見出し画像

「不安な気持ちを『みんなで一緒に』『新しい知識を学ぶ』ことによって変えたい」ー「令和SDGsリテラシー」コースに込めた想いー

11月に開講するClassmateの新コース「SDGsリテラシー〜多様性&メディア編〜」READYFORからの先行予約も開始され、盛り上がりをみせています。

今回は、Classmateプロダクトマネージャーの額宮に、新コース「令和SDGsリテラシー 〜多様性&メディア編〜」制作に込めた想いについて聞きました。

プロダクトマネジャー 額宮

差別や偏見が少しでも緩和される世の中にしたい、社会がやさしくなるような情報を届けたい

ー今回は、なぜClassmateでSDGsのコースを作ろうと思ったのでしょうか?

ひとつには、Classmateの代表である疋田のこれまでの経験があります。

Classmate代表 疋田

彼女は、過去にLGBTQ+の当事者として辛い経験に直面していたり、仲のいい黒人の友人が、いかに就職や賃貸契約で苦労しているか、電車の中や街中でどんな差別を受けているかを目の当たりにしたりするなかで、日本でのダイバーシティや社会課題、政治に対して、強い問題意識を抱いていました。

そこで、「差別や偏見が少しでも緩和される世の中にしたい、社会がやさしくなるような情報を届けたい」、そんな想いが詰まったコースを作ることになりました。

実際に、今回のコーステーマである「フェイクニュース」「ダイバーシティ」「LGBTQ+」といったテーマは、これからの時代を生きていくうえで知っておきたい、必要な知識ではあるものの、これらのテーマがしっかりと体系的にまとまって学べる場は、まだあまり多くありません。

その中で、Classmateが質の高い情報にアクセスできる場を提供することは、社会的意義も大きいことだと認識しています。

また、Classmateの受講生にも「サステナビリティや社会問題に興味がある」と教えてくださる方は多く、このコミュニティで学びと繋がりを大事に感じていただける方にとって、関心の高いトピックであると捉えています。

知らないうちに人を傷つけているかもしれないのが怖い。そんな不安な気持ちを「みんなで一緒に」「新しい知識を学ぶ」ことによって変えたい


ー今回のコース内のテーマは「メディアリテラシー」「ダイバーシティ」「LGBTQ+」と、SDGsの中でもかなり幅広い内容を扱っていますが、これらのテーマはどのように決定されたのでしょうか?


この「令和SDGsリテラシー」コースは、例えば「〜貧困・教育編〜」「〜環境資源編〜」など今後シリーズ化して展開していきたいと思っています。

そこで今回は第一弾として、日本の大人が職場や家族との会話の中で日常的に感じていそうな不安は何か、という視点で「メディアの読み解き方」「社会の多様性の存在」「性的マイノリティへの差別」に焦点を当てました。

例えば、無意識に「失礼なこと」をつい言ってしまっていないか不安になっている習い事オーナーさんや、職場環境についてLGBTQ+当事者からの相談への対応が不安な人事の方、マイノリティ差別やいじめをなくすために知識をアップデートしたい教育関係者など…「令和の常識」を知る必要があると薄々感じている方は日本に多くいるのではないでしょうか。

「ニュースで聞く機会が増えた用語は多いけれど、自分がしっかり理解できているのか分からない。知らないうちに人を傷つけているかもしれないのが怖い。」

そんな不安な気持ちを「みんなで一緒に」「新しい知識を学ぶ」ことによって変えたい、というのがこのコースの狙いです。

「教材1冊のなかで多様な視点に気づくことで、自分の世界が広がっていく」


また、実は、一見バラバラなテーマ設定にも理由があるんです。そもそもClassmateでは、他のコースにおいても、教材1冊のなかで多様な視点に気づくことで自分の世界が広がっていくようなテーマ構成を大切にしています。

例えば『教養のワイン』なら、まずブドウ品種とラベルについて、次にワインの歴史とグローバリゼーションについて、次に味覚やペアリングについて… と、毎月異なるテーマから「ワイン」の知識を得ていきます。

幅広いテーマをよくばりに学べるからこそ、1コース修了までに、一見離れているアレとコレの「意外な繋がり」の発見や、生活で出会う様々な出来事に対する「興味の範囲」がどんどん広がる感覚を、楽しんでいただけます。

ー学べる範囲の広さに加えて、Classmateは教材監修者がとても豪華な方々なのも特徴ですよね。今回の監修者はどのように決定されましたか?

今回の教材は、メディアの元編集長や大学教授の4人の専門家が監修しています。このコースを作るにあたって、まずメディアに従事する方々にコンタクトをとり、「『信頼できる情報』を執筆・監修いただける方は誰だろうか?」と探しました。そこで名前があがった方々から、著書やこれまでの活動を見てお声をかけさせていただき、監修いただきました。

教材全体監修の浜田 敬子さんは、朝日新聞のAERA初の女性編集長をつとめた方で、Business Insider Japan元統括編集長です。

『ニセ情報にだまされない! 情報過多時代を生き抜くニュースの見分け方』を監修いただいた古田 大輔さんは、BuzzFeedの元日本版創刊編集長です。ファクトチェック・イニシアティブ理事として、人々が偽情報や誤情報を検証できるための情報発信をしています。

『私たちが知るべき社会の多様性「ダイバーシティ」と民主化の動き』監修の疋田 万理は、Classmateの運営代表でもあります。

ハフポスト日本版の動画事業立ち上げや、その他インターネットメディア企業の上級執行役員や編集長を経て、NHKやTBS NEWSのコンテンツ制作をしてきた背景を持ちます。

また代表をつとめるNPO法人mimosasでは、SNSを中心に性被害や性的同意の啓発を行っています。

『気づかずに「差別」をしていませんか? LGBTQ+ の生きづらさを学ぶ』監修の風間 孝さんは、中京大学教養教育研究院教授で、性的マイノリティ差別を研究されています。

「結婚の自由をすべての人に」訴訟にて、意見書を提出されています。

ジャーナリズムの専門家やマイノリティの研究者、またそれぞれに社会問題の情報発信者として、社会で起きている変化に向き合ってきた専門家たちです。

ー「令和SDGsリテラシー」コースを作る中で、一番こだわった点はどこでしょうか?

制作にあたって、コースの内容として扱いたいキーワードを書き出したところ、カタカナの難しい用語が圧倒的に多くなってしまいました。これらの「よく分からない」と感じている専門用語を、いかにわかりやすく学んでいただくかを考え、文章や図にこだわって制作しています。

また、内容が専門的な分、「難しい」と感じるハードルを下げるため、教材を手に取ったときの印象はなるべくやさしく、親しみやすさを大事にしています。

知ることで、優しくなれる未来を一緒に創りませんか?

ー最後に、「令和SDGsリテラシー」コースのおすすめのポイントを教えてください。


「令和SDGsリテラシー 〜多様性&メディア〜」は、Classmateの「人と一緒に学ぶ」という良さが濃く出るコースだと感じています。

「令和の常識を学んで、社会に優しい大人になりたい」という気持ちを共通点として出会う、全国各地の、年齢もバラバラの人たち。週1回のレッスンで、お互いの職場や家族の事例やニュースで発見したことを、緊張せずに話し合うことができます。

少人数のクラスなので間違えても大丈夫ですし、日々感じている不安を少し打ち明けるのも良いかもしれません。

メディアリテラシー、多様性や平等、性的マイノリティ差別… 「知らないといけない、でも誰かに尋ねるのは難しい」という内容を詰め込んだ本コースなら、Classmate認定ガイドと一緒に、安心して学んでいくことができます。

知らないからこわい、興味がない、学んだところでどうなるのかわからない。

だからこそ、一歩足を踏み入れて欲しい。

人に優しくなりたい、社会にいいことをしたい、そう感じる方に「知」を。


みんなゼロからのスタートです。

わからないことは当たり前。


知ることで、優しくなれる未来を一緒に創りませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?