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【受験記】試験問題バージョンアップ後のCCNP ENCORに合格しました(2023/09)
初めまして。株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部のOと申します。
CCNP ENCORですが、ここ最近でシミュレーション問題が出題されるようになったみたいです。
実際に2023/09に私が受験した際にもシミュレーション問題が出題されましたので、それを踏まえてのスコアや感想を書いてみたいと思います。
シミュレーション問題が出題されるようになる前に、弊社の別の社員がENCOR試験を受験した際の受験記(2022/11)も公開しておりますので、よろしければそちらもご確認ください。
試験結果
【受験日】2023年9月13日
Architecture 73%
Virtualization 80%
Infrastructure 87%
Network Assurance 70%
Security 70%
Automation 87%
試験終了時に表示される画面と、試験後に印刷してもらえるスコアレポートには、各項目の正答率のみが記載されていて実際のスコアはわかりませんでした。
学習期間
2022年の12月くらいから今年の夏の終わりにかけて、9カ月ほどだったと記憶しています。
ただ、9か月間ずっと勉強していたわけではなく、何となくダラダラと勉強する期間がしばらく続いたり、一切勉強に手を付けていない時期もありました。勉強していた期間だけを数えると5,6カ月くらいだと思います。
本腰を入れてガッと勉強したのは8月~9月にかけての1カ月と少しくらいです。
受験の動機
ネットワークエンジニアとして取得しておいて損は無いかなと思ったことと、勉強することで今後のキャリアアップにつながると思ったからです。
また弊社では取得した資格に応じて人事考課の点数が付与され、給料にも直結するようになっていますので、資格を取得することで給料が上がるならば…!という野心もありました。
弊社の人事考課やキャリアパスについては弊社のホームページにも記事がありますので、ぜひ覗いてみていただければと思います。
筆者の経歴について
受験した2023年9月時点で、ネットワーク系の設計構築現場での経験=Cisco機器に触れていた期間が半年弱くらいです。Cisco機器を実際に触ったことがない方でも合格することは可能とは思いますが、やはり経験があるに越したことは無いとも思います。
学習方法
シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験ENCOR(350-401)
Ping-t
上記に記載した書籍は、「白本」と呼ばれているものです。試験範囲の技術解説やコマンド、実際の構築例等が体系的に記載されており、個人的にはマストだと思います。
勉強の流れとしては、白本で一つのセクションが読み終わったら、それに対応する範囲のPing-tの問題を解き、コンボが100パーセントになったら次のセクションへ。基本的にはこれの繰り返しです。
CCNPイージスは、白本やPing-tの解説だけで理解しきれなかった内容を補完するくらいにしか活用しておらず、隅から隅まで読み切ったわけではないです。
数カ月かけてPing-t範囲を一周、(どうしても理解できない問題は捨てて)すべてコンボにしたら、初めのほうに勉強した内容の記憶が薄れていたので再度一周してみて記憶を固めました。その後Ping-tの模擬試験を行い、模擬試験の点数が安定してきたところで試験予約を行いました。
ご参考までに、下記に私のPing-tの履歴を記載いたします。
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また上記に加えて、Ping-tのコマ問も何周か解きました。2023年の夏前くらいからシミュレーション問題が出題されるようになったとの噂がネット上でちらほら散見されましたので…
後述しますが、本番では噂通りシミュレーション問題が出題されたので、コマ問はやっておいて良かったです。
シミュレーション問題については、Cisco公式ページに動画が載っていますので、そちらを見ていただければイメージが湧きやすいかと思います。
試験本番について
制限時間120分で92問?か93問?くらい出題されました。(シミュレーション問題がある分、問題数は少なくなっているのかもしれないです。)
ENARSIと違って素直に答えられる問題が多く、落ち着いて試験に臨むことができました。
事前情報通りシミュレーション問題も出題されました。IFモードでのOSPFネイバーの構築、EEMの設定、BGPネイバーの構築でした。
Ping-tのコマ問を完璧にすれば、あまり手こずることは無いかと思います。
HSRPかVRRPが出ると色んな方面から聞いていましたが、私の時は出題されませんでした。実機と同じくTAB補完と「?」が使えたので助かりました。
シミュレーション問題の最初の画面で、コンフィグ設定後にNVRAMに「自身で保存しなさい」とも「自動で保存される」とも意味が読み取れる怪しい日本語があり惑わされましたが、
私は念のためwrで保存して回答しました。
CCNAと範囲がカブっているSTP等のレイヤ2の内容や、(D&D、シミュレーション問題は除き)ルーティングプロトコルの内容はほぼ聞かれませんでした。
DNACやワイヤレス、SD-Access、セキュリティ、オートメーションの問題がかなり多かった印象です。
一番の懸念要素だったPythonは2問くらいしか出なかったのでほっとしました。
特にワイヤレスは、Ping-tや参考書でもちょろっとしか解説が無いような細かいところも出ました。
DNACのGUI画面を参照して、どの設定はどのタブのどの項目を弄る必要があるか?みたいな問題が数問出ました。
あとEIRPやSNRの計算式も覚えておくといいと思います。
私の場合、式だけ覚えて実際の計算問題は捨てていましたがそれだけでも大分変ってくると思いました。
ドラッグアンドドロップの問題も多かったです。オンプレとクラウド、VM型仮想化とコンテナ、OSPFとEIGRP、構成管理ツール、SD-WANコンポーネントのそれぞれの特徴、等だった気がします。
時間は最終的に15分くらい余りました。
NAやENARSIの時はぎりぎりでしたが、何故か今回はかなり余りました。
その他感想等
ネットワークの実務経験が半年ほどとCCNPを受験するには経験が多いとは言えなかったので、正直合格できるか不安でしたが何とかなりました。
本記事をここまで読んでくださった皆様にとって、少しでも参考になっていれば幸いです。
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