ロボットとAIによって労働コストがゼロになる未来?について
生徒: 先生、今すごい勢いでAIとかロボットの技術が進化しているよね。このまま進化して、ロボットが人間のすべての労働を行うようになると、労働コストが限りなくゼロになるんじゃない?それってどんな社会になると思う?
先生: 面白い質問だね。確かにこのまま技術が進歩していったら、衣食住に関わる生産をすべてロボットが行うようになってコストが限りなくゼロに近づいていくかもしれないね。
生徒: それって日々の生活にかかるコストがすべて無料になるってこと?例えば食事も好きなものを言えば、プロ並みの腕前のロボットがいつでも作ってくれるし、材料についてもお金がかからない感じかな。
先生: そうね。君が食べたいものを言うだけで、ロボットが新鮮な材料を使って料理を作ってくれる世界を想像してみて。農業や漁業もすべて自動化されているから、材料もお金がかからないの。
生徒: 家とか、家具とか、洋服とかも全部無料?
先生: もちろん。ファッションも君の好みに合わせてデザインされたものがコストゼロで生産されて届くようになるし、家具も同様に、君の好みに合わせてAIがデザインしてロボットが作ってくれるから、日常生活のコストは限りなくゼロに近づくだろうね。
生徒 あれ、でも世の中には土地とか金みたいな限りがある資源もあるよね。そういう希少性のある資源を手に入れたいときはどうすればいいんだろう?たとえばほしい土地があったとしたらどうすればいいのかな?
先生: いい視点ね。たとえ技術が進化しても、限りある資源は存在するわ。例えば、土地や貴金属、特定の鉱物資源なんかがその代表よ。エネルギーも限りある資源として考えられる場合があるわね。技術の進歩によって現在より希少性が下がるものはあるけど、希少性が残っているものもありそうだよね。どんなものが希少性が残ると思う?
生徒: うーん、土地は限られてるよね。それに、特定の場所の価値が高い土地とかもあるし。あとは、歴史的な建物とか、芸術作品なんかも希少性が残るんじゃないかな?
先生: その通りね。土地や歴史的な建物、芸術作品、さらには特定のブランド品や希少な技術なんかもそうね。これらの限りある資源は、特別な管理と分配が必要になるわね。世界に一つしかないもの、生産者の意図で数が限定されているもの、法律などのルールで価値が守られているもの(著作権など)は労働コストがゼロの社会でも希少性が残っていそうだよね。
生徒: でも労働自体がなくなっていて、生活にもコストがかからなくなっているからお金っていう概念はなくなってそうだよね。。。とするとどうすればいいんだろう。。。お金の進化版みたいなのがあるのかな?
先生: いいところに気づいたわね。なにかお金の代わりになるようなシステムがあったほうがよいだろうね。例えば社会貢献に応じたポイントシステムを使うのはどうかな?人々が社会に貢献する行動をするとポイントがもらえて、そのポイントを使って希少な資源と交換できるようにするの。
生徒: それっていいアイデア!具体的にはどうやってポイントをもらうの?
先生: AIが君の行動を評価して、どれだけ社会をより良い方向に導いたかを見てポイントを付与するのよ。例えば、社会貢献活動、教育と学習、健康と福祉、イノベーションと創造性というような社会をより良くする活動をした場合にポイントがもらえるの。
生徒: 社会をより良くするというモチベーションをみんなが持てるからすごい良さそう!勉強とかのモチベーションも高まりそうだね。
先生: まだまだ先のことだとは思うけど、こういうことを考えていくことは大切だよね。