株トレードやFX、仮想通貨、コモディティーなどの価格変動の大きい投資商品を使って運用をすることです。
今回はその中身について考えていきたいと思います。
この記事を見終わった方はコアサテライト戦略を採用したいと考えるようになるかと思います。または、すでに行なっている運用がコアサテライト戦略になっている人も多いかと思います。
あなたの戦略はどのよう投資手法でしょうか?
それではいきましょう!
※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。
自己紹介はこちら↓
コアサテライト投資のコアの部分について考えよう
コアの部分での運用の王道は『全世界株式インデックスファンド』と言われる投資商品を使ったり、『全米株式インデックスファンド』と言われる投資商品を使うことになります。
本質的には『超長期運用をしていこう』という話になってきますので、倒産リスクなどをできるだけ排除していくように投資商品を考えていく必要があると考えています。
コア部分のメインは積立NISAです
そして、使う口座はNISA口座で非課税のメリットを享受しつつ、毎月淡々と積み立てていくスタイルがコア部分の王道的な投資スタイルになるかと思います。
代表的な銘柄を見て行きましょう。
全世界系ファンド
投信:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
投信:楽天全世界株式インデックスファンド
ETF:米国市場に上場のVT
全米株式系(S&P500含む)
投信:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投信:楽天全米株式インデックスファンド
ETF:米国市場に上場のVOO(※)
ETF:米国市場に上場のVTI(※)
※VOOはS&P500に連動するETFで、VTIは米国市場に上場している3,500社以上に分散投資ができるETFです。
なぜこれらの銘柄を選んだのか?
それは、『経済成長を享受するため』です。
インデックスとは指数のことで、株式指数というのは多くの銘柄の平均値を算出してインデックスという数字が出来上がります。
例えばS&P500という株価平均があることはご存知でしょう。それは米国企業の選ばれた500社の平均株価ということです。
なお、スタンダード&プアーズ社がこの指数の算出をしていますが、基準に満たない会社や未成熟な企業は採用していないので、この点では『優良企業の集まり』の株価平均だと言えます。
全世界系のインデックスも運用額世界トップクラスの運用会社が低コストでETFを組成(作って)しているので米国株インデックスのように世界の株式会社の株価平均へ投資することができます。
コアサテライト投資のサテライト部分とは?
サテライト部分の運用に関してはいくつか種類があって、投資をする人の好みで分かれると思います。
例えば、特定口座で個別銘柄を積み立てていくように買ったり、個別銘柄のトレード益を狙うようにしたり、FXやCFDでのトレード益を狙いにいくような方法もあると思います。
<運用事例>
特定口座での積み立て投資
日本株トレード
米国株トレード
FX
CFD
仮想通貨
などがありますが、これはあなたがどんな資金を準備するために投資をしているかで、用途が変わります。
例えば、老後の資金を貯めるために、非課税口座を活用したのち、もっと積み立てる余力があれば20年、30年後の出口を見据えて積み立てていくスタイルがあったり、毎年のトレード益を狙って投資するというのもありだと思います。
サテライト投資の割合は?
では具体的にどのくらいの割合でサテライト戦略で投資をしたらいいか考えましょう。
結論から言うと、今投資できる資金の半分をコア用に確保して、もう半分をサテライト投資に回しておくといいかと思います。
とはいえ、私の中ではコア部分の投資は毎月積み立てで行うことにしているので、一括で大きな資金を必要としていません。
なので、それ以外の資金はサテライト投資に活用してもいいと考えています。
要は毎月、非課税口座で追加投資をする分を差し引いた資金はサテライト投資で運用していいと考えています。
例えば、毎月積み立てNISAで33,333円、iDeCoで毎月23,000円を積み立てているのなら毎月約56,000円は追加投資をしなければいけません。
その資金をよけておいた残りの資金をサテライト投資に回すという運用方法です。
とはいえ、例えば、200万円あるうちの約190万円をサテライト投資、10万円をコア投資にするとバランスが悪いので、半分半分にして、100万をコア投資の追加資金用、もう100万をサテライト投資用にしていけばいいと思います。
私のコアサテライト投資をご紹介します
私が行なっているコア・サテライト投資の方法としては以下のようなポートフォリオ(資産構成)を作っています。
<コア投資用>
積み立てNISAで毎月33,333円
トラリピFXで40万円だけを運用
PayPay証券で毎月7万円を積み立て
上記がコア部分となります。
<サテライト投資>
楽天証券にて米国株のトレード
楽天証券でCFDトレード
PayPay証券でCFDトレード
上記がサテライト部分としています。
コアの部分はほとんど自動で積み立てや運用をしていくスタイルなので、値動きのチェックはしますが、方針はあまり変えず、淡々と積み立てて行きます。
サテライトの部分ではリスクを許容してトレード収益を追って利益が上がったらコア投資の方に資金を移していくという感じです。
このブログではサテライト部分である、楽天証券米国株トレードの収益結果まとめはしていません。
なぜなら、『目標』を立てたり、収益を追いすぎると焦りにつながり、運用のパフォーマンスが落ちるからです。
それと、大した記事になりそうもないので米国株投資についての記事は作っていません。米国株投資についてはTwitterで発信しているので、どんな運用をしているのか見てみたい方はフォローしていただければと思います。
コアサテライト投資の期待リターンはどうなるか?
さて、コアサテライト投資の期待リターンはどのくらいになるかを計算して行きましょう。これは過去の実績に基づいて、今後、このくらいのリターンになりそうだ。という感じの皮算用ですので、今後に注目していただければと思います。
<コア投資>
積み立てNISA・・・5%
トラリピFX・・・10%
PayPay証券・・・5%
<サテライト投資>
米国株式運用・・・15%
楽天証券でCFDトレード・・・15%
PayPay証券でCFDトレード・・・15%
長期に投資をしたらトータルで10%くらいのリターンにはなるのではないかと見込んでいます。
この数字を見ていかがでしょうか?投資に対するリターンが少ないように感じますか?
少ないというのは事実かもしれません。
運用額が1億円のリターン10%と言うと年間1,000万円のリターンということになりますが、運用額が100万円では10万円ということで、投資というのは『規模』の勝負で、投資している額が少ないとリターンも少ないということになってしまいます。
この点から見ると投資する種銭は多ければ多いほど効果的だと言えます。
この投資を行う時の注意点について考えよう
<注意事項>
ネットニュースに左右されない
損があっても辞めない
目標年数の間、積み立てる
サテライト投資に偏りすぎない
コア投資は世界の経済成長に乗っかる
このコアサテライト投資の注意点としては裁量トレードであるサテライトの方は大きくしすぎないということです。
投資に使えるお金が潤沢にあったとしても、コアとなる投資に継続的に追加投資した方が、将来に必要な資金が高確率で増やせると考えています。
そして、コア投資の方は日々の値動きやメディアの世論は無視して淡々と積み立てて行きましょう。
なぜならコア投資は『経済成長に比例して投資の恩恵を受けられる銘柄に投資しているから』です。
だから、自動で投資した資金は成長しますので一時的な含み損は目をつぶって淡々と追加投資をした方がいいと考えています。
コアサテライト投資と一緒に走らせるビジネスとは?
コアサテライト投資の想定平均リターンは10%だということはお伝えしました。規模の勝負なので投資額が少ないうちはリターンの額面が見劣りしてしまいます。
とはいえ、この時点のリターン額を増やすことを考えるのではなく、投資資金を増やすことを考えて行きましょう。
想定平均リターンを20%に引き上げれば、その分のリスクも負うことにになります。その時、投資の世界から退場させられてしまうほどのダメージを負ったら?・・・
と考えたらリスクの取りすぎは懸命ではないと思います。
増やすべきは投資リターン(%)ではなく、『投資資金』です。
じゃあ、どうするのか?といえば、このブログコンテンツの中でも毎回言っている入金力をあげる必要があります。
例えば、節約をして毎月1万円が浮けば、その分投資資金を増やすことができますが、それでも額は小さいです。
節約で資産を積み上げられる人は超絶稼いでいる人なので、凡人サラリーマンの私(達)がやるべきなのは稼ぐ力を身につけることです。
例えば、メルカリで売ってみたり、プログラミング、動画編集、ウェブ制作、ライティング、イラストレーション、コンテンツ配信などがありますが、これらのスキルが貯まるとただの時間労働ではなくなり、時間も資産になりえます。
だから、ウェブ上の労働がいいと考えています。
最後に
このコアサテライト投資のいいところはただ単にインデックス投資をしているよりもリスクをとって、リターンを狙いに行っているので、時間経過によって資産規模が大きくなる可能性があるということです。
それから、非課税口座では老後の年金資金としての『絶対使うお金』の運用をして、サテライトでは少しリスクを取って増えたら良いなという感覚で資金を運用します。
私はこのコアサテライト投資が良いと思っていて、自分でも行っています。
どんな投資手法でもまずは非課税口座での運用は行なった方がいいですし、20年後、30年後のトータルリターンで見ればかなりの違いが出ます。
その画像もつけておきます。
単純に計算しても20年後の運用益700万円に対して約20%の税金が掛かるか掛からないかだけでも随分と違いますので、非課税口座は必須です。
それから、投資をはじめようと考えている人が陥りやすい思考としては『投資で◯◯万円を稼ぐ!』と考えてしまいがちだということです。
『稼ぐ!』というのは至極身勝手な考え方であなたが相場操縦をできるのならそれはできますが、多くの人は相場を動かすほどの力はありません。
私のような弱小投資家は『コバンザメのように』お金の流れが速く、流れるところへマネーを投じて経済成長を享受するというマインドでいた方が成功できると思います。
これは強欲(欲豚)になりすぎないという話です。
ということで、コバンザメのように投資をして、豚に駆逐されない投資マインドが必要なコアサテライト投資について話をしてきました。
私も、毎月投資結果まとめなどもしていますので、参考にしていただけたらと思います。カテゴリー選択からご覧いただけます★
それでは。
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