全10章で、55ページ。だいたい1章あたり4~5ページ程度。
勉強用にはちょうど良さそうな分量です。
CHAPTER1 Introduction
Overview of Claudia Goldin's siginificance
クラウディア・ゴールディンに関して、本当にざっくりと、いかに重要なことを研究し、世の中に提言した人か、ということが書いてありました。ノーベル賞受賞後に彼女に関する記事などを読むと、データの収集とその積み上げに関心する声が沢山あった記憶があります。まさに、彼女の研究に対する徹底した姿勢について、記載されていました。
論より証拠ですかね。
彼女の最も特筆すべき貢献の1つは、職場の男女平等に関数る議論のメイントピックとして持ち上がる「男女間の賃金格差」という考え方だ。
彼女は、この賃金格差の根本的な原因を解明することで、男女間の賃金格差を解決し減少させる方法について重要な洞察を提示した。
教育経済学に関する彼女の徹底した研究により、人的資本に投資することの価値と経済発展を促進するうえで教育が担う役割が明らかになった。
彼女は、歴史的なデータやパターンを系統的に調査することで、職場における男女の役割がどのように変化してきたかについて徹底的な理解を提示した。
彼女の元生徒や指導者の多くはそのまま有名な経済学者になっており、彼女の影響力をより高めている。
Purpose and scope of the biography
彼女のこれまでの人生を詳細に語ることと合わせて、やはり、彼女の残した功績は、現代社会にどう適用されているか、どのように後世に引き継がれているか、その視点で彼女の研究を評価しています。
私たちの目標は、彼女の人生や彼女が旅した知的領域、克服した困難を、徹底した研究と物語を通して正確に表現することだ。
彼女の幼少期と教育から始めて、彼女の知的好奇心を育むのに役立った数年間の背景を説明する。次に、彼女の学術的キャリアを詳細に説明し、重要な転換点や科学的発見、そして彼女の知識の探求に対するゆるぎない貢献的な姿勢に焦点をあてる。
最後に、経済学の分野と社会全体に対する彼女の貢献が次世代にどのような影響を与えたかということを分析し、彼女の影響力と後世に引き継ぐものを評価する。
結論として、クラウディア・ゴールディンの人生や業績は、貢献や知的好奇心、徹底した研究の強さを示す例として役に立つ。
この伝記の目的は、彼女の並外れた功績を讃え、貢献の重要性を強調し、研究と発明における彼女の遺産を後世に引き継ぐよう奨励することである。
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さて、ちょうど、日経新聞にクラウディア・ゴールディンさんの研究を基にした記事が出ていました。
絶対量ではなく、コスパやタイパなど、生産性や効率性で評価され、さらに賃金に反映される仕組みが浸透しない限り、生物学的に異なる男女の間で賃金格差は解消しないでしょう。
生物学的に異なることはどうしようもないですし、動物としての役割分担なので、そこがボトルネックになる評価基準は機能しないものと考えるべきかと思います。
この記事に「教育」については触れていませんが、クラウディア・ゴールディンさんの研究のなかでどのように結論づけられているか、興味がわきました。