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在りし日に:テレビ番組のための対話⑦

【過去の記録◆2022年2月18日 No.2】

【在りし日に:テレビ番組のための対話⑦】

香取さん(K)「実際、あれですか。だって、本来、Claraさん、だって、ねぇ、装具いっぱい着けて……ねぇ」
Clara(C)「そうです」
K「本来、立ったり歩いたりできない……ね、状態なわけじゃないですか」
C「はい」
K「でも、これ使って、COGY使いはじめて、漕ぎはじめたら、なんかこう、身体能力って、なんか変わるもんですか?」
C「ものすご、変わってね。あの、主婦ですから、ごはんの用意するのに」
K「あっ、そうですよね。あ、そうか。Claraさん、主婦に見えない……ま、見えないってことないけど」
C「とても、きちっとしてます」
K「生活感があまり無い。でも、すごいですよね、ほんとうに。ぜんぶ、きっちりやってるんですよね」
C「と・て・も、きちっとやってます」
K「ふ~ん」
C「自分は外にあまり出られないから、自分のおうちはきれいにして、きちんとして、きもちよく暮らすのも健康にいいとおもうし」
K「ふ~ん」
C「こういう姿勢が、前に向かうの、これができないから、座って調理ができないんで、立つほうが楽なんですけど、立てないんですよね、長いこと」
K「はい」
C「それが、これを使うようになってからね、その、筋肉って、鍛えたら、わるい所の補助をしてくれますから」
K「ふーん」
C「だから、骨が多少、頼りなくても、筋肉がキュッてなって(骨の代わりに支えてくれる)」

◇写真は、2020年にテレビ放映されたドキュメンタリーの撮影中。香取さん~特定非営利活動法人『希少難病ネットつながる』理事長《2021年12月26日まで》が交互に足をあげていらっしゃるときには、以前、「足の裏が火傷をしたように痛む」とおっしゃっていたのを思い出しましたが、わたしはただ話し続けました◇

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