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ビッグボス新庄に期待しています
「監督と呼ばないで『ビッグボス』と呼んで!」
プロ野球日本ハムファイターズの新庄剛志新監督の言動が話題になっています。記者会見での発言に驚いた人も多かったことでしょう。派手な服装で登場し、のっけから「優勝なんて狙いません」などと言い放つ新監督に、会見に同席した経営陣も心中穏やかではなかったことと拝察いたします。
しかし、発言の端々からしっかり計算された意図や抱負を感じることができました。
「僕でいいのかなという思いの半面、僕しかいないなって」ちゃんと自覚しているし、「何気ない日常の積み重ねの上に優勝が見えてくる。その時は…」と優勝を狙う意欲も見せています。何よりも「日本ハムも変えていくし、プロ野球も変えていくという気持ちで帰ってきた」という台詞こそ、新庄新監督の真骨頂を表しています。
若手の選手たちが練習している秋季キャンプに、ユニフォームではなく赤や黒のジャージを着て現れたビッグボス新庄監督の振る舞いに、眉をひそめた人もいることでしょう。野球界の大先輩たちの中には、苦々しく思っている人もいるかも知れません。マスコミも「傾奇者」の登場に喝采を上げていますが、結果次第では来年の今頃「ビッグボス」叩きが新聞やテレビを賑わしているかも知れません。
ビッグボスの対極にいるのが中日ドラゴンズの立浪新監督です。こちらは就任会見で「髪型も含めてキチっとした姿でスタートする」と語っていました。選手たちは秋季練習のグラウンドには短髪に黒髪、ヒゲも剃り、身だしなみを整えて集合したそうです。穿った見方をすれば、二人の新監督は日本社会に残っている支配的な価値観と、これからの時代に求められる新しい価値観を具現しているのかもしれません。
「勝てば官軍」と言います。傾奇者が勝ったら日本の支配的な価値観を転換させるキッカケになるかもしれません。ビッグボス新庄、応援しています。(イデちゃん)