
在りし日に:テレビ番組のための対話⑫
【過去の記録◆2022年2月26日 No.3】
Clara(C)「で、リハビリやったら、いろいろ言われるんですよ。水中ウォーキングしなさい、とか」
香取さん(K)「あぁ~負荷ね、関節に負荷かけないでいけるかな、みたいなこと言いますよね」
C「く~~らい(暗い)気持ちになってくるんです」
K「そうなんか、そうなんだよな~。別に、ねぇ、水中でウォーキングしたくてやるわけじゃないもんね」
C「そうなんです。あのね、これ、せぇへんかったら、わたし、歩けんようになるんやな、って、ずっと考えているわけです」
K「はい」
C「そやけど、踊っているときってね、踊っていることしか考えてない」
K「はい」
C「これをしてたら取り返しのつかないことになるて言われてても、そんなん忘れてますしね? で、『どうだっ』っていう感じ」
K「むしろ、取り返しのつかないどころか、ねぇ?」
C「取り返してますっ」
K「機能が向上しちゃってますからね」
C「取り返してます。だけど、そういうのは無しにしたいでしょうね、お医者さんは、ね」
K「まあ~~そうですね、先生方の常識とか、いままでのね……自分が1回くだした診断とかって、やっぱり覆されるのは、ねぇ?」
C「覆してばっかり」
K「あまり気持ちよく……ないんでしょうね」
C「覆してばっかり」
◇写真は、2020年にテレビ放映されたドキュメンタリーの撮影中。香取さん~特定非営利活動法人『希少難病ネットつながる』理事長《2021年12月26日まで》と、「COGY(足こぎ車いす)」だと並んで進めるから会話ができるのです◇



