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CLASS GLASS ARTIST 02:池本 美和

はじめまして。池本美和です。本市に制作拠点を移して20年目を迎えます。当時は工房も設立されておらず、まさに制作場所から作り始める0からのスタートでした。今では、ガラス造形作家も増えて、ガラスのブランド化、CLASS GLASSの新たな物語の始まりにとても期待しています。

◇ 山陽小野田の魅力とは?
やはり何と言っても「きららビーチ焼野」から眺める海と夕陽の美しいロケーションです。夕陽は「日本の夕陽百選」に選ばれるほどの美しさで、周辺にはフェニックスの木が植えられており、リゾート地のような雰囲気が漂っています。なかでも日没前後に太陽が赤やオレンジ色に輝くマジックアワーとよばれる時間帯が最高にきれいです。季節や天気によって、いろいろな表情を魅せてくれるので、ガラス作品を制作するうえでも、この素晴らしい景色に大きな影響を受けています。

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自身の作風や制作への想い
私は命の源となる「水」をテーマに制作しています。ガラスは物性的には「過冷却の液体」と定義されていて「水」と「ガラス」は極めて近い関係にあります。作品を作り始めた20代の頃から「池本」という名前の漢字部首「さんずい」=「水」に着目し、これから人生をかけて自分のルーツを探るガラス旅(制作)をしようと試み、現在も神秘的な生命感を追求する制作を心掛けています。

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◇ CLASS GLASSでの活動に向けて
CLASS GLASSを通して、作家が手作りする温かさやガラスアートの持つきらめきを、その場所、その地域でしか体験できない付加価値を生み出す提案として同時に企画していきたいと思っています。

Profile
池本 美和
IKEMOTO Miwa

1972年 広島県生まれ
1997年 富山ガラス造形研究所 造形科卒業、富山ガラス工房勤務
2001年「 第1回 現代ガラス展 in おのだ」準大賞 受賞
              「 第19回 朝日現代クラフト展」準グランプリ賞 受賞
銀座レカン・シャンデリア、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート、マンダリンオリエンタルホテル浦東上海のガラス壁画プロジェクトなど、国内外の建築空間やパブリックスペース等に設置するアートワークやテーブルウェアのガラス収蔵作品を手がける。現在、池本美和グラススタジオ代表、きららガラス未来館 講師、山陽小野田市芸術文化アドバイザーを歴任、日本ガラス工芸協会会員。